旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

そして、雨のち晴れ

2008-02-22 | お手軽ケータイ日記
やっと観てきましたよ、『陰日向に咲く』。


先に観てきた人から「泣ける」と聞いてたのですけども


泣きました。

登場人物それぞれの心の内に思いをはせるたびに、涙がこぼれて止まりませんでした。


あるシーンだけ、騙されて泣かされたのが悔しかったですけど(笑)
うーん、ベテラン役者の技ですよね。
参りました!


私は原作を読んでないので、オムニバスで進行するストーリーにすんなりと入っていけました。

一つ一つの異なる話の流れが不思議な縁で繋がり、収束していく展開には、若干のわざとらしさを感じながらも、最後の後味はとても爽やか。

台風一過の翌日、太陽の陽射しに思わず笑顔を浮かべる人たち。
太陽の光は、幸せいっぱいな人の上にも、落ち込んでいる人の上にも、どんな人の上にも、平等に温かく降り注ぐ。

どれほど涙を流しても、見終えた後は、心がほかほかといい気分になれる映画でしたね。

ただ、エピソードが細かく分断されるので、オムニバスだということを理解しないで見ると、混乱するかもしれないです。

個々のストーリーを最初から無理に関連付けたりせずに見るのが、この映画を最後まで楽しむコツですね。


それにしても、岡田君は本当にいい役者になったなーと、今回の役を見てつくづく思いました。
一つ一つのシーンで見せる表情がとても繊細で、カッコよさを徹底して排除した末のカッコ悪さがとてもリアル。


うん

観てよかった。



そろそろ原作も読んでみよっかな。