まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

奈良「平城遷都1300年祭」へ行ってきました(2)

2010年06月09日 | 奈良

一昨日、奈良の平城遷都1300年祭へ行ってきました。会場の様子は【前ぶろぐ】にて。ランチを食べて午後からもじっくり楽しもうと思っていたら・・・一瞬雨も降り出し・・・結局大和西大寺駅まで戻りました。そのまま京都へ帰るのももったいないので、駅でランチを済ませ、近鉄奈良駅まで行き4階にある「なら・奈良館」へ行きました。ここは、大仏の手に乗れたり、本物なら写真撮影もできない仏像をじっくり楽しむことができます。写真右下は新薬師寺の十二神将の模造です。以前詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ

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その後、晴れていたので、鹿に会いに行くことにしました。 あれ?まじくん、なんか持ってる?・・・せんとくんのぬいぐるみです。(^^;)小学2年生なのに、いまだにぬいぐるみ大好きです。せんとくん(Mサイズ:3,700円)は、ちょうど人間の赤ちゃんサイズで、なんだかリアルです。

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そうだ!このまま歩いて国立博物館の大遣唐使展を見に行こうと思ったら・・・月曜日で休館でした。(T0T)そういえば、今日は土曜参観の代休で月曜でした。日曜日だと勘違いしていました。(ーー;)以前、正倉院展をご紹介しています。【前ぶろぐ

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仕方なく、そのまま近鉄奈良駅へもどり、電車の待ち時間に再びCAFE CIAO PRESSO(カフェ チャオプレッソ)でお茶をしました。またまたせんとくんカフェラテを注文・・・。ノーマルなカフェラテよりクリーミィでおいしいのです。v(^^)v

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お金を払って、カウンター前で出来上がりを待っていると・・・せんとくんカフェラテの秘密を発見!(@m@;)今まで“京都みやこみち店”でも、“大和西大寺店”でもカウンターが高くて、店員さんの手元が見れなかったのですが・・・思わず撮っちゃいました。そして、あっさり見せてくれました。(^^;)カップにプレートをのせてココアをふりふり・・・なーんだ、こうだったんですね。(^m^)でも“京都のみやこみち店”で最初に飲んだ時の顔は、なんかほっそり痩せてるような?【前ぶろぐ

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今回のお土産です。まじくんセレクトの「鹿のふんふんチョコだんご:260円」「鹿の鼻くそ:380円」・・・きたないもんシリーズだそうです。(--;)そのほか「大仏2色ペン(525円)」「ボトルカバー:315円」「タオルハンカチ:420円」です。

【追加】後日、食べました!“ふんふん”は(--)羽二重餅にビターなココアパウダーをまぶしたようなものです。しょせん“ふん”だもんねぇ。(^^;)。“鼻くそ”は、カリッとおいしかったです。(^^)V

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帰りの急行電車は、修学旅行生でいっぱいで、途中下車して普通電車に乗り換えてのんびり帰りました。今回は、お天気が不安定だったし、下調べが不十分だったので、また機会を見て、1300年祭開催中に奈良へ行きたいと思います。次回をお楽しみに~!

平安遷都1300年祭 http://www.1300.jp/index.html


奈良「平城遷都1300年祭」へ行ってきました!(1)

2010年06月08日 | 奈良

昨日、奈良の平城遷都1300年祭へ行ってきました。まずは、京都の竹田駅から近鉄で大和西大駅までいきました。(大人540円・小人270円)*乗降自由のお得な1日乗車券もあるようです。(子供設定はありません)大和西大寺駅からは無料のシャトルバスが出ています。ちょうどバスが出たばかりだったので歩くことにしました。

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案内板や警備員さんの誘導に従い、歩いて約10分で会場に到着です。会場にはレンタサイクルもありました。(子供用や2人乗りがなかったので断念)*ちなみにまじくんは土曜参観の代休です。

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会場はとにかく広いです!。(入場料はかかりません:一部有料施設あり)場内はハートフルトラムという電車(無料)が走っていますが・・・乗れるのはご高齢者など限られています。元気な人は歩かなくちゃ。(^^;)。

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広い会場内には、資料館や交流広場など、いろんな施設が点在しています。事前にチェックして出かけた方がよいでしょう。私たちは、南門広場で天平衣装体験に参加しました。大人300円、小中高生200円です。(外国人の方はパスポート提示で無料)子供用は140センチからです。まじくん着用サイズは140センチです。(普段の洋服サイズは130~140着用です)*平城京なりきり体験館には幼児サイズもあるようです。

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衣装を着て大極殿周辺を散策できます。(約60分)着替えはスタッフの方が手伝ってくれます。色合いが渋いし体型も気にならないので、年配の人もたくさんチャレンジしてました。上着を脱いただけで上に着用するので、歩いていると少し暑かったです。なお荷物はロッカーに預ける事ができます。

