まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都文化博物館「いつだって猫展」見てきました。歌川国芳の越中滑川大蛸?なんで猫?

2017年05月12日 | 京都市中京区

昨日、京都文化博物館で開催中の「いつだって猫展」を見てきました。展示は猫をモチーフとした江戸時代の様々な版画、歌舞伎役者絵、土人形、おもちゃなど200点を超えています。富山出身の私が一番注目したのは、歌川国芳の山海愛度図会(さんかいめでたいずえ)の越中滑川大蛸です。猫に顔を舐められて痛がっている女性の背景に滑川(なめりかわ)の大蛸漁が描かれた版画です。

なんで猫で滑川?と申しますと・・・山海愛度図会は、タイトルを全て「~たい」という語尾で統一し、浮世絵を通じて全国の名産品を紹介する全62枚のシリーズもので、その七が「ヲゝいたい 越中滑川大蛸」なんです。つまり、いたいは、猫のじょりっとした舌に舐められて痛い舐めるは滑川って事なんですね。(^^;)そして、滑川といえばホタルイカで有名なのですが、その昔はタコの産地として知られていたそうです。へぇ・・・。ちなみにそのあたりは滑川市立博物館のサイト【こちら】をご覧ください。*サイト内で版画の紹介がありますが収蔵品ではないです。

 

館内には、看板をはじめ、展示スペース以外にも顔出しパネルなどSNS発信のための設えがたくさんあります。展示の最後は自宅の猫を自慢するパネルなどもあります。(ここのみ撮影OK)

 

実際に、江戸時代の猫の着せ替え人形でも遊べます。現代風にマグネットシートで作ってあるので写真も撮りやすいです。昭和にはナメ猫ブームがありました。猫に服を着せるって斬新!って思っていましたが、すでに江戸時代にあったんですね~。すごい!

 

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/

いつだって猫展詳細は【こちら】6月11日(日)まで開催。2F総合展示室で開催中の「京都(うち)だって猫展」も楽しめます。

【おまけ】5月14日まで開催中の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」の展示会場の一つ、元新風館へ行ってきました。

 

知人から吉田亮人さんの写真を紹介されたので見てきました。写真家を志した時から撮っていた自身の従兄弟と祖母の2人暮らしの写真展示です。

 

80歳を超えた祖母を懸命に介護する孫(従兄弟)…しかし、ある日突然、孫は家を出て1年後に森の中で遺体で見つかります。孫の帰りを待ち続けた祖母も、遺体発見1年後に亡くなります。

  

祖母をひとり残して、23歳の若さで命を絶った孫…哀しい実話ですが、写真には生き生きとした二人の姿が映し出されています。私もおばあちゃん子だったので、いろいろと考えさせられた展示でした。

京都国際写真祭2017 http://www.kyotographie.jp/


「SNOOPY(スヌーピー)茶屋 京都・錦店」へ行ってきました!

2016年11月24日 | 京都市中京区

先日、錦市場にある「SNOOPY(スヌーピー)茶屋 京都・錦店」へ行ってきました。「PEANUTS」をテーマにした和カフェで、今年の8月にオープンしました。国内3店めで、他に、由布院、伊勢にあります。

錦市場の高倉通入口(大丸近く)から入ると、ほどなく・・・あります。1階には京都限定のスヌーピーグッズやお土産、お菓子などが置いてあります。なお、スヌーピーは、アメリカの漫画家、チャールズ・モンロー・シュルツが1950年から書き始めた漫画「ピーナッツ」に登場するビーグル犬で、作品の主人公チャーリー・ブラウンの飼い犬です。ちなみに閉所恐怖症なので犬小屋の上で眠ってるのだそうです。へぇ~。 

 

入口に順番待ちのための発券機があります。順番待たなくても、とりあえず発券すれば店員さんが、2階のお店から下りてきます。足元と階段にはスヌーピーの足跡が・・・。なんだか小さい気がしますが、ま、ビーグル犬(スヌーピーのモデル)なら、こんなもんかな。(^^;)

 

メニューは、スヌーピーがモチーフのものが色々あります。スヌーピーのオムライスもありましたが…卵の黄色いスヌーピーだったので…より完成度が高く感じたウッドストックの京風ハヤシライス(1,250円税別)をいただきました。ハヤシライスに、京野菜の素揚げがトッピングされています。味は、ま、見た目重視かな?でも、かわいいのでテンション上がります。(^^)V

店内は、和風モダン?な感じで、いろんなところに、スヌーピーのキャラがいます。以前ご紹介した、高台寺門前、二年坂のはろうきてぃ茶寮前ぶろぐ1】【前ぶろぐ2】と経営が同じ会社なので、キャラが違うだけで似ています。ただ、トイレや細部は、キティ茶屋のほうが凝っています。

 

他にも、京風御膳(1,980円税別)や、はろうきてぃ茶寮と同じく、キャラが浮いたカフェラテ(800円税別)などがあります。

 

SNOOPY茶屋 京都・錦店 http://www.snoopychaya.jp/ 


京都文化博物館“レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展”見てきました。

2015年09月04日 | 京都市中京区

先日、京都文化博物館で開催中の“レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展”を見てきました。メイン展示の絵画は、日本初公開の《タヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)》として知られる著名な16世紀の油彩画です。イタリアのフレンツェにあるシニョリーア宮殿(当時は政庁舎)の大広間の壁画で、時代を代表するレオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロが競作した戦闘画です。

