冒険家の三浦雄一朗氏が南米の最高峰アコンカグアの登頂を断念された。ドクターストップではあるが非常に勇気のある決断であると思った。標高6千メートルの薄い酸素の中で最終アタックは更にそこから1千メートル近い標高差の縦走であるが、それがどれ程体力を要するものなのかは想像を絶する。今回の三浦氏の功績は年齢を重ねても挑戦する姿勢を示し続けた事に意味があり、年齢と挑戦という実績は馬の目の前にぶらさげられた人参の様に日本人の高齢の価値観に影響を与える事になるであろうと感じている。
ニューヨークでは今厳しい寒波が停滞している。日中の最高気温は氷点下10℃、朝晩は氷点下15℃以下に下がる。湿気が凍て付いたランドクルーザーのドアの鍵は容易には回らず、ドアノブを引いてもドアはスムーズに開かない。強く引くとバキッという音と共に壊れるかの様にドアは開いた。そんな寒波の中でもチョークを引いてアクセルを数回ポンピングしてイグニッションを回すとバッテリーが目覚め2Fエンジンは力強く目覚める。10分近く暖機を行ってからおそるおそる走り始める。この寒波はもう暫く停滞しそうだ。今日はまた風が特に強かった。寒波の中で古いランドクルーザーを駆って出かける事は冒険に出かける様な気分である、老機はまだ健全である。
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