この日はさくらの里山科において、横須賀警察犬訓練所から戻ってくる文福(ぶんぷく)達を含め、飼育犬への今後の対応についての説明会が開催されました。
まずは施設長さんから、今回の訓練所へ行くことになった経緯や今後の対応等の説明があり、そして訓練所のトレーナーさんによるレクチャーへと進みました。
講師は進藤美智子トレーナー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/93/a9c9367ca94a91348944b276992ad7a8.jpg)
進藤トレーナーは、FM Yokohamaで毎週土曜日16:00~放送されている「ROUTE847」ハマポチコーナーでお馴染みの進藤綾乃さんのお母様でもあります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
ブンちゃんは、四カ月に渡る訓練所生活ではとても落ち着いた日々を過ごし、自らケージに入ることも出来るようになったのだそう。やや肥満傾向にあったボディーもスリムになっているそうです。
面会に行った職員の話では、まるでパピーのように可愛らしい表情が見られたのだとか。
進藤トレーナーによるブンちゃんの印象は、
・常に仕事をしているためオンとオフが必要(寝る時間、休息の時間が必要)
・ボクは強いと主張したい
・お尻を叩いて何かをする種ではない
・飼い主を守ろうとし、そのため、ときに自分が上位だと思ってしまう。
そのため、
・夜はケージに入れるなど安息できる環境作り
・一般家庭ではないため、接し方に工夫が必要
・犬はピュアな子供のいうことの方に従う傾向もあるため、無言で無心に接することも大切。
・手を繋いでないとどこかにいってしまう子供と同じ感覚でいてほしい
・人間が上位で犬を守ってあげるよという行動を示す
これらは他の犬にも当てはまる部分があり、また、犬達は避妊・去勢していてもホルモン分泌があるのだそうです。
そのため関連するマーキング行為は我儘な縄張り意識であり、人の上位に立っての行動であるため、好きにあちこちへ排尿をさせないようにする。それらは匂い取りを伴うため、寄生虫や細菌を拾ってしまうばかりか、冬などは流行性下痢等にり患する恐れもある。
今後はマーキングさせず、2度程度で排尿を済ませるようにして欲しいとのお話でした。
この日はレクチャー内容を一部、動画に撮っておりましたが、訓練所側からは公開を差し控えてほしいとのこと。
しかし同時に、当日のレクチャーを聞きながら携帯にタイプしておりましたので、動画に収めてあった以下の主な内容をブログ記事にて公開することの了解を頂きました。
※動画に収めた進藤先生のお話の一部
猫は自分のパワーを自身で使うために充電することができるが、犬は人間のために手が加わっている歴史のある動物であるため、人間のために仕事をし、また、人に頼るDNAが組み込まれている。人の感情を読み取ることもできる。
そのため犬は人に愛嬌をふりまくことができるが、体調の悪い時でも人間のために仕事をしてしまう種の動物である。
それらがときにストレスとなり、個体により様々な行動に出ることがある。
ではいつ犬がストレスを抱えぬよう、休めることができるのかということを配慮し、一分一秒でも犬が休める環境を飼育する側が作ってあげてほしい。
特にこのような施設に飼われている犬は使役犬と同じ形態である。
北欧にある使役犬を育てる施設では、パピーから育て上げ、個々にあった場所へ配属されるが、この施設に迎えられた犬達は突然に今までと異なる生活を強いられ、慣れない環境で慣れない仕事をせざるを得ない状況に置かれてしまっているため、戸惑いやストレスも強い。
また、決まった時間に食事や散歩等をパターン化すると、その時間がずれたときにも大きなストレスとなる。
この施設にいる犬達を自分の家で飼っている犬と同じに接するのは、間違いであることを職員やボランティアは認識してほしい。
犬は人間ウォッチングが可能であり、ここの犬達はたくさんの人に接して生活している。
そのため、例えばこの人は飛びつくと喜んでくれるのに、この人は喜んでくれない。昨日は遊んでくれたのに、忙しい時は邪険にされる等々の戸惑いもあり、それらがストレスともなっているため、時間を一定にせず、可愛いから、疲れているからと自分の感情を入れず、皆が同じように接してあげてほしい。
ブンちゃんは週明けの月曜日に帰ってきます。
まだブンちゃんに会っていませんが、最初は可哀想だと思っていた長期に渡る訓練所行きも、このレクチャーを聴いて結果的に良かったと個人的に思います。
とても有意義なレクチャーであったとも感じております。
犬達と直接関わる関係者には、この日の参加者を含め、山科施設長からの文書が配布されています。当日参加できなかった関係者・犬ボランティアには後日、犬ユニットの職員から配布されることになっています。
また、今後、山科の犬達と関わる予定のあるボランティアさん達も、犬と関わる前に配布される文書を受け取り、ご一読され、理解頂いた上で接して下さるようお願いいたします。