2つの作品は、政庁舎の壁に、しばらく未完のまま残されていたらしく、当時、それを見た画家たちの模写のみが、現存しています。政庁舎には、のちに別の壁画が描かれているため、画家たちの模写から作品を想像するしかない幻の戦闘画です。ミケランジェロが描くはずだった「カッシナの戦い」は原寸大の下絵の模写が残されています。彫刻家として有名だったミケランジェロらしい、肉体美あふれる戦闘シーンが描かれています。レオナルドが描くはずだった「アンギアーリの戦い」は、絵の中心部分だったといわれる軍旗争奪の激しいシーンの模写がいくつか残されています。また、レオナルド直筆の戦闘画を構成する馬や騎兵の習作も残っています。

この展覧会は、美術的要素よりは、幻の名作の謎解き的な要素が強く、とても面白かったです。ポスターや、ちらしを見ていると、馬の身体の一部がなかったり、人物も複雑に絡み合っていてよくわからないな?って思っていたんですが・・・展示を最後まで見て、さらに上映されている謎解き映像を見てよくわかりました。知れば知るほど、この作品が、万能で知られたレオナルドらしい緻密な計算の基に描かれた絵であることを感じます。

他にも、関連する作品や、レオナルドが残した資料や発明品なども展示されています。

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 11月23日まで開催

入場料:一般1,300円 音声ガイド:540円  *所要時間は、音声ガイドを聞きながら作品を見て、映像を見て90分程でした。

観覧の前に、博物館内にある前田珈琲でランチを頂きました。なお、赤いレンガが印象的な京都文化博物館は、明治39年から昭和40年まで、日本銀行京都出張所として使われた建物です。お店は、銀行の金庫室だった場所です。

ランチ(ミートスパゲッティのセット:650円)を頂きました。ソースの味はあっさり、もっちり太麺です。ハーフサイズのスパゲッティにサラダと飲み物がついています。

 

飲み物は紅茶にしました。珈琲店だけどね・・・(^^;)

紅茶のカップに描かれたイラストがとってもかわいいのです。バーテンさんと、楽しそうなカップル? 親子にも見えない事もない・・・。

右手で持って飲もうとすると・・・おじさんとメイドさん。大き目のカップなのでたっぷり頂けます。

前田珈琲文博店 http://www.bunpaku.or.jp/info/shop/maedacoffee/

以前は、宇宙兄弟展とハヤシライスのランチをご紹介しています。【前ぶろぐ


京都国際工芸センター「ニッポンの心・技展」を覗いてきました。北信越の名産品がいっぱい!

2015年09月02日 | 京都市中京区

昨日、久しぶりに押し花教室へ出かけました。家の都合で半年以上休会していましたが、再び通い始めました。昨日は、小さな額を1枚仕上げました。葉っぱは、五色唐辛子、花はバーベナです。ちょっと渋めの仕上りです。

押し花教室の後、京都文化博物館へ行く途中・・・気になるのぼりを発見!ん?ガンバレ富山県?北信越5県?

京都国際工芸センターの3階で「ニッポンの心・技展」が開催されていました。「新潟県・富山県・石川県・福井県・長野県の北信越地域に伝わる伝統の技は、われわれの生活を豊かに演出するとともに、世界に誇る文化として発展しています。京の文化を彩った「ニッポンの心」と呼ぶべきこれらの技を、世界の観光都市 ・京都から発信します」・・・って事らしいですが、早い話が北信越の名産品などが展示販売されているのでした。

私の出身地の八尾の和紙製品【前ぶろぐ】も出ていました。ちょうど昨日から始まった風の盆の紙人形も展示されていて懐かしかったです。カエリタイ~(TmT)でも、今回は別の品を購入・・・。高岡の北陸アルミニウムさんのトリ―トレイ(1,080円)

シルバーとゴールドがありました。今回はゴールドを購入。コーヒーカップの下に敷くと、こんな感じでおしゃれ~。通信販売もしています。

庄川の木工むすめ愛さんの針ちょこ(1,080円)です。ころんとした木の鉢に針山が入っています。

針を刺すとこんな感じ♪ めっちゃかわいい~(^0^)木の部分は乾拭きすると艶が出るそうです。

京都国際工芸センター http://www.kicc.or.jp/

ニッポンの心ニッポンの心・技展について【こちら】9月27日まで開催。

この後は、京都文化博物館で開催中の「レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い展」を見に行きました。


京都:壬生寺「節分会」へ行ってきました。

2015年02月04日 | 京都市中京区

昨日は節分!京都ではあちこちで節分会が行われていました。午前中、八坂神社へ出かけ【前日ぶろぐ】、その後壬生寺へ移動しました。市バス利用で15分ほどです。(道が混んでるんで・・・)壬生寺の参道へ入ると、たくさんの人でした!参道には露店が出ています。(ぎっしりではないです。子供向け露店も少々)

参道や境内には、厄除炮烙(ほうらく)のお店がたくさん出ています。(炮烙500円・奉納料100円)炮烙とは、素焼きのお皿のようなもので、これに家族や縁者の数え年、性別、願い事を墨で書いて奉納します。この寺ならではの珍しい風習です。奉納した炮烙は、壬生狂言「炮烙割」で、上演中に豪快に割られ、これによって願い事が達成!となります。壬生狂言は以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

