青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

深海2017

2017-08-11 07:57:27 | 日記

国立科学博物館で開催中の特別展〈深海2017〉に行ってきました。
2013年に国立科学博物館で開催された〈深海―挑戦の歩みと驚異の生きものたち―〉から4年ぶりの深海をテーマとした特別展です。

地球上に残された最後のフロンティア、深海。
その全貌は僅か数パーセントしか解明されていないと言われています。今回の特別展では、深海生物が解き明かす地球生命の進化や生態、超深海と呼ばれる最深部の生命圏、海底下で起こる巨大地震のメカニズムや海底資源などについて、深海研究の最新の成果が展示されていました。

〈ZONE1「第1章」深海とは〉は、どこからが深海?深海はどんなところ?がテーマ。
深海の水圧でつぶれた金属バットやカップ麺、「しんかい6500」用の試験耐圧殻などが展示されていました。


「しんかい6500」用の試験耐圧殻。チタン合金製です。


深海底の砂やマリンスノーなどの堆積物。
堆積物の中身は、海域や水深の違いによって様々です。


ZONE1とZONE2の間の〈生物発光シアター〉は、今回の特別展の見どころの一つです。
発光する深海生物が何のために光るのか?どのように光るのか?の解説が、生物発光映像と深海生物の標本とともに紹介されています。
映像は撮影不可でした。


デメニギスは、今回の展示で一番楽しみにしていた生物の一つです。大きな生物だと思っていたので、掌サイズだったのには驚きました。






〈生物発光シアター〉で展示されていた生物は、卓上サイズばかりでしたよ。深海生物と言えば巨大、と思いこんでいた私は、ラヴクラフトにちょっぴり脳を犯されているのだと思います。深海生物の見た目って、本当にクトゥルフ神話の神々みたいですものね。
このコーナーは、暗い室内にいくつも置かれたシアターで深海生物の光る姿の映像が流されているので、まるで深海にいるみたいな気分を味わえました。


〈ZONE2「第2章」深海と生物〉。




「水深ごとの深海生物図鑑」では、深海生物の標本を200~1000m、1000~3000mなど深さごとに分けて展示していました。




「喰う・喰われる」では、深海生物が喰うため・喰われないためにどのような工夫をしているのかが紹介されていました。












「巨大生物」では、巨大化の謎を巨大生物の展示と共に紹介しています。
娘・コメガネ、ダイオウイカとの2ショットにご満悦。




水深6000mを超える超深海を調査するために探査機も展示されていました。
上は「フルデプスミニランダー」。下は「江戸っ子1号」。

深海4Kシアターでは、4Kスーパーハイビジョンによる深海生物の映像を上映していました。


〈ZONE3「第3章」深海と巨大災害〉〈ZONE4「第4章」深海と資源〉〈ZONE5「第5章」深海と地球環境〉〈ZONE6「第6章」深海を調査する機器〉は、主に深海探索に使用された機器や調査船、採掘されたエネルギー資源、鉱物資源に関する展示ゾーン。
この辺りに来ると、それまでの混雑が嘘みたいに人の数が減り、見学しやすくなりました。ZONE1、ZONE2は大混雑で牛歩状態でしたから…。
私の夫が海洋関係の仕事をしていて、「ちきゅう」にも乗ったことがあるので、夫に解説してもらいながら見学しました。


生息深度による形態の変化。
同じ種でも生息深度によってこんなに大きさが変わるのですね。


鱗片状構造。
主に粘土鉱物からなる断層がすべると、粘土鉱物が砕かれ、魚の鱗が積み重なったような構造を示すことがあります。表層はしばしば断層運動に伴う摩耗で磨かれ、光沢をもっています。一部、触ることが出来ました。ツルツルです。


黒鉱養殖装置。


地球深部探査船「ちきゅう」の模型。
2005年に就航した、海洋開発機構所有の世界最大の科学掘削船。地震発生帯や海底下生命圏などの研究航海を行っています。将来的には、前人未到のマントル掘削を行うことが期待されています。
海底下に眠る石油や天然ガスを掘削する掘削船の性能に加え、X線やCTスキャナ、微生物研究室、地磁気測定室などの高度な分析ができる研究施設を持っています。