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大極殿内部は撮影OKです。(フラッシュ禁止)会場内は、顔出パネル写真もいっぱいあります。

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本物のせんとくんには会えなかったんですけど・・・お土産のせんとくんもいっぱいあります。いろいろ買わされました。(^^;)次のぶろぐにて。なお、せんとくんに会いたいときは、スケジュールをチェックしましょう。

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お昼近くになり、レストランも覗いたのですが・・・ポツポツ雨が落ちてきたんで、とりあえず帰ることにしました。ここのほかにもファーストフードのお店などもあります。

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大和西大寺駅のCAFE CIAO PRESSO(カフェ チャオプレッソ)で、ランチを食べました。本場の「せんとくんカフェラテ」はどうかな?以前、京都駅みやこみち店のをご紹介しています。【前ぶろぐ】なお、鹿のパンは併設されているリトルマーメイドのパンです。鹿の中はクリームが入ってておいしかったです。(180円)

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駅でお得なクーポンとガイドブックセットを販売しています。(1200円)奈良県内の観光案内や割引券がセットされています。

この後、近鉄奈良駅へ移動しました。な、なんと・・・せんとくんカフェラテの秘密を発見してしまいました。(@Д@;)次のぶろぐにて。

平安遷都1300年祭 http://www.1300.jp/index.html


「なら奈良館」大仏の手の上に乗りました!

2009年11月04日 | 奈良

一昨日(2日)、まじくんと2人で奈良へ行ってきました。まずは、興福寺の「お堂でみる阿修羅」を見てきました。その後、近鉄奈良駅の4階にある「なら・奈良館」へ行きました。その前に、駅の1階にある観光案内所で「せんとくん」と記念撮影です。せんとくんは、並ぶと思ったより大きいですね。(^^;)なお、「なら・奈良館」については、前の週にも、私1人で訪ね正倉院展と一緒に紹介しています。【前ぶろぐ】ここなら、阿修羅像も写真に撮れます。パネルですけど・・・。(^m^)

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東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)の模型と、使用される松明(たいまつ)も展示されています。もともと旧暦の2月1日から行われており、修二会、二月堂といいますが、現在は新暦3月1日から2週間行われています。 

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お目当ての東大寺の大仏さんの手へ乗りました!実際に乗ってみるとかなり大きい手です。掌と指で2.5mぐらいあり、親子で乗ることもできます。全体のサイズはこちら 東大寺へは昨年出かけて【前ぶろぐ】います。

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以前もくぐった柱の穴もあります。穴のサイズは30センチ×37センチで、柱のある場所が鬼門にあたるため穴があいているそうです。現地で観光客が並ぶ中だと緊張しますから、ここで練習するのもいいかもしれないですね。ちなみに、昨年はまじくんも私もくぐることができました。くぐり方のコツは【前ぶろぐ】にて。

 

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柱の模型や、クイズコーナーもあります。(問)奈良公園の鹿の数は?(答)1128頭・・・6割がメスです。オスは3割、子1割。(問)東大寺の瓦(写真右下)の1枚の重さは?(答)なんと10キロもあります!

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まじくんが強い興味を示したのは、仏像の作り方です。いろんな種類の仏像の作り方が展示されています。1時間ぐらい前から動かず、細かくメモをとっていました。仏像を作りたいらしいけど・・・。実は、私の実家の祖父は石屋の9代目でした。年をとって石が彫れなくなると、趣味で木の仏像を彫っていたんです。残念ながら祖父の代で石屋はたたみましたが、まじくんにもそのDNAがあるのかも?

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なお、先に見た阿修羅像は「脱活乾漆造」(写真右上クリック)です。粘土で形を作り、その上から漆を塗った布を張り、乾いたら粘土を除き、補強の木枠をいれます。そして再び漆などで形を作り彩色します。漆が希少なので予算もかかり、現在も昔もあまり造られていません。軽くて持ち運びしやすいのが利点だそうです。

なら奈良館 追記:2011年3月に閉館されました。 

大人:300円 高:200円(土曜のみ無料) 小中:無料  年中無休(年末年始休業)

おまけ:先日は大きなどら焼きがお土産でしたが、今回は大きなプリンです。

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近鉄奈良駅に期間限定の店が出ていました。大仏プリン:800円・・・普通サイズのプリン6~8個分ぐらい(500cc)だそうです。(@Д@;)やはり、こちらも大きなどら焼きのように、ガッツリ食べてみたいですよね。(^m^)・・・・とってもおいしかったです。また食べたいです!普通の方?なら、3~4人で食べるといい量です。