壬生寺は、平安時代、三井寺の僧が地蔵菩薩を安置して堂を建てたのが起源といわれています。境内には新撰組の墓「壬生塚」があり、新選組ゆかりの寺として知られています。境内に入ると、古札納所があります。ここはお正月飾りなども受け付けてくれます。納める前に必ず袋の中身を確認します。ベルトコンベアーであっという間に処理しますので、もどってきません・・・。

節分会(2月2日・3日・4日)では、いろいろ催事が行われています。特に2日、3日に行われる壬生狂言「節分」の上演が人気です。午後1時より1時間おきに8回上演です。毎年人気で、1時間以上待ちも・・・。この世の鬼(病気や災難など)に負けずにマメに働く事が大切と教えるお話です。笑いもちょこちょこある無言劇です。(無料・撮影NG)

帰り、四条大宮駅前ロータリーでは四条大宮あったか商店街の主催「あったか?!節分まつり」が開催されていました。アンケートに答えて、ガチャポンを引いたら、オリジナル手拭いが当たりました。(^^)ラッキー。

壬生寺で、福豆を買ってきました。(300円)こ、これだけあれば、年の数に十分です・・・。(^^;)節分会へ出かけると、毎回、壬生寺道の(四条通)入り口にあるダイエーで、恵方巻きの材料を買って帰ります。今年は、偏らず上手に巻けました。よかった。

壬生寺 http://www.mibudera.com/  参拝自由

駐車場:門前にあり(8台分) 一方通行細い道なので気を付けてください。公共交通機関がお勧めです。四条大宮から歩いて10分ほどです。節分会の際は駐車場も道路も利用できません。

 

 


京都文化博物館「宇宙兄弟展」&「前田珈琲」文博店でランチ

2014年08月07日 | 京都市中京区

一昨日、京都府京都文化博物館で開催中の「宇宙兄弟展」を見てきました。「宇宙兄弟」は、少年時代に誓い合った宇宙飛行士の夢を追い、ともに宇宙を目指す兄弟の話で、作者の小山宙哉さんは京都府出身です。詳細は【前ぶろぐ】にて。展覧会を楽しんだ後、今年の2月にオープンした「前田珈琲文博店」でランチを食べてきました。前田珈琲さんは、1971年創業、京都市内に5店舗ある喫茶店です。

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赤いレンガが印象的な京都文化博物館は、明治39年から昭和40年まで、日本銀行京都出張所として使われた建物です。前田珈琲のある場所は、金庫室だった場所です。その名残の分厚い扉が出迎えてくれます。店内は、それほど広くないですが、落ち着いた雰囲気です。

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ランチの「ハヤシライスセット:650円」を頂きました。赤味噌風味のコクのあるハヤシライス、生野菜のサラダには、前田珈琲オリジナルのドレッシングをたっぷりかけていただきます。ドリンクは珈琲、紅茶、ジュール類から選べます。ハヤシライスは、ミニサイズですが、女性や子供には十分の量です。これだけついてこのお値段はうれしいです。

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お店の前はオープンテラスになっています。この季節は、ちょっと暑いですね~。(^^;)この場所には、漆喰製のまゆまろもいます。

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前田珈琲 http://www.maedacoffee.com/

以前、明倫店のランチをご紹介しています。【前ぶろぐ

 


京都文化博物館「宇宙兄弟展」見てきました。

2014年08月06日 | 京都市中京区

昨日、京都府京都文化博物館で開催中の「宇宙兄弟展」を見てきました。「宇宙兄弟」は、2008年に講談社の漫画雑誌「モーニング」にて連載が始まった人気漫画で、少年時代に誓い合った宇宙飛行士の夢を追い、ともに宇宙を目指す兄弟の話です。作者の小山宙哉さんは京都府出身です。

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『宇宙兄弟』の初の大規模作品展、5月の東京開催に引き続き、京都で開催!という事ですが・・・なんと、会場内すべて撮影OK!なのです。これはちょっと、いいかも?

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音声ガイド(1台:600円)では、クイズもあります。アニメの声優さんの音声です。

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オリジナル原画が200点、アニメ関連資料もたくさんあります。

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宇宙航空研究開発機構「JAXA」の宇宙関連資料もたくさん展示されています。歴代の宇宙飛行士と並んで、額に納まって写真を撮ることもできます。

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今どきの宇宙服は、意外にスリムでした~。もっと、でっかいのかと思った。

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まんがに出てくるパグ、APO(アポ)もいます。2メートルぐらいのエアー人形です。江戸時代に京都に落ちた隕石も特別展示されています。思ったより大きかった。樽漬の漬物石ぐらい?(^m^)

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「オモシロ科学体験コーナー」では、簡単な科学実験や工作ができます。(参加無料)出来上がったものは、持ち帰りOKです。年長さんぐらいから大人も楽しめそうです。

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お土産も、宇宙兄弟グッズに加え、宇宙関連のものがたくさんあります。宇宙食レトルトカレー(540円)と、晴雨予報グラス(1,296円)を買ってきました。

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晴雨予報グラスは、17世紀、ガリレオの弟子トリチェリが大気圧と真空を発見する過程で発明した水銀気圧計を水に変えて、応用したものです。大気圧の変化によりガラス管の水位が変わり、悪天候だと水があふれるらしい・・・とりあえず、今のところは晴れかくもりの予報・・・。本当にあふれるのか、楽しみ~。