作業着。


海底広域研究船「かいめい」の模型。
「かいめい」は、2016年に竣工されました。海底資源の分布など、海底の広域調査を行うとともに、鉱物・鉱床の生成環境を捉える最新鋭の研究船です。汎用研究船としての機能も兼ね備え、気候変動の研究、地震や津波の研究にも貢献しています。


有人潜水調査船「しんかい6500」。


有人潜水調査船「しんかい6500」耐圧殻内部(実物の1.5倍のサイズ)。


お土産は図説とカニ。
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ヨコハマ恐竜展とカップヌードルミュージアム

2017-08-08 08:50:13 | 日記

パシフィコ横浜で開催中の〈ヨコハマ恐竜展〉に行ってきました。

入場して最初に通るコーナーは、〈恐竜研究室〉です。
ブラックヒルズ地質学研究所(米・サウスダコタ州)の特別協力による恐竜の化石が展示されていました。




まずはいろんな恐竜の化石がテーマに沿って展示されていました。




皮膚や糞、足跡、卵の化石もありましたよ。


アロサウルスとティラノサウルスの足の比較。頭部の比較も展示されていました。


始祖鳥。
始祖鳥は、恐竜と鳥類との関係を語るときに一番に想起される存在です。ダーウィンが『種の起源』で、系統的に近縁なグループの間には、中間の特徴をもった種がいるはずだと主張しているとおり、始祖鳥の骨格には、鳥類と爬虫類が近縁であることを示唆する特徴がいくつか確認されています。
恐竜と鳥類の具体的な関係についての図説もありました。叉骨問題についても触れられていましたよ。


恐竜と同時代を生きたほかの生き物の化石。

〈恐竜研究室〉の展示は、時代の流れや発見された地域より、異なる種族の比較検証に重点を置いて展示されているように感じました。恐竜学は日進月歩ですが、パネルの説明文は最新のデータに基づいていると思います。チビッ子たちがどこまで目を通しているかはわかりませんが。

しかし、何と言ってもこの企画の目玉は恐竜の全身骨格の展示です。恐竜の発掘作業において、一体の骨格が綺麗に発見されるのは稀なこと。大変贅沢な企画ですよ。
ティラノサウルス・スタンとトリケラトプス・ケルシーの全身骨格は、向かい合わせで展示されていました。まるで対決しているみたいでしたよ。二体一緒に撮影したかったのですが、間隔が結構空いていたのでうまく一枚に収めることが出来ませんでした。


ティラノサウルス・スタン。
現時点で最も新しく、最も正確な姿で再現されたティラノサウルスです。


トリケラトプス・ケルシー。
これまで発掘されたトリケラトプスのなかでも、特に保存状態が良いトリケラトプスです。


トリケラトプス・レイモンド。


オルニトミモサウルス類の一種。


恐竜の森のコーナーでは、動き吠える恐竜の模型が17体展示されていました。チビッ子たちは、こういうの好きだと思います。








つば吐き恐竜と注意書きされている模型は正面に立つと、水鉄砲みたいに水を吐きます。わが娘・コメガネも顔面にまともに浴びて眼鏡がビショビショになっていましたよ。


恐竜FUNランドでは、有料(400円)4種類、無料1種類のゲームが楽しめます。
コメガネは、「発見洞窟」と「ハマノサウルスの卵を探せ!」の二種類で遊びました。


「発見洞窟」は、お椀を使ってジェムストーンを探し出すアトラクションです。制限時間は二分。コメガネは、金魚鉢一杯くらい掬っていましたが、貰えるのは5つまで。


「ハマノサウルスの卵を探せ!」は、正解の恐竜の卵の重さを覚えてから、天秤を使って複数の卵の中から正解の卵と同じ重さの卵を当てるアトラクションです。不正解でも残念賞がもらえます。コメガネは残念賞。水につけたら8時間ほどで恐竜が出てくる卵の玩具です。


お土産は恐竜発掘セット。
付属のノミと刷毛を使って、石膏の中から恐竜の骨格を掘り出し、組み立てる玩具です。



〈ヨコハマ恐竜展〉を出てから、〈カップヌードルミュージアム〉に移動しました。


お昼ご飯は、三人ともフォー。


オリジナルのカップヌードルを作りました。
まずは、器にお絵かき。




中に入れるスープと具を選んで、職員さんに詰めてもらいます。
接着剤は一切使わずに熱だけで封をしていました。


エアバックに入れて完成です。
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記憶の書

2017-08-05 08:34:56 | 日記
ジェフリー・フォード著『記憶の書』は三部作の第二部。第一部『白い果実』で、〈理想形態都市〉が崩壊してから八年後の世界を描いている。

