アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

久々の新顔登場

2017年01月26日 00時52分38秒 | オーディオ





左がCD、右がSACD。とはいえ外観はまったく同じで判別つかず。


ボケてしまい見にくいが右がSACD。DSDの刻印が見えるだろうか。

今宵はオーディオ話。拙宅のオーディオ機器の中ではデジタル系の再生能力が今一つなところがあり、SACD/CDプレーヤーのアップグレードを考えていた。とりわけSACDの良さを再現できず悩んでいた。同一ソースで比べても違いがあまりわからなかったのだ。なんとなく違うなぁ、といったレベル。ソフトとしての将来も危なく、ハイエンドの機種はもはやSACD対応機種はほとんどないSACDプレーヤ。完全に見切られているようだ。DVDオーディオも全滅。おそらく5年もすると市場からSACDは姿を消す可能性、大である。

20~30枚しかSACDのソフトは持っていないが、十全に活用したい思いも募り、今回の導入となった。機種はESOTERICのSA-60。セパレート型や最新機種を買えるほど懐具合は豊かではなく、若干古いが当該機に落ち着いた。ESOTERICはSACDのソフトもリリースしており、製造中止になった機種とはいえ、まだメンテナンスに応じてくれるはず、と踏んだのも購入動機の一つだ。VRDSに代表されるメカ部分を製造する数少ないメーカーで、CDプレーヤーに関しては他社に比べてノウハウ豊富で専門メーカーとしての信頼度も高い。

で、肝心な音。これがたいへん。電源投入後2時間はダメダメで大枚叩いたのに、えらいモノ買ってしまったなぁ、と後悔頻り。音がコチコチで、スピーカーの周りしか広がらず固く冷たい音。電源ケーブルを3種類替え、2時間経過そして、3時間たつころには前任者(DENONのDCD SA10)と同等か上回る音になった。左右いっぱいに音が広がり、なにより奥行きが出て、ガッツのある暖かい血の通った音になった。やれやれ一安心。DENONとの一番の違いはSACDとCDの差が明確なこと。まったく同じソース(Wartz for Debby,Bill Evans Trio)、同一音量での比較だから間違いない。やっとSACDの真価が理解できた。物理的な容量の違いが明らかに音に反映している。

ピンケーブルは1,000円/M程度のカナレだし、電源ケーブルもさほど高級ではない。セッティングも煮詰めないといけないし、外部clockを使った音質向上もトライしてみたいな。
やること、やるべきこと山積みである。