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp 見学所要時間:40分~ 

「宇宙兄弟展」は9月23日(火・祝)まで。月曜休館 市バス搭載のエコサマーちらし持参で割引があります。

この後は、ちかくでランチをご紹介します。次のぶろぐにて。



今夜は十三夜・・・栗名月!錦市場で栗を買ってきました。

2013年10月17日 | 京都市中京区

P1040161_2今夜は「十三夜」です。先月19日の「十五夜」の月に対して「後(のち)の月」と呼ばれ、満月ではない、控えめな事(月)に美を感じる日本独自の風習と言われています。ちょうど食べ頃の大豆や栗などを供えることから、この夜の月を「豆名月」または「栗名月」と呼ばれているそうです。*十五夜は「芋名月」

ちなみに、江戸時代の遊里では、十五夜と十三夜の両方を祝い、どちらか片方の月見しかしない客は「片月見」または「片見月」で縁起が悪いと遊女らに嫌われたそうです。二度目の通いを確実に行なうために、十五夜に有力な客を誘う風習・・・ 商魂?いや、情が深いのよね?(^^;)

写真は、我が家から見える今夜の月です。残念ながら、京都は空全体に雲がかかっています。先月の十五夜に訪ねた大覚寺の観月祭り【前ぶろぐ】では、くっきり見えたのに~。なお十五夜では京都のあちこちで行事が行われますが、十三夜はほとんどないようです。つれないですねぇ~。(^m^)

さて、栗名月・・・って事で、錦市場でを買ってきました。焼栗などを売る「京丹波」さんです。この季節は、生栗を量り売りしています。栗ごはんだと2合で300gぐらいかな?

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買った栗は、お願いすればその場で「自動栗むき機」で皮を剥いてくれます。あっという間に出来上がり~。(無料)お値段は、丹波栗が一番大きなサイズで100g350円ですが、私はお買得の100g150円のものを買ってきました。お買得の秘密は粒がそろってない事と虫食いの可能性が・・・との事でしたが、その場で皮を剥くので、虫食いは除けてくれます。(^^)ほとんど虫食いがなかったです。さぁ、栗ごはん作ろう~。

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帰りに、先月包丁研ぎをお願いした「有次」さんで、包丁を受け取ってきました。研ぐ前【前ぶろぐ】に比べると、ピカピカで、切れ味抜群!千切りすると気持ち良いくらい切れます。料理上手になった気分。(^^)

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錦市場商店街 http://www.kyoto-nishiki.or.jp/index.html


錦市場「有次」で包丁研ぎをお願いしました。

2013年09月12日 | 京都市中京区

今日は、錦市場の「有次(ありつぐ)」さんへ行きました。「有次」は、1560年に、現在の本店の場所で鍛冶屋をしたのがはじまりで、その後太平の世とともに、包丁や小刀などを作り、明治40年頃から打ち出しの鍋なども作りはじめたそうです。錦店が開かれたのは昭和56年の事だそうです。御幸町西入る鍛冶屋町と案内がありますが・・・早い話が錦市場の錦天満宮側というか寺町側から入ったらすぐです。

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今日の目的は、お買いものではなく、メンテナンス・・・包丁研ぎをお願いしに行きました。ここの製品は古いものでも研いでくれます。*お鍋なども直してくれます。

Dsc_0930この包丁は、京都へ嫁いだ年に、亡姑が買ってくれたものです。「平常一品」というシリーズで、鋼(はがね)をステンレスにはさみこんだものです。鋼100%のものより軽くて、さびにくいので扱いも楽です。

普段は自分でさっと研いでいますが、2年に一度ぐらいお店に研ぎに出すと切れ味抜群!!大きい方は1,200円、小さいのは800円で研いでくれます。なんと、仕上がりまで、1ヶ月・・・。昔はもう少し早かったけど、相変わらず人気なのですね。遠方の場合は郵送もしてくれます。

仕上がるまでの1ヶ月は、姑が使っていた包丁を使おうと思います。研いでずいぶん細くなってますが、まだまだ使えます。(^^)

錦市場商店街 http://www.kyoto-nishiki.or.jp/index.html

以前も、紹介しています。【前ぶろぐ
 



京都文化博物館「NHK大河ドラマ特別展 八重の桜」見てきました

2013年07月31日 | 京都市中京区

先日、京都文化博物館で開催中の「2013年 NHKドラマ特別展 八重の桜」へ行ってきました。

Dsc04034_3八重は、会津藩の砲術師範であった山本権八・佐久の子として生まれ、1868年の戊辰戦争時には、戦死した弟、三郎の軍服を着て、鶴ヶ城に籠城(ろうじょう)します。

ちょうど、今月放送された大河ドラマがそのあたりでした。一昔前のドラマとちがい(過度な脚色もありますが)リアル感もあり、つい感情移入してしまいます。鉄砲を撃ったあとに冷静に発する「命中」の言葉・・・戦争シーンの鉄砲の的は人ですから、なんとも言えない重い気持ちになります。

展示は4階と3階にテーマごとに分かれています。展示品の中には、津藩主松平容保が孝明天皇から賜った御宸翰(天皇自筆の書)、それを納めた錦袋などもあります。宸翰はかなり状態が良く、肌身離さず持ってたとはいえ、とても大事にされていたことがわかります。また、芯の強さをうかがえる照姫(容保の義姉)の書もあります。他には、籠城して攻撃された直後の鶴ヶ城の写真パネルが展示されています。多い日で1日2000発の砲弾をあびたというお城ですが、見た目は、思ったより損傷が少なく態を保っています。(ドラマで見るよりも損傷が少ない気がします)