『白い果実』同様、翻訳は金原瑞人・谷垣暁美が手掛けているが、リライトは山尾悠子に代わって詩人の貞奴が担っている。
山尾悠子がリライト担当を下りたという時点で、半分くらい読む気が失せていたのだが、一応このシリーズの結末まで付き合おう、と気を取り直して読み始めた。…貞奴の文体は、悪くはないけど、良くもない。それでも、高名な金原氏の訳文のリライトということで、かなり努力していたのだなぁということは、あとがきを読んでわかった。あとがきの文章がとにかく読み難いのだ。この文体が貞奴本来のスタイルだとするなら、ご本人も述べているように、小説を書くのには向いていない。
やっぱり山尾悠子の硬質な文体がこのシリーズには合っていた。山尾さん、何で降りちゃったのだろう?遅筆だからか?


〈理想形態都市〉の崩壊から8年。
市外に逃れた人々が谷間に建設した集落は、〈旅人〉エアの故郷と同じくウィナウと名付けられた。
元観相官のクレイは、家族と共に〈彼の地〉へ旅立ったアーラを想いながら、薬草の処方をしたり、お産の介助をしたりして、静かに暮らしてきた。

ある日、上空で金属製の鳥がビロウの声で挨拶したと思うと、黄色いガスを噴射した。
ガスを吸った者はその場で昏睡し、いくら起こそうとしても目覚めない。クレイはアーラから貰った緑のヴェールで口と鼻をふさぎ、難を逃れる。
「眠り病」は、その場に居なかった者にも伝染し、集落全体に広がっていく。
クレイはビロウが解毒剤を持っていると考え、〈理想形態都市〉の廃墟へ向かうことを提案するが、同行を申し出てくれる者は一人もいなかった。その代わりに村人たちから、老いぼれ馬と痩せ犬、ボロボロのクロスボウを提供されたクレイは、まったく期待されていないことを感じて自嘲を禁じ得ない。それでも、薬草の袋、エアに貰った石のナイフ、干し肉少々、毛布、アーラから託された緑のヴェールを装備し、“自称勇者”は出立するのだった。

廃墟へ向かう途中、人狼の群れに襲われたクレイは意識を失う。
クレイは、「ビロウの息子、ミスリックス」と名乗る眼鏡をかけた魔物にビロウの住居に連れて行かれ、介抱された。ミスリックスの言うことには、ビロウは自らの作った黄色いガスを誤って吸い込み、「眠り病」にかかっているのだそうだ。ミスリックスはクレイに、解毒剤を探すために「浮島」に行って欲しいと頼む。「浮島」とはビロウの頭の中にある「記憶の宮殿」で、ビロウはそこに自分が記憶しておくべきことをすべて物の形にして置いている。したがって、そこにあるものは住人も含めてすべてが何かを象徴しているのだ。その中に、解毒剤を表している物があるはずだ、というのがミスリックスの見立てだ。

達人(アデプト)は、自らの記憶の中に宮殿を作る。その宮殿が記憶の中に根付いたら、次はそれを様々な物で満たす。それらの一つ一つが、必要な時にいつでも思い出せるようにしておきたい何かを表している。ビロウはこの方法で〈理想形態都市〉を設計した。そしてそれを珊瑚と鋼鉄で実世界に作り上げた。建築を構成する要素の一つ一つは、ビロウにとって概念や理論や経験など、記憶する価値のあることを物質で表現したものだった。しかし、「白い果実」を食べたことでビロウの脳内の「記憶の宮殿」が爆破され、現実世界の〈理想形態都市〉も破壊されたのである。

