斬新フレンチ＆ワイン CITRONELLE ＠ ジョージタウン

もう何度も書いてはいるのだけど。
日本で初めて出会い、DCに来て一番にNFLのスーパーボウル観戦パーティに誘ってくれて以来、
ずっとお世話になって慕っているドリューとニコール　から、
またディナーのお誘いが♪

いっつも、いろんなお店に誘ってくれて、
NFLのゲームを見ながら　死にそうに辛いバッファローウィング　を一緒に食べたり、他にもいっぱい。
本当に嬉しい限りなのだ。


今回は ジョージタウン という、DCエリアの中でもオシャレでヨーロッパみたいな雰囲気の街へ。

向かった先は　CITRONELLE　（HP）という、
MICHEL PICHARD シェフがやっている、フレンチレストラン。

ジョージタウンのメインストリート、M street　から、ちょっと中に入る、隠れ家チックな雰囲気。
高級フレンチだから、と思ってカメラは控えてたのだけど、
意外と店内は気軽な雰囲気で、ワイワイ賑やか♪
それに、気のおけない友達が一緒だから、相変わらずNFLの話で盛り上がったりして。


さて。
そんなリラックスした雰囲気ではあるものの、メニューを見ると、さっすが高級！っていう食材ばかり。
キャビアだー！フォアグラだー！エスカルゴにホタテだー！

何にしようか迷ってしまうけど、自分は、カリフォルニアは　Monterey湾産　のアワビを。

ちなみに、アワビは英語では ABALONE と書くのだけど、
ドリューとニコールが　「日本でよく食べるらしいね？どんな感じ？」　と、なんと食べた事がない様子！

そうかぁ～鮑は未体験なのね。
うーんと・・・

オイスターみたいな二枚貝じゃなくて、一枚貝で岩にへばりついててね、
身は分厚くて、歯ごたえがあって。
（ここで　「ビラビラみたいなのが付いてる」　というイメージダウンな言葉は言わない）

味は。

・・・。

・・・。

・・・何て説明すればいいのだー（汗）。

鮑の説明、難しいゾ。
というか、味付けや切り身の厚さによっても、左右されるからなぁ。

すると　「僕も頼んでみるよ！」　とドリューがチャレンジ。
ナーイス！　百聞は一見にしかず、一食にしかず、だもんね。


殻の大きさ自体は私の拳よりも一回り小さいくらい。
上には、クリーミィなソースに絡められたニョッキとキャビアがたっぷり。

肝心の鮑は、すんご～い薄く切られてて、横に並べてあるので、写真では隠れて見えましぇーん。
しかも、やっぱりビラビラ部分は取り除いてあるのね・・・。
何気にあそこの味の染みた食感も好きなのだけど、アメリカ人には見た目でウケが良くないのかな。

とはいえ、歯ごたえもあるし、塩気もほんのり感じられる味わいで、とっても美味しい！
お酒をジャっとふって醤油で食べる和風味もいいけど、これはこれで完成されている。
ドリューも満足みたいで良かった♪　今度は日本で、和風味を食べさせてあげたいなぁ。



さてさて。
メインを選ぶ時にも、メニューの記載にあーでもないこーでもない、と色々盛り上がる。
中でも SABLEFISH saké-miso marinated 。

SABLEFISH　というのは　ギンダラ　のことだから、
日本人なら　「酒味噌漬け」　とか　「味噌粕漬け」　みたいなイメージでピンと来ると思うのだけど、
ドリューたちは、MISOは知っていても、「SAKEとMISOってどういうマリネなの？！？！」状態。

う”～～～、これも英語で・・・って難しいよ～～～(>_<)。

純粋な日本酒とも味噌とも違う、あの漬けて出てくる香りや味を説明するのはさすがにギブアップ。
しかも、イメージしてるのとは違う、フレンチならではの味わいになってるかもしれないし・・・。