大仏プリン本舗 http://www.season-shop.net/ 


奈良:興福寺「お堂でみる阿修羅」を見てきました。

2009年11月03日 | 奈良

昨日、まじくんと2人で奈良へ行ってきました。日曜日が運動会だったので、その代休でした。お天気は下り坂とのことでしたが、最初は青空が広がり、日差しがまぶしいくらいの良い天気だったんです。この後、どんどん寒くなりました。(><)

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平日の朝なら、拝観もスムーズかも?と、朝9時を目指して、興福寺へ向かったんですが、すでに、拝観券を買うだけで行列(写真左下)があり、拝観券入手のために20分ほど並びました。拝観券(仮金堂・北円堂):一般1500円 中高生1000円 小学生500円

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そして、仮金堂に入るまでに約1時間の行列です。柵で仕切られた中を、ゆっくり進みます。何もない中での待ち時間、とりあえず、まじくんのために折りたたみ椅子を持参しました。待っている間に、どんどん天気が悪くなり、小雨も降り始めました。まじくん、トイレ大丈夫?ジュースあんまり飲んじゃ駄目だよ。」実はトイレは離れたところに1ヶ所しかなく、トイレに立てば初めから並びなおさなきゃいけない雰囲気・・・。うん、大丈夫だよ。」と、なんとか1時間程の待ち時間を過ごし、ようやく仮金堂へ入りました。

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仮金堂内部は、ご本尊の釈迦三尊像を後列の中心に、その両脇に四天王像、そして、前列に十大弟子、八部衆像が並んでいます。一瞬、京都の東寺金堂の立体曼荼羅を感じました。注目の阿修羅像(八部衆像のひとつ)は、前列の真ん中(後列釈迦如来像の前)に、すらりと立っておられました。以前は国宝館のガラスケースの中のお姿を、目の高さ(像高153.4㎝)で拝見【前ぶろぐ】しましたが、今回は見上げる感じでした。照明を浴びて白く輝く姿は、以前よりほっそりした感じがしましたが、とても美しかったです。なお、阿修羅像のお姿は360℃ぐるっと見ることはできません。

さぁ、じっくり見ようと思ったら「おかーさん、おかーさん、あのさ、近くにトイレってある?」と、小さな声でまじくんが聞いてきました。・・・ずいぶん我慢をさせていたようで、早々に仮金堂を出ました。(トイレまでは3分ぐらいかかります)

P1090798_2その後、北円堂へ行こうと思いましたが、こちらも30分ほどの行列(写真左)でした。寒いし、時折小雨も降るし今回はあきらめることにしました。拝観券には日付が入っていないので、期間中であればまた入ることができると思います。

北円堂は以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】なお、仮金堂のみの拝観券はありません。

興福寺の創建は、遷都1300年を迎える平城京と同じ710年です。現在記念事業のために、着々と整備が進んでいます。訪ねるたびに、どんどん変わっています。それにしても、すごい雲・・・。

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興福寺 http://www.kohfukuji.com/  お堂でみる阿修羅 11月23日まで

興福寺の後は、まじくんとともに正倉院展前ぶろぐ】へとも思いましたが、お天気がどんどん悪くなってきたので、近鉄奈良駅へ引き返すことにしました。途中、鹿さんと記念撮影です。鹿せんべいは150円・・・値上がりしたんですね。(^^;)

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大喜びで「鹿せんべい」を2つも買ったのに、なんだか及び腰です。(^m^)去年は、仲良くなったんですけど・・・。【前ぶろぐ】この後は、念願の大仏さんの手に乗りました。次のブログにて。


奈良:「正倉院展」と「なら奈良館」へ行ってきました。

2009年10月29日 | 奈良

一昨日、奈良の「第61回正倉院展」へ行ってきました。正倉院展の詳細は、前日ぶろぐをご覧ください。なお、観覧券では常設展を見ることもできるんです、正倉院展を見るのに、気力を使うので、いつも寄らずに帰ってしまいます。(^^;)*特設テントには、いろんなお弁当やお土産が売っています。テーブルとイスが設置されていてその場で頂くことができます。また、昨年は博物館内のレストランでお昼を食べました。(レストランの特設テントもあります)周辺には、鹿もたくさんいます。前回、お尻をかまれたんで、ちょっと、怖い。(T0T)

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博物館を出て、お昼を食べようと「おいしそうなもの」を探してウロウロしました。しかし、周辺のお店は、ちょっと高めのお店(ランチで2,000円前後)もしくは、喫茶店が多かったです。結局、興福寺へ向けて歩き出しました。(徒歩約5分)興福寺では、現在「国宝特別公開2009」が行われ、お堂の中で、阿修羅像を見ることができます。全国各地での阿修羅展が無事に終わり、興福寺へお戻りになっています。ちなみに、以前は、修羅像は、国宝館のガラスケースの中で目の高さで見ることができました。【前ぶろぐ

