恵みを示す者があろうかと、多くの人は問います。
主よ、わたしたちに御顔の光を向けてください。
詩篇 4扁 7節
この言葉は「だれが、我々に良いことをくれるのか。」という反語的な表現です。
神を信じたところで何の益があろうか、という世の声です。
祝福、恵み、平安に満ちた人生の秘訣は、神の光りの中を歩むことです。
私たち人間は、神の光が届かない暗闇の中に人間の自由があり、楽しみがあると考えています。
しかし、このダビデは、神の光りの届かない自我の暗闇の中でとんでもない経験をしました。
ダビデのような大人物でさえ、姦淫と殺人の罪に陥り、辱めの極限と魂の苦しみを経験したのです。
そしてダビデは祈るのです。「神よ照らしてください、神・主、あなたの光りの中に、今日も歩ませてください」と。
罪のはかない楽しみ、エゴの自由を求めると神から身を隠れたい、暗闇の中に歩みたいと思うようになるのです。
しかし、本当の輝く、力強い、喜びに満ちた人生を歩もうと思うのなら、この神の光りの中を歩むべきです。
主の光りだけが、私たちの人生から暗闇を追い出すことができるのです。
今この時代は、世の中がどんどん暗くなっていて、希望がないのですが、
神に振り向く人たちは本当に少ないです。だから、本当に神に希望があるのだということを、
私たちを通して現してください、という祈りをしたいです。 アーメン