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会津藩の敗戦後は、八重は兄の山本覚馬を頼って京都に移ります。京都最初の女学校「女紅場(にょこうば)」の教師となり、やがて、同志社の創立者となる新島襄と出会い、その翌年に結婚します。男女の平等を望み、レディファーストを貫く八重の生きざまを、襄は「ハンサム」と評したそうです。

後半生の展示は、八重のハンサムな生き方、八重と襄の暮らし、近代化する京都の姿がわかります。なお、八重の兄の山本覚馬は、天皇が東京へ移られてからの京都の近代化に大きくかかわっています。

この展示会は、ドラマ八重の桜を見ていなくても、幕末の京都の歴史が楽しめます。ちょうど、ドラマも会津から京都へ舞台が移る時で、たくさんの人が展示会を楽しんでおられました。(待ち時間があるほどではないです)

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp 見学所要時間:60分~ 

NHK大河ドラマ特別展 八重の桜 は9月1日(日)まで。月曜休館


祇園祭「山鉾解体」見てきました。&近くでランチ

2013年07月21日 | 京都市中京区

今年も祇園祭の山鉾巡行を見てきました。1番目~10番目の様子11番目から23番目の様子は、24番目から33番目の様子にて。私が見た場所は烏丸御池あたりです。9:00頃に動き始め、くじ改め、2度の辻回しを経て、11:00過ぎに先頭の長刀鉾が御池通りに入ります。すべてが通過するのは13:30頃・・・終了後、順に交通規制が解除され、あっという間に片付けがはじまります。

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御池通りを通過した山鉾は新町御池で再び辻まわしを行い各町内に戻っていきます。狭い路地を行く山鉾の後をたくさんの人がついていきます。私は人の流れで「鯉山」「八幡山」の後をついていきつつ・・・

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解体中の「役行者山」へ。先ほど撮れなかった御神体がばっちり撮れました。このまま解体を見てようかとも思いましたが、舁手(かきて)の方が、その場で着替え始められましたので・・・退散。(^^;)

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お腹もすいてきたので、すぐ近く姉小路室町にある「シトロン シュクレ」さんでランチを頂きました。シトロンとはレモンの事、レモンを主役にした女性に人気のお菓子のお店です。【追記】このお店は2014年3月に閉店しています。

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ランチ:トゥレトゥールプレート(1,000円)を頂きました。アボガドのケークサレ(真ん中の食パンみたいな形のもの)が、とってもおいしかったです。レモンタルトは、私にはけっこう甘かった。(><。)飲み物も同じプレートで来るので、この季節は冷たい飲み物がいいかも。

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Citron 京都 http://www.citron-kyoto.com/

のんびりランチを頂いた後、再び山鉾町へ戻ると・・・骨組みが残ってました。真木(しんぎ:山の上の木)が外してあるものもあれば、まだ立ってるのも・・・。解体の仕方もいろいろなんですね。

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↓祇園祭の花「檜扇(ひおうぎ)」です。檜の薄板をつなぎ合わせて作る扇に葉が似ていることから名前が付けられました。黒い実をつけることから魔除け・厄除けの信仰があり、祇園祭を象徴する花として、あちこちに飾られています。

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室町通を下がって、烏丸通へ・・・「菊水鉾」の解体にはたくさんの人でした。巡行時には見れない鉾の中も覗けます。釘を使わず縄のみで組み立てるため、永年使用ができるそうです。

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通路ギリギリ、狭い場所での鉾建て、解体は大変でしょうね~。持ち上げるのも人力です。【こちら

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右上写真「月鉾」です。↓軒回りには円山応挙の草花図(1784)、源氏五十四帖になぞらえた扇面散図(1835)、左甚五郎作と伝わる白兎。亀、巻貝・・・さすが動く美術館の異名を持つ豪華絢爛な月鉾です。*写真クリックで拡大

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・・・と、いう感じで、解体時も楽しめる祇園祭山鉾巡行でした。祇園祭はまだまだ続きます。この後は24日の花傘巡行です。昨年の様子は【こちら

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

【おまけ】鉾と山の違いは?・・・おさらいです。直径2m前後の車輪、全体の高さが約25m、屋根まで約8m・・・屋根からまっすくのびた先に鉾頭(金属製)がつき、途中に榊がついているのが「鉾」です。(左下写真)同じ形のように見えても、先が真木(松)が立ってるのが「山」です。この形の山は2基のみです。後祭の「北観音山(中下写真)」「南観音山(右下写真)」です。

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前述の鉾とは形が違い金属製の鉾が立ってなくても「鉾」と呼ぶものがあります。写真下左から、船鉾、綾傘鉾(2基ある)、四条傘鉾です。

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これ以外、20人前後の舁手(かきて)が担いで、真木(しんぎ:山の上の木)があるものが「山」です。屋根があっても、傘があっても、桜が咲いてても・・・必ず真木がのっています。

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ただし、山の特徴の真木が立ってなくても「山」と呼ぶものもあります。カマキリが乗ってる「蟷螂山」、舞台になってる「橋弁慶山」「浄妙山」です。

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わかりますか~(^^;) 「囃子方が乗ってる」もしくは「お囃子を連れてる」のが「鉾」・・・例外は、南観音山と北観音山(囃子方が乗ってるけど真木が立ってる)。これ以外は全部「山」。これで、どうでしょう?よけい、わかんなくなった。(^^?)


