SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

雷鳴と稲妻

2022-07-12 21:56:00 | 日記
3時半頃、突然の雷と
大雨に吃驚して
目が覚めました。
轟音が30分以上
続いたでしょうか。


   ⚡⚡⚡⚡⚡

凄まじい雷鳴の中、
ヨハン・シュトラウスの
「雷鳴と稲妻」を聴いて
いました。(笑)
スリリングですが
本物の怖ろしい音とは
違って、何だか明るくて
ユーモラス。
しかも指揮者が
カルロス・クライバーの
エレガントな指揮でしたので
いつの間にか眠りに
落ちていました。

   💤💤💤💤💤

19世紀、フランス大革命に
よって起こった自由思想の
波はヨーロッパ各国に
広がっていき、
ナポレオンが大帝國建設を
夢みて暴れ回っていました。
妙なことにウィーンでは
立派なダンス・ホールが
建設され、市民たちは
ワルツがなければ
夜も昼も明けないありさま。

   🍾🍾🍾🍾🍾 

ウィンナ・ワルツと言えば
ヨハン・シュトラウスですが
この名前の音楽家は
二人いました。

"ワルツの父”ヨハンと
その息子の"ワルツ王"ヨハン
です。

ヨ―ゼフ・ランナーと
シュトラウス一家によって
ウィンナ・ワルツの形が
作り上げられていきます。

“ワルツの父"ヨハンは
酒屋に生まれたのですが、
幼い頃にヴァイオリンを
手にしたことで、
音楽の道に入るのです。
彼はヨ―ロッパの宮廷の
舞踏会でしばしば演奏して
いました。


父ヨハンには
4人の息子がいました。
ヨハン2世、ヨ―ゼフ、
フェルディナンド(早逝)
エドゥアルトです。

“ワルツ王”ヨハン2世が
一家の栄光の中心になって
いくのですが、
彼はワルツを発展させ、
豊かな内容を持つものに
していきました。
ゆったりとした導入、
多様な展開、華やかな旋律。

ウィーンのワルツの中で一番
有名な「美しく青きドナウ」は彼の作品です。
これを聴いたブラ―ムスは
「私にはこんな華麗な音楽は
作れない」と言ったと
伝えられています。




ヨハン2世は500近いワルツ
ポルカ・行進曲・ギャロップを作りました。
有名なオペレッタ
「こうもり」は20世紀を前に息切れした社交界を描いた
ものです。



ヨハン・シュトラウス2世像



   ⚡⚡⚡⚡⚡

ヨハン・シュトラウス2世の
「こうもり序曲・雷鳴と
稲妻・シャンペンの歌」

カルロス・クライバー指揮