ミスリックスは人の頭に手を置くことで、その人の意識を転送することが出来る。
ミスリックスの導きで、ビロウの記憶の中の「浮島」に送られたクレイは、そこでブリスデン、ナンリー、ヘルマンと名乗る男性3人とアノタインという名の女性1人からなる研究者グループに出会う。ここでは、クレイは検体として彼らの元に送られてきたことになっているらしい。
四人の研究者たちは本当の人間ではなく、ビロウの想念の一部に過ぎないのだが、本人たちはそのことを知らない。彼らは、過去の記憶はないが、自分たちはどこか別の場所からビロウによって「浮島」に連れて来られて来た身で、外の世界には自分の本当の生活や愛する人たちが存在していると信じて疑わず、そこに戻る日を待ち望んでいる。

「浮島」の崩壊の時が近づいてきた。
その中で、クレイは研究者たちの協力を取り付けるために、「浮島」から脱出できた暁には、ビロウに会って彼らをこの島に来る前の生活に戻すよう説得する、と嘘をつく。クレイを信じた4人はクレイの脱出に協力するが、その中で3人の男性は次々と命を失う。

クレイとアノタインは、記憶世界で眠るビロウの化身の元に辿り着く。
クレイは、ビロウの眠るドームのそばで幻覚を見た。まず、ビロウの妹の死を目撃した。ヘルマン、ナンリー、ブリスデンは何れも、ビロウの人生に実際に登場した人物だった。ビロウが記憶の中から彼らを選び出し、それぞれにある概念を象徴させた理由は謎のままだったが。
三人の研究者たちに加えて、観相官だった頃のクレイもたびたび登場した。サイレンシオ、マターズ伍長、剣闘士にされたカルー、エアとアーラ、グレタ・サイクス、ウィンサム・クレーヴス、ピアス・ディーマー…その他、クレイの知っている人も知らない人も次々の登場した。

記憶の断片をつなぎ合わせると、ビロウとアノタインにまつわる一種の愛の物語が出来上がった。
妹に死なれたばかりの13歳の夏、ビロウは二度と戻らぬ決意で家を出た。窮迫したビロウは、スカーフィナティという年老いた男の召使として雇われる。スカーフィナティは科学と魔術の交差する分野で様々なことを成し遂げていた。スカーフィナティの屋敷には弟子のアノタインがいた。スカーフィナティに認められたビロウは、使用人から弟子になる。それから数年間というもの、富と権力を生み出すスカーフィナティの秘密のすべてを、ビロウは驚くべきスピードで身に着けた。最初はビロウのことを認めていなかったアノタインとも修行に関する意見を交換し合うようになって、やがて二人は愛し合う中になった。

ビロウとアノタインが20歳になった年。
スカーフィナティは、これからは二人一緒に授業を受ける必要はないと告げた。ビロウはこれまで通り、錬金術・哲学・数学を学ぶ。一方、アノタインには〈記憶の書〉を学ばせるとのことだった。
ビロウの心に嫉妬の炎が燃え上がる。〈記憶の書〉こそが、達人(アデプト)の奥義であることを知っていたからだ。〈記憶の書〉には、記憶に命を吹き込み、記憶を創造の原動力にする方法、記憶のシンボルとそれらが表す意味のリストが含まれていた。

ビロウは、今回のスカーフィナティの決定を自分が低く評価されたと受け止めた。
〈記憶の書〉の個人授業が始まると、ビロウは何とかアノタインから学んだことを聞き出そうとした。しかし、アノタインは一言も漏らしてくれないばかりか、詮索するならもうビロウとは会わないと言い放つ。
そこで、ビロウはスカーフィナティに、どうして私には〈記憶の書〉を学ばせてくれないのか、と訊ねた。それに対して、スカーフィナティは、ビロウはまだ準備が出来ていない、と答えた。

それ以降、ビロウは〈記憶の書〉について一切口にしなくなったが、心の中ではいつもそのことを考えていた。〈記憶の書〉を学び終えたらアノタインは自分とかけ離れてしまう。相手にしてもらえなくなるに違いない。そう考えたら気が狂いそうだった。正常な判断が出来なくなったビロウは、こっそりと〈記憶の書〉の1頁を切り取り、その紙に記されているシンボルを自分の「記憶の宮殿」の中に移植した。

その奇妙なシステムについて漸く何かをつかみ始めたある日、ビロウは自分の記憶世界がゆっくりと崩壊し始めていることに気が付く。それはビロウ自身に留まらず、アノタインとスカーフィナティにも思わぬ影響を及ぼしていくのだった――。