京都花景色「神泉苑」のつつじ&神泉苑狂言(2013/5/4)

2013年05月04日 | 京都市中京区

今日は午後から「神泉苑(しんせんえん)」へ行ってきました。二条城の(押小路通を挟んで)南側にあります。神泉苑は、桓武天皇が平安京造営にあたり、大内裏の南の沼を開いて設けられた苑地で、常に清泉が湧き出ることからこの名が付けられたそうです。当時は、東西二町南北四町(東西250m南北500m)の広大なもので、禁苑(特権階級だけが入ることを許された遊興の場)とされていました。

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天長2年(824)、淳和天皇の勅命により弘法大師空海は神泉苑の池畔にて祈られ北インドの無熱池の善女龍王を呼び寄せられました。すると、日本国中に雨が降り、人民が大いに喜んだそうです。これ以降、神泉苑の池には善女龍王がお住みになるといわれています。左下写真:善女龍王を祀る社です。その社を前にして左手に法成橋が架かっています。この橋は、お守りを抱いて渡ると願いの御利益が増すといわれています。

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P1010033_2 室町時代初期に書かれた「義経記」によると、日照りが続いたので、後白河法皇は神泉苑の池で100人の僧に読経させましたが効果がなく、代わりに100人の容顔美麓な白拍子に舞わせ雨を祈らせました。99人まで効果がなかったものの、最後の1人が舞うとたちまち黒雲が現れ、3日間雨が降り続いたそうです。

この最後の一人が静御前・・・そして、この時が源義経と初めて出会ったと伝えられています。なんだか、恋愛成就に御利益ありそうですね。(^m^)写真クリックで拡大。

その橋を渡ると、本堂があります。本尊は聖観世音菩薩「病気平癒」・不動明王「所願成就」・弘法大師「学業成就」です。このお堂は東寺より移築したものだそうです。

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橋からは法成就池が遠くまで見えます。橋の上から見ると思いのほか池が広く見え、造営当時を偲ぶことができる気がします。

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今日は、池畔のつつじが、とてもきれいでした。なお、この地で・・・貞観5年(863)に、疫病が大いに流行り、神泉苑にて多くの御霊を鎮めるため御霊会が行われました。当時の全国の国の数、66本の鉾を立てて、神泉苑の池にくりこみ、厄払いをしたのが、後に祇園祭となっています。ちなみに、貞観3年には福岡県で隕石落下(世界最古の目撃記録)、貞観6年には富士山 噴火の記録があります。

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あれ?遠くに何か見えます。龍?・・・今も善女龍王がお住みですから(^^;)

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浮かんでいるのは、皇族方が船遊びをしていたという龍頭鷁首(りゅうとうげきす)の船です。実は苑内にある料理店「神泉苑 平八」さんの龍王船でした。平八さんは、創業寛政元年(1789)、伏見稲荷参道の茶店が始まりの老舗です。神泉苑への出店は昭和40年です。

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平安王朝にタイムスリップした気分で船上でのお食事・ご宴会を楽しめるようです。日本一太いうどんの「うどんちり」や京懐石が頂けます。(^^)乗ってみたいかも・・・。下写真は北門(二条城側)と平八さんの店の前の布袋さんです。水鉢にはお賽銭が・・・さすが、布袋さん、お金持ち~。

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神泉苑 平八 http://www.heihachi-web.com/index.html

この他にも、法成就池のほとりには、いろいろ気になるものがあります。生き物を大切に・・・鯉塚、亀塚、自動販売機(あひるとこいのエサ:100円)

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池にはたくさんの鯉が泳ぎ・・・あひるさんは熟睡中でした。↓

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毎年、5月1日より4日まで、境内で「神泉苑狂言」が執行奉納され、一般公開されています。観劇は無料(志納)。座席は約150席、演目は三十種程あり、宗教物、世話物、太刀物など種々です。狂言は出演者は必ず面をつけ無言で、金鼓、太鼓、笛の囃子に会わせて演じられます。演技中、鉦の音「カン」と太鼓の音「デン デン」という効果音が流れていることから「カンデンデン」と愛称で呼ばれています。

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期間中、いろんな演目が順に執行されています。今日は、境内にも小気味よい「カン デン デン」の音が響き渡っていました。演目の切れ目(カンデンデンが聞こえなくなったら)を狙って、観覧席に入るのがお勧めです。(立見の人もいっぱいでした)なお、神泉苑狂言は壬生狂言の流れをくみ、奉仕出演もあります。壬生狂言や感想は以前、詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ

神泉苑 http://www.shinsenen.org/index.html

参拝自由 拝観所要時間:20分~


「京都元離宮 二条城」梅林&桜林(13/3/17)

2013年03月17日 | 京都市中京区

今日は午前から「二条城」へ行ってきました。二条城は、徳川家康によって1603年に造営され、大広間は大政奉還が発表されたことで知られています。この季節は、入口に梅の開花状況が案内されています。

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国宝の二の丸御殿は桃山時代を代表する武家風書院造で、内部見学をすることができます。一周すると約0.5キロ・・・結構歩きます。内部写真撮影NG。

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二条城の梅はおおよそ130本ほどあり、そのほとんどが城内南西部の「梅林」に植えられています。桜のように一気に満開になるわけではないので、木によっては見頃が終了したものもありました。

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ただ今開催中の伝統産業の日きものでおでかけ特典で、入場料が無料です。お出かけを渋るまじくんを説得して、着物を着せて連れてきました。写真撮ろうとすると、わざと鼻ほじったりして・・・。(^^;)4月から5年生、そろそろ親離れ、子離れですかね~。