というワケで、みんなパス。

自分は何やら面白そうな　SKATE  rolled with crab　を。
SKATEとはエイ、たぶん アカエイ かなぁ。それが蟹に巻かれて、ムニエルされているとな？！
出されたお皿は。



うわおー♪おいしそー♪
これはニコールとかぶってしまったけど、蟹の身が分厚くて、最初「どれがSKATEか分かる？」なんて。

エイって独特なクセがあると思っていたけど、全然クセがないし、香ばしいムニエルだ～。

ソースはフレンチ特徴なコッテリではなく、意外と口当たりはサッパリした味つけで、全然濃くないし。

男性陣はあいかわらず　肉肉肉　だけど、
やっぱりタダのステーキじゃなくて、ソースやバリエーションなどなど、工夫されてる。

なかなかアタリのお店だー！



しかも！！

ワインも超美味しかったのです！！

まずワインセラーの大きさにもびっくりしたし、メニューの多さにもびっくり！！同時にお値段も（笑）
セラーはきっと、客席から見える場所以外にも、ちゃんとした貯蔵庫があるんだろうな。


分厚いメニューの中から、
ソムリエさんとドリューのボス（といっても、すんごい気さくなおじさん）が決めてくれたのは

DIERBERG  Pinot Noir 2005 。

Santa Maria Valle　というカリフォルニア地方のワイナリーのもの。

この地方では、ピノ・ノワールが美味しい、なんて話をしてたっけな？！
飲んでみると、果実の味わいが深くて、甘いだけじゃない快適な酸味があって、
とにもかくにも、すんごいバランスが良いのだ。

しかも、自分が頼んだ、エイと蟹のムニエルにも、味わい的には合うし、
男性陣が頼んだお肉料理各種にも、もちろん美味しく飲めるそう。

みんながメインを決めたあとにワインを選んでいたので、
みんなに合いそうなのを、こうして選び出してくれたんだろうなぁ。


美味しい料理にワイン、楽しい会話がはずんで、写真撮るのなんて忘れてしまってた。
そして最後は恒例の、ニコールが大好きなデザートタイム？！


と思ったら。

「デザートでも良いですし、チーズもありますよ」　とな！！

みんなはデザート＆コーヒーを頼むようだけど・・・
まだグラスにはワインが残っているし、自分だけチーズをつまんで良いでしょか♪


すると、カートでガラガラと、20種類くらいの、たっくさんのチーズが！
すごーーい！！

以前の自分だったら、チーズなんてチンプンカンプン、「とりあえず、臭いのください」と言っていたけど、
説明を聞いてると、この1年のチーズ体験の成果のお陰か　「ワカルワカル！」　嬉しい。

産地もいろいろあったのだけど、選べる3種類には、
フランス産の ブルーチーズ 、 カマンベールチーズ 、そしてアメリカ産の ゴートチーズ を。


「ゴートって山羊だろ～？　くっせぇヤツじゃん！！」という相方だけど、うるせー。
結構ゴートチーズは好きなのだ。

とはいえ、あまりクセはなくて、比較的食べやすい味わい。
ブルーチーズとカマンベールは、もっち～～り。


デザートも色々種類があった中、出てきて面白かったのが　SNOWMAN　。

みんな思わず　「Cute！！」　

デザート好きのニコールは、この〆のデザートに大満足。
ホントにスイーツが好きなんだから～。

他にも、日本の餅が大好きで、アメリカでも韓国食材スーパーで買える　雪見だいふく　の大ファン。
一度、自分手作りの名古屋名物　抹茶ういろう　を持っていったら、大感激されちゃったし。
（ういろう作りはスゴイ簡単ヴァージョン、電子レンジでチン）


とにもかくにも、この日も本当に楽しかったー！
いつもいつも、ニコールとドリュー、ありがとう！
今度は折り紙、教えに行くからね～♪




おまけ。
べっぴんさんニコール、この日のベストスマイル。

可愛いデザートに、とーっても嬉しそう～♪