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拝観料が1500円!(@Д@;)お値段であきらめたわけではないのですが、時間もなかったし、お昼だしということで、今回はあきらめました。またの機会に必ず訪ねます。で、とりあえず、パネルだけ撮影!(^^)V

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興福寺 http://www.kohfukuji.com/

その後、近鉄奈良駅(国立博物館から徒歩10分)へ行きました。 1階には観光案内所があり「せんとくん」と記念撮影ができます。せんとくんは、最初は賛否両論あったものの、いまではすっかり人気者です。

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お昼を食べようと、上の階に上がったら「なら奈良館」を発見!・・・というか、以前から気になっていたので、入ることにしました。結局、お昼を食べそこないましたけど。(^^;)入館料:大人:300円 高校生:200円 小中:無料

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ここは、奈良の世界遺産や社寺、平城京の詳細が詳しく写真展示されています。希望によりボランティアガイドさんがわかりやすく説明してくれます。(30分~:無料、私はマンツーマンで説明を聞かせていただきました。すごくよかったです。)本物なら、写真撮影ができない国宝も、ここなら記念撮影もOKです。なんと、大仏さんの手の上に乗ることもできます。これは、まじくんを連れてこなくては・・・。(^m^)

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平城京の復元模型も展示されています。ちなみに、写真右下は電車の車窓から見た、現在の平城京跡地です。着々と復元が進んでいます。

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なら奈良館 追記:2011年3月に閉館されました。

お土産も買ってきました。近鉄奈良駅の地下1階にある千壽庵吉宗さんのわらびもち(550円)と大きな三笠(550円)です。

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大きな三笠(どらやき:直径16センチ)は、手焼きだそうです。ふかふかの皮にジューシーな自家製餡がおいしかったです。あんこが苦手なまじくん・・・でも、一度は、まるかじりしてみたいですよねぇ・・・。(^m^)

千壽庵吉宗 http://www.senjyuan.co.jp/ 


「第61回正倉院展」へ行ってきました!

2009年10月28日 | 奈良

P1090688 昨日、携帯ぶろぐでもお伝えした通り、奈良国立博物館で行われている「第61回正倉院展」へ行ってきました。10月24日(土)から11月12日まで行われています。なお、今年は、天皇陛下の即位20年を記念し、例年より3日長いです。

正倉院展は、昭和21年(1946)に始まり、毎年たくさんの人が訪ねています。正倉院は、もともとは東大寺【前ぶろぐ】の倉庫で、東大寺を建立した聖武天皇(第45代)が、756年に亡くなり、49日法要の際にゆかりの品々を大仏に奉納したのが、正倉院宝物の始まりです。

出陳品の中で、ひときわ人気が高かったのは、光明皇后直筆の書「楽毅論(がっきろん)」です。中国・戦国時代の将軍の伝記を、天平16年(744)、皇后が44歳の時に書写されたものです。力強い筆の運びで、男勝りでひたむきな性格が伺えます。

P1090672倉庫には、宝物ばかりではなく、東大寺の大事な儀式で使われた仏具や、当時の生活用品なども保存されていました。これらは、宝物としてではなく、生活倉庫の一部の品がそのまま残ったのではと考えられており、儀式に使われた伎楽のお面や衣装、荘園の地図や文書なども見ることができます。

興味深かったのは「子日目利箒(ねのひのめとぎほうき)」です。富山(高岡)にゆかりのある大伴家持が詠んだ「初春の初子(はつね)の今日の玉箒(たまはばき) 手に執るからにゆらぐ玉の緒」という万葉集の歌にでてくる玉箒です。古代中国では、お正月の最初の子の日に、皇帝が田を耕して豊作を祈り、皇后が蚕の部屋を掃いて養蚕の成功を祈るという儀式が行われ、日本にもこの儀式が伝わっていました。この玉箒はその儀式に使われており、長さ65センチの箒の先には、ビーズが飾られていました。現在は5個しかビーズがついていませんが、当初は触れ合って音を立てるほど多くのビーズで飾られていたと考えられているそうです。

出陳品を見た後は、外を見ながら、お抹茶(500円)を頂きました。紅葉の見ごろはまだまだ先ですが、あちこち色づいています。

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見学時間は、入り口で借りる音声ガイド(500円)のポイントをゆっくりまわり、その他の品をそれなりに見て1時間でした。お土産も買って、全体で90分薄暗い中、ずっと立ったままじっと見るんで、けっこう疲れます。(^^;)好奇心と気力、体力が必要かも?小さな子供が見やすいようにはできていないので、子連れの方は、きれいなもの面白いものなどポイントをしぼっての見学をおすすめします。