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周辺は良い香りが漂ってます~。

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桜の様子も見てきました。早咲きのしだれ桜はもうすぐ咲きそうです。

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ソメイヨシノのつぼみはこんな感じ↓品種によっては咲いてるのもありました。↓

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椿の花は、まだまだ楽しめます。

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満開の桜も発見。京都には、いろんな品種の桜がありますね。ソメイヨシノより小さな花です。

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ところで、京都の桜開花宣言の標準木は、昨年から二条城の北大手門近くにあるソメイヨシノです。昨年は4月3日に開花宣言が出ました。しかし、開花宣言の前に、しだれ桜が見頃を迎えてましたけど・・・。今年はどうかな?標準木には近づけないようなので、近くのソメイヨシノを見てきました↓ただ今こんな感じです。今年も、しだれ桜が見ごろになってからの開花宣言かも?写真クリックで拡大できます。

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現在、一口(200円以上)城主になると、バッチがもらえます。↑

元離宮二条城 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/index.html

入城料:一般600円、中高350円、小200円  拝観所要期間:約60分

昨年の二条城の桜の様子は【12/4/10ぶろぐ】にて。


都七福神めぐり「行願寺(革堂)」寿老神

2013年01月19日 | 京都市中京区

昨日、行願寺へ出かけました。「霊麀山(れいゆうざん)行願寺」と号する天台宗のお寺で、西国三十三か所観音霊場の19番札所です。寛弘元年(1004)に、行円上人によって創建されました。行円上人は、子を孕んだ母鹿を射止めてしまったことを悔い、常にその皮をまとって鹿を憐れんでいたことから「皮聖(かわひじり)」とよばれていました。それで、この寺も「革堂(こうどう)」とよばれることになったそうです。

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創建時は上京区にあった革堂は、度重なる災火のために転々とし、現在の場所に移されたのは、宝永5年(1708)の大火の後だそうです。現在の本堂は文化12年(1815)に建てられたもので、堂内には行円上人の作とされる御本尊の千手観音像が安置されています。秘仏だそうですが、昨日は幕が少しだけ開いていて、きれいなやさしいお顔を拝むことができました。印象的なお顔で、参拝中、本堂に戻っては繰り返し見てしまいました。(別の仏様かな?でも正面に安置されていました。今度聞いてみよう・・・)

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境内には、室町時代の作とされる「加茂大明神五輪塔」などが祀られています。行円上人ゆかりの車石もあります。車石って江戸時代のものような気がしますが(^^;)

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さて、今回の目的「都七福神」は、いずこ?旗をたよりに目をやると、七福神の石像を発見!寿老人は、普通、鹿とともに描かれていることが多いみたい・・・。皮聖ゆかりの鹿ではないのですが・・・寿老人=福禄寿と同じと考えられ「幸福・封禄(財産)・長寿」の三徳を、福=鶴 禄=鹿 寿=桃 と具体化したものだそうです。都七福神信仰には、寿老人も福禄寿も入ります。まぁ「長生きは幸せでめでたい」という世の中でありたいですね。

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寿老人神堂には、大きな寿老神さんが安置されています。格子窓からのぞくと、にっこり微笑まれたお顔が見えます。桃山時代の作といわれ、豊臣秀吉が万人の快楽のためにここに祀ったといわれています。御宝印(300円)*専用の御宝印帳が2,000円で売られてました。あれ?えびす神社では同じものが3,000円だったのに・・・。

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行願寺 京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町 参拝自由 拝観所要時間:約15分 寺宝の幽霊絵馬が、毎年お盆過ぎに一般公開されるそうです

【おまけ】行願寺から北へ歩いてすぐのところに「下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)」があります。平安時代に冤罪を被り亡くなられた貴人の怨霊を御霊として祀った神社で、疫病災厄を退散し、朝廷と都をお守りする神社として崇敬されています。

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手水の水(井戸)が、とてもおいしい水として知られ、遠方から汲みに来る人もたくさんいます。下御霊神社には、江戸時代に起こった干ばつの際に、夢のお告げで境内に湧き出た水が人々を助けたという伝説が残っています。その井戸の痕跡はありませんが、現在の井戸と水脈が同じといわれています。

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稲荷社の狛キツネさん、網で囲われています。保護のためなんでしょうけど・・・。

下御霊神社 http://shimogoryo.main.jp/


まいまい京都「学校歴史博士と学校めぐり:洛央」に参加しました。

2012年10月27日 | 京都市中京区

先日(20日)、 まいまい京都さんの「学校歴史博士と学校めぐり、開智・豊国・成徳へ~元小学校から視るまちづくりと学区の個性~ に、まじくんと参加しました。まいまい京都とは、京都の店主、主婦、学生、占い師、職人さん・・・などバラエティに富んだガイドさんといっしょに、京都をまいまい(京都弁:うろうろ)する「京都のまち歩き」ツアーです。

午後14:00、阪急河原町駅に集合、本日のガイドは和崎光太郎さんです。教育史研究者として多数の論文を執筆する一方、京都市学校歴史博物館に勤務してからは異彩を放つ企画展を開催しておられ、最近は、京都の「学区」の魅力にとりつかれており、その話になると止まらなくなるそうです。(^^;)

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まずは、駅から地上に上がり、高島屋の裏(南)にある「京都市総合教育センター」へ。ここは、元「永松小学校」でした。明治2年(1869年)、全国に先駆けて、番組小学校とよばれる学区制の小学校が64校が作られました。この永松小学校はその一つです。この場所は、先月、まじくんが入選した「児童硬筆書写作品展」を見に来たところです。【前ぶろぐ

