プレミア・バレル・セレクションと名付けられたラフロイグの
11年物。
英語で色々書かれていますが、可笑しいと思ったのはシングル
バレルの11年熟成でアルコール度が46度になるか?という
ことでした。
確かにテイストはバーボン樽で、一般的なラフロイグの印象を
大きく覆す甘ーいバニラ風味のウィスキーに仕上がっていますが、
ラベルの最下部には384本ボトリングされたと印字されてい
るので、なにをどう考えても辻褄がありません。
これは要するに加水したということでしょう。シングルカスク
という言葉の定義の隙間をつく一本ということです。
ここで、私がこの記事を書く理由としては、蒸溜所の名前だとか、
ラベルのデザインだとか、熟成年数だとか、挙句の果てには
シェリーがどうとか、そういう一切合財の第一印象と、実際の
味覚には完全一致がないということです。
むしろ、酒という嗜好品の原点に立ち返ったとき、飲み物と
して美味いかどうか。その美味いものをどのように作るか、
というプロセスとノウハウにこそ一番の価値があるのであって、
それを直視して味わうことが一番美味しい飲み方ではないか、
ということにつきます。
私自身、ついいつもの癖でラベルを読んで製造の中りをつけ
ようとしたのですが、そのセオリーを大きくうれしい形で
裏切ってくれた一本です。何事も素直に受け止めてみるという
ことが、いかに大切かを反省させられました。
もちろん、大人の美味しいお酒として飛び切り上等です。
それでは、よいゴールデン・ウィークをお過ごしくださいませ。
11年物。
英語で色々書かれていますが、可笑しいと思ったのはシングル
バレルの11年熟成でアルコール度が46度になるか?という
ことでした。
確かにテイストはバーボン樽で、一般的なラフロイグの印象を
大きく覆す甘ーいバニラ風味のウィスキーに仕上がっていますが、
ラベルの最下部には384本ボトリングされたと印字されてい
るので、なにをどう考えても辻褄がありません。
これは要するに加水したということでしょう。シングルカスク
という言葉の定義の隙間をつく一本ということです。
ここで、私がこの記事を書く理由としては、蒸溜所の名前だとか、
ラベルのデザインだとか、熟成年数だとか、挙句の果てには
シェリーがどうとか、そういう一切合財の第一印象と、実際の
味覚には完全一致がないということです。
むしろ、酒という嗜好品の原点に立ち返ったとき、飲み物と
して美味いかどうか。その美味いものをどのように作るか、
というプロセスとノウハウにこそ一番の価値があるのであって、
それを直視して味わうことが一番美味しい飲み方ではないか、
ということにつきます。
私自身、ついいつもの癖でラベルを読んで製造の中りをつけ
ようとしたのですが、そのセオリーを大きくうれしい形で
裏切ってくれた一本です。何事も素直に受け止めてみるという
ことが、いかに大切かを反省させられました。
もちろん、大人の美味しいお酒として飛び切り上等です。
それでは、よいゴールデン・ウィークをお過ごしくださいませ。
感謝!