今日は、奈良国立博物館で行われている「第65回正倉院展」へ行ってきました。京都から奈良までは、近鉄利用で1時間足らず行くことができます。近鉄奈良駅から、ゆっくり歩いて10分で奈良国立博物館へつきます。途中、かわいい鹿さんがお出迎えしてくれます。せんべい買って追いかけられてる人もいたけど・・・(^m^)
【おまけ】↓近鉄奈良駅の改札を出たところに、特設チケット売り場があります。博物館ではなく駅で券を購入すると流れがスムーズです。
正倉院展は、昭和21年(1946)始まりました。宝物の虫干しの時期に開封、この期間に合わせて展示が行われます。正倉院宝庫に伝わる宝物は約9000件、宝物の中核というべき存在は、聖武天皇が亡くなった四十九日目である756年に光明皇后が東大寺大仏に献納した聖武天皇の御遺愛品です。その他に、752年に行われた大仏開眼会で、貴族や皇族たちが献納した品などもあります。
10:30頃に到着したら、20分待ちでの案内でしたが、実際には30分かかったかな~?なお、待ち時間は読売新聞のサイトで確認できます。【こちら】*正午頃は1時間待ちの案内でした。
今回の目玉出陳は「漆金薄絵盤(うるしきんはくえのばん)」です。蓮の花の形をした仏具で、香をたく炉盤の台座として使われていたと考えられています。
金箔をはった木製の花びらの部分には、極楽浄土にいるという鳥などで彩られています。使用するお香は、直径20センチぐらいのもので迷路のようになっています。長い時間をかけて仏様に香りをお供えできるようにとの事です。押型盤を使った当時のお香の作り方も展示されていました。
なお、絵盤はガラス面の上に置かれているため、最前列で見ると絵柄が鏡に映ってより鮮やかに見れます。ただし、最前列で見る場合は、会場内の行列に20分程並びます。2列目でよければ並ばずに見れますが、鏡に映った様子は見れません。ただし、すぐそばに絵盤の花びら1枚だけ展示されていますので、そこで見ることができます。
音声ガイド(500円)もあります。ひとつひとつの説明が長いです。もう少し簡潔に・・・って、毎年思います。あくまでも私見σ(^^;)
奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/index.html
第65回正倉院展 10月26日(土)~11月11日(月) 観覧料金 大人:1,000円 大:700円 小中:400円 音声ガイド:500円(ジュニア向けもあります) 拝観所要時間:60分~90分
待ち時間は、例年、平日なら15分~1時間待ち、土日祝なら1時間~2時間以上待ちだと思います。所要時間は音声ガイドを全部聞いて見て、その他もさっと見て60分~90分です。【前ぶろぐ第64回 第63回 第62回 第61回 第60回 第59回】
正倉院展を見た後は・・・再び近鉄京都駅までもどり、駅から徒歩5分の奈良女子大学記念館の一般公開を見てきました。*地図クリックで拡大します。
奈良女子大学は、前身の奈良女子高等師範学校として明治41年に設置されました。記念館は、その当時建築されたもので、重要文化財に指定されています。記念館内には、開校当時の写真や教材、特別展示として所蔵の正倉院模造宝物が展示されています。戦前、一般の人々が見ることができなかった正倉院宝物を資料として、実際に宝物修理に携わった名工が復元したものです。他にはない数を誇り、あちこち貸し出されたそうです。
なお、この記念館は、現在放送中のNHK朝の連続ドラマ「ごちそうさん」のロケ地として使用されています。ヒロインの卯野め以子が通う女学校です。
展示物の写真撮影はNGですが、館内をさらっとなら写真OKです。手すりのついた階段、手すりは現在に比べるとかなり低いです。当時の平均身長も低かったからかな?女優の杏さん演ずるめ以子だったら、膝ぐらいの高さでは・・・(^m^)右下写真:2階にある講堂は、柱が1本もなくすっきり。300名が一度に座れます。今でもコンサートや講演会に使用されているそうです。
記念館の裏には小さな人口池があります。ナンキンハゼが、少し色づき始めていました。紅葉は、昨年の今頃に比べると、少し遅めかなぁ(^^)
国立大学法人 奈良女子大学 http://www.nara-wu.ac.jp/
一般公開 10月29日(月)~11月4日(月) 見学無料、見学所要時間:30分~ 詳細については【こちら】
【おまけ】お昼は近鉄奈良駅東向商店街入り口の「柿の葉すし本舗 たなか」なら本店で、お寿司を頂きました。
イートインコーナーがあり、待ち時間も短く便利です。食べきれない時は、持ち帰り用パックの準備もあります。また、単品メニューもあります。太巻がおいしかった・・・。(^^)