衣笠山でおさんぽ

 多頭飼いも最後の一頭となったヴァレンシア、ゆるゆるな日常を送っています。

守り続けたいもの

2016-08-26 13:50:46 | 衣笠山
毎朝5時のトイレ散歩時、今はちょうど、朝日が昇ってきて辺り一面に光の魔法をかける時間帯。

視界に入る山の稜線や家並みが順に秋色の印象深い景色に染まっていきます。


その2時間後の運動散歩は晴れていれば残暑厳しい強烈な陽射しが降り注ぎ始めていて、さらに高湿度の中を今朝は日影コースにルートをとり、100段以上の階段を上がって展望塔まで行ってきました。


行く気満々でエネルギッシュなEセターども

この道は日陰コースとはいえ、ときおり差し込む強烈な朝日のビームに、白いコートのスノウは溶けちゃいそうな写り。

午後から曇りの予報は本当だろうかというほどに今朝も青空が広がり眩しい朝でした。


ところで衣笠山へ上がる途中、桜道を手入れ中の桜守会のメンバー達がスノウに何度も声をかけて下さいました。

「スノウちゃん♪、ヴァレンシアちゃん♪」

あっちを向いたままなスノウ

照れ屋さんなのか、スノウは知らぬ人に声をかけられて、振り向きもしませんでした。

猟犬類であるため猫や小型犬は狙うけれど、怖がりでもある様子。大きな犬や大きな男の人が苦手。

いつもは閉じている自販機を開けて、商品を詰め込んでいる人を見ても、私の後ろに隠れてしまいます。

声がけに反応せずとも、スノウは老犬になるまで犬小屋の中だけで暮らしてきた犬。社会経験不足ということでお許しくださいね。


さて、運動散歩は犬に引き上げてもらいながら階段を上がり、展望塔から展望台へ抜けていきました。


展望台前広場には地元の方々や桜守会で必死に保護・手入れをしている老木「くらかけ桜」があります。

「くらかけ桜」の木は、手入れの成果でこの夏も暑い日々をどうにか乗り越え、紅葉しはじめたたくさんの葉を付けていました。


「くらかけ桜」の前にて


実は桜の名所でもある衣笠山の桜達は殆どが老木。毎年何本もの木が寿命で倒れていきます。先日の台風でも桜の大木がまた一本、倒れて消えていきました。

このままでは衰退著しく、時間の問題という現実。

たくさんのお金をかけないと再生は難しいとも聞いています。

いつまでも輝いていてほしい桜達。


衣笠山の桜を守るために活動している方々の苦労を思いながら、解決策が見つかるよう願わずにはいられません。

コメント (2)
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