P1090717_2昨日の朝、奈良へ出かけようとする私に「おかーさん、今日はどこ行くん?まじくんも行きたい!正倉院展行きたい!去年も一緒に行ったやんか・・・。」と、すがってきました。しかし、今年は、学校があるのであきらめさせました。機会があれば連れて行ってやりたいのですが、土日は混んでるし・・・とりあえずお土産を買ってきました。

毎回買っている「知ってる?正倉院 歴史編」の本などです。この本、子供むけですが大人でも十分読み応えがあります。これらのお土産は、特設ショップで買えますが、レジが行列で時間がかかります。時間がない場合は、地下のミュージアムショップでも(一部の品を除き)買えますので、そちらがおすすめです。ちなみに写真内の碁石チョコレート【前ぶろぐ】は、特設会場じゃないと買えませんのでご注意を。

奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/index.html

第61回正倉院展 10月24日(土)~11月12日(木) 観覧料金 大人:1,000円 大:700円 小中:400円 *近鉄奈良駅で前売り券:100円引が買えます。11月12日は天皇即位20年記念で入場無料です。

当日の混雑状況は読売新聞のサイトで確認できます。昨年の実績でいうと、平日なら30~1時間待ち、土日祝なら1時間~2時間以上待ちだと思います。


「第9回 バスまつり IN 奈良」へ行ってきました!

2009年09月25日 | 奈良

先日(20日)「第9回バスまつり IN 奈良」へ行ってきました。大和郡山市の近畿運輸局奈良運輸支局で行われました。最寄りの駅は、近鉄の「筒井駅」です。京都の竹田駅からは、快速で大和郡山駅まで行き、普通に乗り換えて1つ隣の駅が「筒井駅」でした。1時間かかりません。筒井駅からは、臨時バス(大人:200円 小人:100円)で5分です。バス代高かったなぁ・・・。

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着いたのは、ちょうどお昼頃で、たくさんの人でした。飲食ブースも行列でした。やきそば、たこ焼き、カレー、お弁当・・・けっこう種類がありましたが、気に入ったものがなく(^^;)、しばらくたってからピザを食べました。ピザーラの露店で1ピース350円です。

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バスまつりは、関西の20を超える会社のバスが集まります。人が多すぎて、なかなか写真が撮れなかったのが残念でしたが、どのバスも人気です。自分の地域のバス(京都)に、人がたくさんあつまっている様子を見ると、なんだか嬉しい気持ちになります。

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24日開催の城陽CC パナソニックオープンの無料ギャラリーバス「遼くん号」も来てました。パナソニックの事業所からでたてんぷら油を再利用したバイオディーゼルバスだそうです。パナソニックの食堂って、よく「天ぷら」出るのかなぁ・・・え?事業所で集めた油ですか(^^;)?赤いキャラは、尼崎市交通の「あまっこ」ちゃんです。とってもかわいかったです。最近、まじくんはこういうものに飛びつかなくなりました。成長の証ですね。母は少しさみしい・・・(T0T)

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スタンプラリーやグッズ販売など、楽しいコーナーもたくさんあります。「バスタオル」じゃないけど、「バス タオル」もありました。去年は、終了間際に行ったんで、いっぱいおまけしてもらいましたけど・・・。

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ゲームコーナーもあります。(1回100円)

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開催地の大和郡山は、金魚の産地です。金魚すくい(100円)もありました。何匹釣っても2匹は持ち帰りだったんですけど、遠いので遊ぶだけにしました。

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P1090190今回のお土産です。バスの形の防犯ベル(特価500円)を買ってきました。ちょうど学校から配布された防犯ベルの電池がきれていたし、電池代(4個)より安いので(^^;)助かりました。それ以外は、ゲームの景品です。バスのマイク(マニアにはうれしい品かも?)クリアファイルが11枚もありました。どんだけゲームしてんの。(ーー;)

昨年のバスまつりIN姫路の様子は【前ぶろぐ】にて。

スルッとKANSAI http://www.surutto.com/

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奈良公園:鹿の鳴き声って?

2008年11月01日 | 奈良

先日、奈良の正倉院展前ブログ】へ行ってきました。皆さんご存じの通り、奈良で鹿は神の使いとされとても大事にされています。正倉院展が開催されている国立奈良博物館の周りも鹿がたくさんいます。

P1170263_2実は、今年の8月に奈良を訪ねたとき、鹿に噛まれてしまったんです。それは突然の事でした。鹿にせんべいをあげたいとまじくんが言うので、カバンの中から財布を取り出そうとしていた時、携帯が鳴ったんです。その携帯に出てをしていたら・・・いきなりお尻が「熱っ」と思って振り返ったら、鹿が私のお尻を無言で噛んでいました。(@Д@;)なんと、Gパンの上から噛まれたにもかかわらず、皮がむけてました。(><)

