歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

仙台の状況

2011-03-30 00:59:32 | 日記
仙台から戻って参りました。
あの状況、どう説明したら良いのか?
私も物書きの端くれですが、文章で表現出来ない。するに気にもならない。


若林区の仙台東部道路を越え、荒浜方向を見た時の光景。
一生、忘れないと思います。
その先に立ち入るどころか、その場に留まることさえ出来ない。


仙台市内。
ガソリンない。スタンドには夜中に無人の車をみんな置いて行く。
コンビニは大半閉まっている。セブンイレブンと一部のローソンだけ営業。
棚には整髪料、化粧品、ストッキング、それから震災前発売の雑誌だけ。
カレー弁当みたいのだけ時々入荷。すぐになくなる。


マック、吉野家など全国規模のチェーン店は休業。材料が入らないため。
地元の個人経営店だけが、在庫を使って営業。


スーパーに野菜ない。生物ない。卵、乳製品まったくない。
会った人が地震以来、生物口にしていないと。
仙台在住だった家族は、知り合いにこっちから持って行った物資を届けた。
私も渡したものありますが。すごく感謝された。正直、戸惑うくらいに。
お世話になった会社に果物持って行こうと思ったのですが、止められました。
「あの人数の所に、一袋だけ持って行ったら大変なことになる」と。


その状況で私達が行ったらお茶を出してくれた地元の人々。
スバル日の出店様、大東建託仙台店様。
深い尊敬と敬意を表します。


報道が断片的なのは承知してますが、
仙台の真ん中であそこまでモノがないか?



智本光隆