昨日の朝散歩はいつもより時間を短縮。
最後の仕上げは未だにギンナン探しのボブとヴァレンシア
スノウはどさくさに紛れ、オンナの匂い嗅ぎ
私の歯科通院日であったため、衣笠山で勤務日に訪れるコースを一周した後、スノウだけを車に乗せて出発。
スノウは私の用事の際に連れ出すことが多く、この日も歯科診療が終わるまで、パーキングの車の中でおとなしく待っていてくれました。車で待たされたあとは、どこか楽しいところへ連れていってもらえると学習しています。(笑)
向かった先は、昔、田んぼがまだ使われていた頃に職場仲間に誘われセリ摘みに訪れたことのある野比海岸から山側に入った「かがみ田谷戸」。
取り付き付近に廃屋がある
ここは昔、病院の遺体安置所があったと言われている場所。
首つり自殺で有名だった松の木も私がまだ若い頃にはこのすぐ近くにあり、戦時中に使われていた近くの防空壕からはたくさんの遺骨が出たという話も伴い、心霊スポットとして知られるようになりました。
そういえば以前、この奥の田んぼで懐かしいセリ摘み体験をさせてあげようと、余計なことは何も言わずに母を誘ったことがありました。
しかし現地に足を踏み入れた途端に母が「この辺は嫌な感じがする」と言いだし、セリ摘みせずに場を離れたことがありました。
付近は街灯が全くなく夜はまさに真っ暗な場所でしたが、現在は住宅もちらほらと建ち、夏は蛍が生息するためシーズンになれば夜間でも訪れる人がいます。
谷戸は自然の宝庫
と、前置きが長くなりましたが、昼間なら地縛霊も出ないだろうと、魔除けになるスノウと共に谷戸をしばし偵察してみました。
荒れていなければ、そのまた昔に米軍の倉庫があったという久里浜の花の国や尻こすり坂という場所に道が繋がっているはずです。
入ってまもなく、スノウが立ち止まった瞬間にやや大きめな鳥が数羽、騒ぎながら奥へと飛びたっていきました。
鳥が逃げた方向を確認中のスノウ
田んぼらしき場所へ入り込んだスノウを呼び戻し、さらに奥へ進んだ場所で...
通路の真ん中
外出先では必ず、興奮のあまりデトックスかのように何度も排便するスノウ
田んぼらしき場所が終わると、通路は自然の中の獣道か踏み跡的になってきました。そしてこの看板が...
左側には小さな沢が流れています。
鳥が移動する音に反応中
しかしシダが重なり合い、場所によってはまるで雪庇のように空間を覆っているため、犬目線では判りにくい。そのため、この先でスノウは左に寄り過ぎて沢に転落。
スノウをチェックコードでしばし自由に歩かせるため、危険が無いかどうかは随時確認しながら先行させているため、そのようなことはこちらは予測済み。
状況が判らぬ水の中に落ちそうだと、這い上がろうとするものの滑って慌てるスノウ。
すかさず「大丈夫」と声がけし、カラーを掴み、レスキュー。これで私への信頼度もまた少しアップしたかしらね(笑)。
そしてさらに奥まで進み、
少し明るく開けたところへ出ると、右側に久里浜のゴミ焼却場の煙突から出ているらしい煙が見えてきました。
この辺りまで30分程の距離。まだまだ奥に進めそうですが、この日はここで引き返すことに....
スノウを呼び戻して戻る途中、再び泥にハマり、足を見ればもの凄いことになっている。おまけに身体をブルブルし、飛んでくる泥で私まで被害が深刻な状況に。(笑)
田んぼとどろどろ道で...
そこでスノウを故意に沢に落とし、しばし浸かってもらいました。
一瞬、驚いたスノウは悪霊がトリついたかのような表情になりましたが、すぐに本命の鳥のガサガサ音に反応。
ほらね、お仕事顔が魅力的
しかしまだ泥がお腹やわき腹のあちらこちらに付着しているため、このまま近くの海へ。
病院脇を通って間もなく、階段を下りれば野比海岸に出ます。
しかしこの海岸は砂浜が浸食され続けており、護岸工事のためにいけどもいけどもガードレールに阻まれ、降り口がありませんでした。
一部では歩道からは砂浜が見えぬほど浸食されている
そこで...
一部、フェンス下から潜り込める場所を発見
スノウにフェンス下から向こう側を指さし、「go」と声掛けしたものの躊躇していました。
そこで私が先行、声がけしながらチェックコードを引き、スノウを誘導。スノウ、嬉しそう。
これでもう1ポイント、私への尊敬カウント上がったかしら。
降りた場所からの砂浜からの景色はこのような感じ。砂浜のエリアが本当にかなり無くなってしまっています。
三浦海岸方向
久里浜方向
海岸に降りて、気持ち良さそうに走るスノウ。
そのまま波打ち際を海の中へ
しかし自ら海の中へ入ったのは、この一度だけ。
気持ち良かったのかしらね
しばし呼び戻しや、私の脇に戻る練習を行い、そしてまた降りてきたガードレールをくぐって、病院の敷地内から車を止めた場所まで戻りました。
野比海岸に降りれる唯一のフェンス下スペースはあそこだけ
谷戸と海の双方を楽しめるスペシャルな散歩に、スノウも満足してくれたかしらね。