鹿は「早くせんべい買って!」と言いたかったのか「電話はダメ!」と言いたかったのか・・・とにかくこの時以来、なんだか鹿が怖くて・・・。まじくんは、家に帰ってからしみじみと「なんで、鹿せんべいを売ってはるおばちゃんは噛まへんのに、おかーさんのお尻噛まはったんやろ?おかーさんの方がちょっと若かったからかな?」とつぶやいていました。ちょっとだけ?(ーー?)ちなみに、鹿は、カバンの中を探していたりすると、食べるものをくれるかも?と近づいてきます。また、気がつくと背後にいたり、びっくりすることもしばしば。

でも、めったに悪いことしないから、仲良しになりたいし、近づいて写真も撮りたいですよね?前回のブログで、正倉院展の看板のそばに座る鹿の写真を載せたんですが、これは、まじくんが「おいでおいで」して連れてきました。最初は怖がっていましたが、慣れたら嬉しくなって、近づいて写真も撮ることができました。

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ところで、鹿の鳴き声を聞いたことがありますか?奈良の方ならご存知なのかもしれませんが、私は今まで聞いたことがありませんでした。いつも無言で近づいてくるし・・・。ところが、今回初めて聞くことができました。まじくんが鹿と遊んでいると「へたくそな口笛?」みたいな音が聞こえました。なに?と思ったら、それが鹿の声だったんです。

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その証拠に、帰り、近鉄奈良駅の向かいにある奈良県商工観光館で買ったお土産のパッケージに「鹿の鳴き声」を発見!またきてな奈良クッキー(525円)の鹿のイラストに「ヒューヒュー」って、書いてありました!(^^)V

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奈良公園の紅葉の様子は・・・あちこち色づいています。(10/28撮影)

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P1170350おまけ:奈良といえば、最近人気急上昇の「せんとくん」。ピンバッチ(150円)があちこちに売られています。小さくて可愛いです。

奈良公園 http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1713.htm


奈良「吉城園」紅葉ウオッチング(10/28)

2008年10月31日 | 奈良

P1170317_2 先日(28日)、奈良の正倉院展前ブログへ出かけました。そのついでに「吉城園(よしきえん)」へ寄ってきました。

吉城園のある場所は、その昔、興福寺の子院の摩尼珠院(まにしゅいん)があったところとされています。明治になって民間の所有となり、大正8年には現在の建物と庭園がつくられた後、奈良県の所有となり、平成元年に開園しました。

園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭があります。池の庭は、江戸時代からの地形の起伏、曲線を巧みに取り入れ、建物と一体になるように作られています。こちらの茶室のガラスは手打ちガラスが使われていて、凸凹していて波打っているように見えます。

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紅葉は、京都よりは進んでいるように思いました。最近、朝晩冷えているので、これからぐっと進むでしょうね。

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高台に四阿(あずまや)があります。まじくんは、そこで茶室の絵を描きました。先日の清水寺【前ブログ】に続き、相変わらず、お日さま描いてます・・・。

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苔の庭は、前面が杉苔に覆われた庭園で、茅葺の離れ茶室があります。地下水脈が園内を流れているといわれ、杉苔の生育に適しているそうです。

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茶花の庭は、茶席に添える季節感のある草花が植えられています。今の季節は、ホトトギスや藤袴がきれいに咲いています。

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なお、ここは、前回ご紹介した依水園【前ブログ】に隣接しています。拝観料が依水園(650円)、吉城園(250円)と大きく違いますが・・・見ごたえの差だと思えば納得です。ただ、吉城園の苔の庭は珍しく、秋もいいですが、新緑の頃にも見てみたいと思いました。

なお、吉城園からも、東大寺【前ブログ】の鴟尾(しび:屋根の金色の飾り)が見えます。(写真クリックで拡大します)

吉城園 http://www.narakotsu.co.jp/yoshikien/


奈良「第六十回正倉院展」お土産&ランチ

2008年10月30日 | 奈良

一昨日、まじくんと、奈良の第六十回正倉院展へ行ってきました。観覧の様子は前日ブログにてどうぞ。

展示を見終わったのは、11:30頃でした。ミュージアムショップでお土産を見る前に、お昼を食べようと館内地下のレストラン「ハーフタイム(葉風泰夢)」へ入りました。このお店は、オーダーしてから食事が運ばれてくるまでとても速いです。また、どんどん相席をしていきますので、待ち時間が思ったより短いかもしれません。また、店頭で薬膳弁当(1,000円)も売っていて店内で座って食べることができます。

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私たちが注文したのは、葉点心(あんかけ焼きそばセット)1,200円と、夢点心(汁麺セット)1,100円です。見た目よりあっさりしていて食べやすかったです。あんかけ焼きそばにはスープとデザートがついています。汁麺セットには、大和肉(大豆たんぱく)の山椒煮、デザートがついています。

