夏の花。
こちらは花期が長くて、7月~9月。
別名を百日紅(ひゃくじつこう)とも言うから、
夏に限定OK? と、思うが、
俳句で晩夏の季語に振り分けられているし、
猛暑のこの時季、盛りなれば、
まず、夏の花代表で然りでしょうね。
咲き満ちて天の簪(かんざし)百日紅 阿部みどり女


又、花言葉は「雄弁・愛嬌・不用意・あなたを信じる」だそうで、
見て歩けば、
雄弁、愛嬌は、花の咲き具合から容易に納得。





「不用意」は、
猿もすべるほど、すべすべな幹肌から言われているようですが、
確かに他の木に見られない木肌ですね。
まあ、あの猿にしてとも思いますが、
樹木名は命名の妙かと気に入っています。
猿スベリ。
うんうん ですよね。
↓ 猿、ヘッチャラの幹です。

いまひとつ、「あなたを信じる」には、
調べて知りましたが、
悲恋物語が絡んでいるようです。
つまり、
原産地、朝鮮半島での物語。
ある王子が100日後の再会を約束して旅立ち、
その時を経て戻ると、すでに恋人は亡くなっていて、
埋葬地にサルスベリが1本生えていた。
そして、その木は長ーく咲いて、王子を慰めたとか。
百日紅の名前の由来もここからのようです。

花にも物語があったりして、
なんだか惹かれる花に変わりました。
UPです。