さて、次の記事は、皆さまへ是非閲覧頂きたい山科ブログの紹介予定です。
まずは施設長さんから、今回の訓練所へ行くことになった経緯や今後の対応等の説明があり、そして訓練所のトレーナーさんによるレクチャーへと進みました。
講師は進藤美智子トレーナー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/93/a9c9367ca94a91348944b276992ad7a8.jpg)
進藤トレーナーは、FM Yokohamaで毎週土曜日16:00~放送されている「ROUTE847」ハマポチコーナーでお馴染みの進藤綾乃さんのお母様でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
ブンちゃんは、四カ月に渡る訓練所生活ではとても落ち着いた日々を過ごし、自らケージに入ることも出来るようになったのだそう。やや肥満傾向にあったボディーもスリムになっているそうです。
面会に行った職員の話では、まるでパピーのように可愛らしい表情が見られたのだとか。
進藤トレーナーによるブンちゃんの印象は、
・常に仕事をしているためオンとオフが必要(寝る時間、休息の時間が必要)
・ボクは強いと主張したい
・お尻を叩いて何かをする種ではない
・飼い主を守ろうとし、そのため、ときに自分が上位だと思ってしまう。
そのため、
・夜はケージに入れるなど安息できる環境作り
・一般家庭ではないため、接し方に工夫が必要
・犬はピュアな子供のいうことの方に従う傾向もあるため、無言で無心に接することも大切。
・手を繋いでないとどこかにいってしまう子供と同じ感覚でいてほしい
・人間が上位で犬を守ってあげるよという行動を示す
これらは他の犬にも当てはまる部分があり、また、犬達は避妊・去勢していてもホルモン分泌があるのだそうです。
そのため関連するマーキング行為は我儘な縄張り意識であり、人の上位に立っての行動であるため、好きにあちこちへ排尿をさせないようにする。それらは匂い取りを伴うため、寄生虫や細菌を拾ってしまうばかりか、冬などは流行性下痢等にり患する恐れもある。
今後はマーキングさせず、2度程度で排尿を済ませるようにして欲しいとのお話でした。
この日はレクチャー内容を一部、動画に撮っておりましたが、訓練所側からは公開を差し控えてほしいとのこと。
しかし同時に、当日のレクチャーを聞きながら携帯にタイプしておりましたので、動画に収めてあった以下の主な内容をブログ記事にて公開することの了解を頂きました。
※動画に収めた進藤先生のお話の一部
猫は自分のパワーを自身で使うために充電することができるが、犬は人間のために手が加わっている歴史のある動物であるため、人間のために仕事をし、また、人に頼るDNAが組み込まれている。人の感情を読み取ることもできる。
そのため犬は人に愛嬌をふりまくことができるが、体調の悪い時でも人間のために仕事をしてしまう種の動物である。
それらがときにストレスとなり、個体により様々な行動に出ることがある。
ではいつ犬がストレスを抱えぬよう、休めることができるのかということを配慮し、一分一秒でも犬が休める環境を飼育する側が作ってあげてほしい。
特にこのような施設に飼われている犬は使役犬と同じ形態である。
北欧にある使役犬を育てる施設では、パピーから育て上げ、個々にあった場所へ配属されるが、この施設に迎えられた犬達は突然に今までと異なる生活を強いられ、慣れない環境で慣れない仕事をせざるを得ない状況に置かれてしまっているため、戸惑いやストレスも強い。
また、決まった時間に食事や散歩等をパターン化すると、その時間がずれたときにも大きなストレスとなる。
この施設にいる犬達を自分の家で飼っている犬と同じに接するのは、間違いであることを職員やボランティアは認識してほしい。
犬は人間ウォッチングが可能であり、ここの犬達はたくさんの人に接して生活している。
そのため、例えばこの人は飛びつくと喜んでくれるのに、この人は喜んでくれない。昨日は遊んでくれたのに、忙しい時は邪険にされる等々の戸惑いもあり、それらがストレスともなっているため、時間を一定にせず、可愛いから、疲れているからと自分の感情を入れず、皆が同じように接してあげてほしい。
ブンちゃんは週明けの月曜日に帰ってきます。
まだブンちゃんに会っていませんが、最初は可哀想だと思っていた長期に渡る訓練所行きも、このレクチャーを聴いて結果的に良かったと個人的に思います。
とても有意義なレクチャーであったとも感じております。
犬達と直接関わる関係者には、この日の参加者を含め、山科施設長からの文書が配布されています。当日参加できなかった関係者・犬ボランティアには後日、犬ユニットの職員から配布されることになっています。
また、今後、山科の犬達と関わる予定のあるボランティアさん達も、犬と関わる前に配布される文書を受け取り、ご一読され、理解頂いた上で接して下さるようお願いいたします。
さて、次の記事は、皆さまへ是非閲覧頂きたい山科ブログの紹介予定です。