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なお、夢点心は、学割(300円引)がききます。幼児はだめなんですね・・・。ここの器は、芸術的というか、形が面白いです。ラーメンどんぶりも少し傾いた形です。 (写真左下は傾いた器にびっくりした顔だそうです・・・) 食後にコーヒー(380円)を頂きました。まじくんは、なにやら描き始めています。

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描いていたのは、ちょうど座席から見える「正倉院展の看板」の平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)と犀角魚形(さいかくのうおがた:腰飾り)でした。

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お土産やお弁当は、ミュージアムショップや1階の特設ショップの他に、屋外(写真左下)のテントにも売っています。私たちは、ミュージアムショップで、昨年に引き続き「知ってる?正倉院」という子供向けの本の最新版を買ってきました。(1冊250円:大阪読売サービス株式会社)ちょうど、前回奈良を訪ねたときの唐招提寺【前ブログ】や鑑真、遣唐使のお話でした。これで4冊になりました。

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他に、今回メイン展示にもなっている八角鏡をデザインした「手鏡(1,000円)」「ハンカチーフ(630円)」国家珍宝帳にも名があがるご碁盤モチーフにした「碁石貯古齢糖(300円)」も買いました。マーブルチョコのようなもので、碁石の実物大(22ミリ径)なので、けっこう大きいです。10個入りで日持ちは1年ほどです。おいしいです。4箱入り1,200円というものもあります。大きな碁盤に入っているので、もしかしたらゲームもできるのかな?

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今回は、まじくん連れて行っても、電車代も入場料もかからないしなんて思っていたけど・・・けっこう買わされちゃっいました。(><)手鏡、保育園のはみがき指導で使いたい!なんていってたけど、いくらなんでも渋すぎるでしょ。(ーー)

なお、ミュージアムショップやレストラン(写真左下)は、観覧者以外も自由に入ることができます。庭(写真右下)を眺める場所にお抹茶席(500円)も設けられています。

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奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/

この後は、携帯ブログカテゴリ】でお伝えしたように、ここから歩いて10分ぐらいの吉城園の紅葉の様子をご報告します。明日のブログにて。


奈良「第六十回正倉院展」へ行ってきました!

2008年10月29日 | 奈良

昨日、携帯ブログ【カテゴリ】でお伝えしたように、奈良国立博物館で行われている「第六十回正倉院展」へ行ってきました。じっくりゆっくり見てこようと思っていたら・・・「まじくんも、奈良行きたい!鹿に会いたい!(T0T)」と、すがりつかれ(^^;)、まぁ、平日に連れて行けるのも今年まで(来年からは小学生)と、思い・・・まじくんも連れていくことにしました。

奈良へは京都から近鉄を利用すると運賃は610円、40分ほどで行けます。近鉄奈良駅には、臨時の観光案内所と、窓口で前売り券が売られていました。ここで買うと100円お得だし、正倉院展での券売の列に並ばなくてもいいので、多少早く入れます。なお、正倉院展の当日券は一般1,000円、大高700円、小中400円です。

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近鉄奈良駅から、歩いて約10分で、国立博物館へ到着です。私たちが着いたのは10:30頃でした。駅からたくさんの人が歩いていたので、待ち時間が心配でしたが、15分ほど並んで入ることができました。行列の途中に、読売新聞の特別号が配布されていました。並んでいる間、まじくんとそこに案内されていた正倉院のケータイクイズを楽しみました。正倉院に関する三者択一のクイズなので、子供でも楽しむことができます。展示物に関してのクイズもあるので、展示を見るときに興味が湧きます。

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今回で60回を迎える正倉院展は、18点の初出陳を含む69点が出陳されています。聖武天皇愛用の品や宝物、文書、日用品、珍品など様々な品が展示されていてます。毎回すごいなぁと思うのは、この時代の品は、他国では「出土」という風に、土に埋もれていて損傷が激しいものがほとんどなのに、正倉院にはその品が1300年も美しく保管されてきたということです。すごすぎます!(@Д@)

P1170213_2正倉院展は、人が多いし館内は暗めなので、すべての品を見るというのは、かなり根気が必要です。大人でも大変な見学を、小さな子連れでどう乗り切るか?が今回の課題でした。(^^;)まず、私たちは、入口で、音声ガイド(500円)を借りました。一般用(日本語・英語)とジュニア用が選べます。ジュニア用を選んで中に入りました。69点のうち24点が案内されています。内容は、子供でもわかるような内容になっています。一般用より声のトーンが明るめなので聞きとりやすいかもしれません。

展示は、宝物が一番よく見える目線や、保存に支障のない置き方がされています。子供には見にくい高さのものもあります。ただ、だっこして見せるような雰囲気でもないのです・・・。また、一般の宝物みたいにキラキラ光るものも少ないし、なぜたくさんの人が見るのか?理解しにくいかもしれません。実際に、大人が見ても「なんじゃこりゃ?」なんて、思うものもあります。(事前に解説文を読んだり、その時代の事や道具の使い方など想像を豊かにすると楽しめます)

