


今宵の一枚は、Jack DejohnetteのALBM ALBU。録音は1984年6月、レーベルはECM。奇妙なアルバムタイトルだが、輪をかけてジャケットが変。Jackの家族だろうか。?失礼ながらおよそ間が抜けた写真で、およそJAZZのジャケット写真には似つかわしくない、と思うのだがどうだろうか。?外見も掴みどころがないが中身はさらに混沌。3菅編成だが、どうもバラバラな演奏に聴こえてしまい、グループ全体での統一感がない気がする。曲もFreeのようでもあり、一瞬weather report的なフレーズあり、カリプソありで、サッパリわからん。それほど聴きにくくはないのだが。B面最後のzoot suiteがお勧め。三菅編成の曲はたしかに難しい。僕の感性が鈍いせいもあるがピンとくる演奏に合うことが、まずない。管楽器使いが上手いのは、Carla Bley。彼女のsoundが好きだ。
偏見が強いせいかJack=Keithとのstandard trioがまず頭に浮かんでしまい、その印象が強すぎるのかもしれない。
悠雅彦のライナーノートも何がいいたいのかサッパリわからん。屁理屈捏ね繰り回すしてる感ありあり。
録音は平凡。いかにもECM soundでこういった演奏には合わない気がする。音が平板でメリハリに乏しい。
personnel
Jack Dejohnette(drums,key,syn,guitar)
Howard Johnson (tuba, baritone saxophone)
David Murray(tenor saxophone)
John Purcell(alto saxophone and soprano saxophone)
Rufus Reid(bass guitar and double bass)
side A
1.Ahmad the Terrible
2.Monk’s Mood
3.Festival
side B
1.New Orleans Strut
2.Third World Anthem
3.Zoot Suite