前作で改心したクレイであったが、傲慢な態度は鳴りを潜めたものの、快楽に流されやすいジャンキー気質は健在だった。
奇病に侵されたウィナウの人々を救うために、単身ビロウの「記憶の宮殿」に乗り込んだのは良いが、美女アノタインとの情事におぼれて、あっさりと目的を見失ってしまう。その後、追いかけてきたミスリックスに叱られて軌道修正するが、もはや彼に真っ当な勇者像を求めるのはアホらしいという心境になった。
今回、「記憶の宮殿」に入ったことでビロウの過去が明らかになり、クレイとビロウの二人が似た者同士だという印象がますます強くなった。二人とも愛されたいという欲求が強く、叶えられないと極端な方法で目的を遂げようとする。身勝手な男に愛されたことでアーラもアノタインも酷い目にあった。それでも、人相を変えることで性格を変えてしまおうと、勝手にアーラの顔にメスを入れたクレイに比べると、思いがけず深刻な事態になったものの、「記憶の書」のシステムを盗むことで、アノタインを繫ぎ止めようとしたビロウの方がまだ可愛げがあると思った。それに妹を失った直後や妹の霊を呼び出した時のビロウの様子から、どうしても彼に対する評価が甘くなってしまう。ウィナウに「眠り病」のガスを撒いた理由も、「ウィナウの連中を眠り病に感染させた後で私が登場し、連中を治療してヒーローになるためにな。」というバカっぽさ。その上、うっかりガスを吸い込んで自分も「眠り病」に罹ってしまうというマヌケぶり。自分の王国に〈理想形態都市(ウェルビルトシティ)〉なんて名付けるダサセンスも、スカーフィナティの言う通り噴飯物である。いろんな意味で少年の心を捨てきれない人なのだ。

最終章は『緑のヴェール』。
金原氏によると、次の主人公はクレイではないらしい。とは言うものの、このままクレイの出番がなくなるとは思えないのだが。
クレイが「眠り病」の特効薬である美薬を持ち帰ったものの、その副作用で混乱に陥ったウィナウはどうなってしまうのだろう?ウィナウを追われたクレイはリスミックスと共に〈彼の地〉に辿りつけるのだろうか?アーラとエアには再会できるのかな?
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ペンギン茄子

2017-08-01 06:04:51 | 日記
我が家の犬猫、凜・桜・蓬・柏を連れて動物病院に行ってきました。
猫ちゃん3匹の検査が目的だったのですが、8月分の凜のフィラリア予防薬もついでに貰っておこうと思いまして。
4匹纏めて連れて行くのは初めてだったのですが、車の中がシッポちゃんだらけで民族大移動みたいでした。動物病院の待合室でも注目の的になっていましたよ。猫!猫!猫!犬!!


凜は8.6kg。
若い頃は瘦せ型でずっと7kg台でしたが、ここ数年は8kg台で安定しています。只今換毛期中なので、部屋の掃除が大変です。


蓬は2.02kg。
うちに来て2ヶ月経ちましたが、体重が約2倍になりました。とても食いしん坊で、成猫の桜よりもたくさん食べます。


柏は1.76kg。
蓬に比べると食が細いので、その分発育が遅いです。

蓬と柏は大変な悪戯っ子です。
我が家のソファーは、以前から凜と桜が引っ掻いたり噛んだりするので、結構ボロボロだったのですが、蓬と柏が来てからは、二匹が中綿を引っ張り出すので、上に何か敷かないと座れたものじゃない状態にまで劣化しました。カーテンもよじ登るときに爪を引っ掻けるのであちこち解れていますし、プラスチック障子にも穴をあけられましたよ。コード類は、スマホの充電器3本とイヤホン1つとマウス1つの合計5本が噛み千切られました。他には、粉モノやきざみ海苔の袋を噛んで中身をぶちまけられたりとか、金魚とメダカの餌をまき散らされたりとか、色々被害に遭っています。


桜は3.46kg。
若い時は常に2.6kg前後だったので、若干中年太りっぽいみたいです。決して肥満体型ではないのですが…。


主人の友達が家庭菜園で採れた野菜をくれたのですが、その中に妙な形の茄子が混ざってました。ペンギンみたいで可愛い。天麩羅にしていただきましたよ。
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