来週からサマータイムが始まり時計の針が一時間進む事になる。このサマータイムの始まりという区切りが、冬の終わりを意識させ様々な活動のスイッチをいれるのである。最後の冬時間の休日の早朝、辺りが明るくなり始めたと同時に2Fエンジンを温めた。維持の為の週末のドライビングであるが、ついつい調子に乗ってニューヨークの摩天楼が眼中に広がるホーボーケンの高台まで足を伸ばした。ロクマルを降りて高台に立つと周りには誰一人おらず、冬の名残を感じる冷たい風が頬に当たる。ポケットに手を突っ込んだまま無心で暫く広大な光景を前に立って酔っていると、目の前の高層ビルの隙間が赤くなりあれよあれよと太陽が昇ってきた。先程まで静かであった光景が急に賑やかになった。沈黙は破られ陰の情景が陽へと変わり陽気によって欠けた心の隙間が満たされるようでもあった。
春はあけぼの、マンハッタンミッドタウン
春の曙、マンハッタンダウンタウン
マンハッタンを背景に昇る朝日に活力をもらってきた感。自宅に戻ると辺りはすっかりと明るい爽やかな朝となっていた。ロクマルを降りて今朝のエクスピュリアンスのアーカイブを整理してみると、景色が最高だった < ロクマルの運転楽しかった。である。素晴らしい景色を楽しめたのはロクマルの調子を維持する為に、人の移動の少ない休日の朝にロクマルを駆ったからである。つまり、このロクマルが無ければ今朝の景色も目にする事はなかったという事になる。ロクマルの維持とは時には、なかなかいい経験をさせてもらえるのだ。
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