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センターから再びまいまいして、ガイドの和崎さんが勤める「京都市学校歴史博物館」へ。ここは、元「開智小学校」だった場所・・・あれ?さっきの永松小学校が開智に統合されたはず?結局その後、洛央小学校に・・・。街中の小学校はどこもこんな感じで、消えていくのですね。(TmT)京都の学校跡地には石碑がありますので、見かけたら立ち止まって当時を偲びましょう。

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↑この門と石塀は、登録有形文化財に指定されています。門をくぐると、グランドがあります。玄関は、元成徳小学校の玄関の一部で、明治8年築の京都市最古の小学校建築物だそうです。

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博物館には、番組小学校に関する資料をはじめ、京都市の学校に遺された教科書や教材・教具などの教育資料、卒業生などが学校に寄贈した数々の美術工芸品を収集・保存して展示してあります。(入館料:大人200円、小人100円)

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博物館から再びまいまいして・・・洛央小学校へ。元「豊園小学校」の跡地に建っています。最初に見た永松小が開智小へ統合、その開智小と豊園小、その他近隣、計5校が平成4年に統合して新しくできたのが洛央小です。なお、この小学校の敷地内には消防分団も入っています。京都では、だいたい小学校のそばには必ず消防分団があります。小学校のある場所は役所、消防、警察など自治会所機能がある、町(学区)の中心地だったのです。

 

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豊園小学校は、明治2(1869)年、下京第十番組小学校として開校し、同8年に豊園小学校と称しました。この地は豊臣秀吉の別荘竜臥城の跡地で、秀吉が茶の湯に使ったと伝えられる邸内の井戸豊園水に因んで命名されたそうです。明治になって、掘ってみたら、本当に水がわき出たそうです。今は澄んだ水に金魚が泳いでいます。*ここは、今年の春の桜舞う季節、まいまい京都の「着物でゆるあるき」した仏光寺そばです。【前ぶろぐ

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この後、再びまいまいして元「成徳小学校」へ。ここも明治2年開校の番組小学校の一つでした。第2次世界大戦後の教育改革によって成徳中学校になりましたが、平成19年に閉校しました。以前は、京都第二高等小学校の校地だった場所で、大正8年に、日本で初めて軟式野球ボールを使用した球技大会が行われた軟式野球発祥の地です。

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また、全国に先駆けて昭和11年に「栄養給食」が開始された地でもあり、その栄養指導や調理にあたった職員が植樹した「なつ蔦」が、校舎を覆っています。(現在は安全面のため伐採したとか、手違いにより枯れたとか・・・諸説)

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学校が建つ場所は、その昔は百貨店が立ち並ぶ繁華街で、いわゆる「お金持ち」が多い町でした。学校内部は大理石などが使われ豪華で重厚な造りです。当時、ここに通う子供たちは時代の最先端の制服を着こなし、カタログのモデルにもなっていたとか!今でいう読者モデル???セレブっ子?

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階段を上って、この学校が現役だった頃、学生たちも立ち入り禁止だった禁断の場所へ・・・。

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階段の先には、小さな手洗い発見。そして、その先は、子供たちがあふれるほど増えた時代に仮校舎が作られていた屋上でした。今は仮校舎は取り壊されています。

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ところで、この禁断の扉の裏に、謎の暗号が(@Д@)?なんでしょ。

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つたのからま~る♪窓も、校舎内から見ると、こんな感じ~。きれいです。(^^)

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立派な作法室もありました。壁には日本画や書が飾られていたそうです。現在は前述の学校歴史博物館などに収蔵、一部が展示されています。作法室の障子にも蔦が・・・。(^^)

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そして、再びまいまいして・・・途中、平安時代以前の創建、五条の道祖神として知られる「松原道祖神社」の前を通り、元「修徳小学校」へ。ここも明治2年開校の番組小学校の一つでした。平成4年に閉校し、洛央小学校へ統合となりました。

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修徳小学校には、伊藤博文が揮毫した「脩厥徳」の扁額が遺されていました。この扁額は学校のシンボルともいうべき存在で記念碑にも刻まれています。意味は(>m<)うーん???

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修徳の名は、公園の跡地の「修徳公園」として残っています。国に先駆けて京都の町衆がつくりあげた「学区」・・・時代が新しくなり、地名が新しくなっても「学区」の名は、石碑や公園、何かの形で残っているのですね~。

ちなみに、私が通っていた実家のある富山県の山奥の小学校は、閉校になっています。今あれば130年ぐらいかな?校舎も取り壊され、桜の木と国旗掲揚等だけが残るグランドは、ゲートボール場となり、1年に1度、校区の住民運動会が開かれているようです。数年前、まじくんを連れて参加しましたが、今は子供が少ない地域なので、まじくんはモテモテ、大活躍でした。田舎なので「大寅小寅」という日本酒一升瓶早飲みリレーなんかも今だに行われていて、ほのぼの、楽しかったです。学校がなくなっても地域住民の団結は残っています。でも、もしかして、学校がなかったら団結はなかったのかも?

ところで、まじくんの通う小学校は、今年開校140年を迎えました。明治5年、学制の発令による開校だそうです。廃藩置県の翌年です。なお、京都の町衆が小学校を創設したのは明治2年・・・鳥羽伏見の戦いの翌年、大政奉還の2年後・・・なんか、すごい!仕事が早い!

まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/ 

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