昨日、奈良国立博物館で開催中の第62回正倉院展へ行ってきました。昨日は、朝からとっても寒くて、長時間待つの嫌だなぁと思ってたら「待ち時間30分」このくらいならラッキー!と、喜んで並びました。正倉院展は、昭和21年(1946)に始まり、毎年たくさんの人が訪ねています。 正倉院は、もともとは東大寺【前ぶろぐ】の倉庫で、東大寺を建立した聖武天皇(第45代)が、756年に亡くなり、49日法要の際にゆかりの品々を光明皇后が大仏に奉納したのが、正倉院宝物の始まりです。
今年は、光明皇后がお亡くなりになって1250年の記念の年で、初出陳の遺愛の宝物も多数出ています。今回、ひときわ人が集まっていたのは、ポスターやチケットにも使われている「螺鈿紫檀五絃琵琶」です。正面で見たい場合は、場内の列に並ぶ(30分ぐらい?)事が必要でした。美しい細工を施した琵琶を間近で見ることができるので、並ぶ価値はあります。
印象的だったのは、初出陳の「色麻紙(いろまし)」です。文書などに使用した色紙の事で、当初の鮮やかな色を想像するには十分の鮮やかさで残されています。他には、孝謙天皇(女帝)に寵愛されたとされる道鏡の直筆の文書もあります。文字から高慢な性格が読み取れるかも?
当日券ブースや無料ロッカーがあります*ピーク時は、券を買うブースも行列の時がありますので、なるべく前売り券を入手しましょう。(前売り券が近鉄奈良駅で売っています)無料託児室もあります(満1歳~未就学児童・要事前予約)
展覧会を見た後、お抹茶を頂きました。寒いけど、陽も出て暖かくなってきたので、外の景色を見ながら野点席で頂きました。(500円)外は少し紅葉が始まっています。
奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/index.html
第62回正倉院展 10月23日(土)~11月11日(木) 観覧料金 大人:1,000円 大:700円 小中:400円 *近鉄奈良駅で前売り券:100円引が買えます。音声ガイド:500円
当日の混雑状況は読売新聞のサイトで確認できます。昨年の実績でいうと、平日なら30~1時間待ち、土日祝なら1時間~2時間以上待ちだと思います。所要時間は音声ガイドを全部聞いて60分~90分です。【前ぶろぐ 第61回 第60回 第59回】
お昼を、すぐ近くの「天平庵 東大寺店」で頂きました。いろいろお店がありますが、とりあえず近い店を探したんです。(^^;)正倉院展を見るのは集中力がいるので、けっこう疲れます。博物館内でも食事できます。【前ぶろぐ】
三輪素麺セット(1,000円)を頂きました。にゅう麺もあります。天平庵は和菓子のお店で、お菓子もおいしそうでした。1個から買えます。
天平庵 http://www.tenpyoan.com/
この後、平常展示をご紹介します。次のぶろぐにて。