ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

スコットランド旅日記(その12)

2009年08月30日 | スコットランド旅日記
【 ロバートおじいさん 】

ゲール語大学での歌のサマーコースが終わり
約1週間滞在した大学を後にして、
ローカルバスに乗り込みました。

ローカルバスでスカイ島の大きな町へ出て
そこから、長距離バスと電車を乗り継いで
(鉄道好きなのです・・・)
空港があるグラスゴーまで、
宿はその日に決めるという、久しぶりに行き当たりばったり的な旅。

大学前のバス停でローカルバスに乗ると、
2つ目のバス停でひとりのおじいさんが乗り込んできました。

私を見ると、私のほうへ近づいてきて
「ニホンジンデスカ?」と、日本語で話しかけてきました。

「ほえっ??? あっ、はい。日本から来ましたっ!」

いきなりスコットランドのど田舎で
日本語を話すおじいさんに遭遇して、あたふた・・・

「ワタシハ、ヘイセイ7ネンマデ
  ニホンノダイガクデ、エイゴヲオシエテイマシタ。
  アナタ、コンナトコロニ、ナニシニキマシタカ?」

このおじいさんとバスの中で話してみると・・・
このおじいさん、ロバートさんは平成7年まで20年近く
日本のいろいろな大学で英語を教えていたとのこと。

70歳で大学を退官し
おばさんが住んでいたスカイ島の家に移り住んだそうです。
御年83歳。

私がゲール語大学に歌のコースを受けに来たというと、
日本の歌をたくさん知っているよ~と、
バスの中で、突然、「月の砂漠」を歌い始めました。
(↑しぶい・・・)

日本のことが大好きだったみたいで
今でも長野県で買ったジャンパーを着ているとか
日本で使ってた家具をそのまま持ってきたとか・・・

「ワタシハトシヨリデス。
 トシヨリハ、ハヤクシニマショウ!」

「そんなこと言わないで下さいよ~。
  どうぞ長生きしてくださいね・・・」

バスの終点で降りた私とロバートさん。
ロバートさんは私をツーリストインフォメーションへ連れて行ってくれ
「カラダヲキタエマス!」と言って、ジムへ。

そのロバートさんの後ろ姿を見送りながら
なんだか・・・世の中不思議な「めぐりあわせ」・・・だな~と。

あんなめちゃくちゃ田舎のローカルバスの中で
日本に長年住んでいた人に遭遇するなんて!
それも、バスが1本違っていたら
遭遇はしないのですから。。。

ほんとうに、世の中ふしぎな「めぐりあわせ」の連続なのですね。
コメント
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