ニューヨークのラジオでよく流れる曲に1970年代のイーグルスが歌ったホテルカリフォルニアがある。ラジオからこの曲のイントロが聞こえてくると、乾燥した砂漠の真っ直ぐな道をランドクルーザー60で片腕を外に出して窓から風を巻き込みながら走っている光景のドラマを思い出す。実際にアリゾナ、ネバダ、カリフォルニアの乾燥した砂漠地帯のフリーウェイを走行している時にホテルカリフォルニアがラジオから流れてくると心身共に共鳴する、そんな体験をする。この詩を書いたメンバーのドン フェルダーのインタビューの中で彼が語った当時の情況と心境にこの歌の本質が読み取れる。イーグルスの構成メンバー達はアメリカのあちこちからやって来てカリフォルニアで出会い集った。このシンプルな当時の若者の行動、夢を追ってそれを叶える為にやって来た土地がカリフォルニア(ロサンゼルス)であった。その状況を謳って書いたのがホテルカリフォルニアという曲の本質である。イントロが流れると何処にいたとしても気持ちはカリフォルニアに向い、誰もがそこに夢を見るのだ。
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