それでも、まじくんとは、事前のケータイクイズに出た宝物や、新聞に写真が載っているものを中心に20点ほど見ました。後から、新聞やパンフレットを見た時に改めて話ができました。また、以外にも、まじくんが興味を示したのが「文書」でした。税納を記した文書に、自分が知っている文字を見つけて大喜びしていました。「あ!これ給食の給や!王っていう字もあるでっ!」「ほんとだねー。まじくんが知っている漢字は大昔と同じ形やねー。」「小学校行ったら、これ、みんな読めるようになるかもしれへんな!」・・そ、それは、無理かも。(^^;)

せっかく出かけたのに、子連れだったんで、半分も見れませんでしたが、十分楽しかったです。まじくんも、退屈しつつも1時間ほどは見学に付き合ってくれました。なお、昨年の様子は【前ブログ】にて。

この後は、お土産と博物館内のランチをご紹介します。次のブログにて。

奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/


奈良を視て楽しんできました(9)依水園

2008年09月13日 | 奈良

先日(6日)、まじくんと再び奈良へ行ってきました。まずは、金堂(大仏殿)と大仏さま戒壇院の様子を前ブログでお伝えしました。

P1150182戒壇院を出る頃に、空が暗くなり雨が降り始めました。周辺は、公園整備の工事をしていて、雨宿りするような大きな木も場所もありません。仕方なく案内板の細い屋根の下で、立ったまま20分ほど雨宿りをしました。

雨が小ぶりになったので、もう帰ろうと南大門そばの駐車場まで歩き始めました。やがて雨は上がり、太陽が見え始めました。途中、依水園(いすいえん)の前を通りました。せっかく前まで来たんだからと、帰りたがるまじくんを説き伏せ、中に入りました。(拝観料:大人650円)

依水園は、国の名勝指定された総面積約4千坪におよぶ奈良市内唯一の池泉回遊式庭園です。西側の前園と、東側の後園からできていて、創始を全く異にする2つの池回遊式庭園を組み合わせたものです。前園は、興福寺の塔頭の摩尼珠院(まにしゅいん)の別業(別荘)があった所とされています。江戸期の延宝年間(1670年代)に、奈良の晒業者、清須美道清が別邸を設け、庭の趣向を整え、萱葦の建物を造り、その披露に招いた、黄蘗山前ブログ】の木庵禅師によって、この建物は「三秀亭」と名付けらました。庭園を鑑賞しながら「麦めしとろろ」や「うなとろ御膳」が頂けます。

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後園は、明治32年、奈良の晒業者の関藤次郎の気宇を汲んで、裏千家の12世が完成させたと伝えられています。池を堀り、小山を築き、清流を導き、数個の伽藍石や、幾多の銘木、珍木を配り、巧みに周囲との調和が計られています。

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深山に入ったような不思議な気分でした。一体どれだけの広さなのか、どこへ行けば戻れるのか?少し不安になるほどでした。

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庭園内には建物が点在しています。柳生堂、氷心亭、挺秀軒、清秀庵など、数奇をこらした萱葦や、檜皮葦の建物です。広い池の向こうに建物が見えた頃(写真左下)、再び雨が降り始めました。

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軒先に座って、庭を眺めながら雨宿りすることにしました。【ここで、先の携帯ブログを入れました】他に観光客もなく、この素晴らしい景色をまじくんと2人で貸切でした。(*^0^*)庭の遠景には、左から若草山、春日山、御蓋山(写真では見にくいです)、中景には、東大寺南大門の瓦と、参道の並木などを借景としてとりいれています。

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P1150179現在の依水園は、昭和14年に、神戸で財をなした中村準策氏が、収集した美術品を展示する美術館を創設するにあたり「美術品を鑑賞する環境」として依水園を購入し、第2次世界大戦を経て、ようやく孫の代に公開されることになりました。

庭園受付手前の「寧楽(ねいらく)美術館」(写真左)では、東洋の古美術や中国古代の青銅器、高麗からの陶磁器等が展示されています。拝観料は依水園拝観料に含まれています。好きな人ならいくらでも、さっと見るときは20分もあれば大丈夫です。

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このお庭は、紅葉がとてもきれいだそうです。現在は、色づいた葉がちらほら見れます。紅葉が盛りの頃に再び訪ねてみたいです。

なお、同じく興福寺の塔頭の摩尼珠院の跡地にある吉城園(よしきえん)先ブログ】は、すぐ隣にあります。こちらは、木が茂り苔が美しい庭だそうです。

依水園 http://www.isuien.or.jp/