一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

残り1カ月

2015-07-10 01:44:39 | 日記

ブログを移転しようとしたが
最後の日本大会を前にそれをやってしまうと何だか区切りが悪いのと、
他のブログにこれまでの記事を載せ替える作業に充てる時間がなかったので
暫くはこのままで行こうと決めました。

要するに、どうにも落ち着かない心地で生きてるという事です(笑)

予選大会で権利を得てから、はや一カ月が経った。

その間、怪我と病気の具合を窺いながら
出来るだけ身体への負荷を最小限に抑え、
かといって何もしないのではなく、
休み、ほぐし、見計らいながら一カ月を費やした。

勿論、6月には3度の試合があったので
どうしたって下半身の痺れが抜ける事はない。
だけどそれにも慣れてしまった自分がいる。


さて近況も踏まえつつ…

6月27、28日の連戦。
メジャーリーグに昇格してから初めてのメジャー戦となったが、
日本大会を目前に控えながら、これ以上ないくらいの経験値を積む事が出来た。

二日間共に新旧の日本チャンピオンと同時打ちという、
なんとも光栄極まりない組み合わせに当たり、
僕からすれば願ったり叶ったりのシチュエーションだった。

身内からは「緊張しただろう」とそればっかり言われたが
ハッキリ言ってそれはなかった。
想定外でもない事だ。

なぜなら、メジャー初の試合だろうが何だろうが、
いつか必ずこういう場面にブチ当たる事は当然予想出来た事だし、
何よりも彼らのような頂点に立つ人間と肩を並べて戦う事は
1万回の練習場通いを遥かに凌駕する経験値となる。

日本一を標榜し、更にその上を目指すのであれば、
ああいう世界戦を何度も経験してきた、特別なオーラを纏う選手と戦う事が不可欠。
そう思ってずっと今まで望んで戦って来たんだ。

幸せな事に今僕は、憧れ、狙ってきた王者たちとバッティングする、
そういうリーグに存在する。ずっとこのフィールドに上がりたかった。
彼らと何が何でも同じリーグで戦いたかった。それが叶った。
幸福以外の何物でもない。


結果に関しては、淡い期待を抱いていた訳でもないし、
かと言ってハナっから諦めていた訳も当然ない。

僕はどこまで行ってもチャレンジャーだから、
何が、誰が、どうなろうと、何を言おうと、
自分が一体このままどこまで戦えるのか、限界を何度超えられるのか、
それを知る事だけが目的だから、変な欲も期待も不安も恐怖もない。


ただ一点、己に敗けて力を発揮出来ないという事態。
それにだけは常に危機感を抱く。
それだけは招いてはいけない、あっちゃいけない。


この連戦が行われた舞台は、
ティーグラウンドが爪先下がり、更に左足下がりという、
環境としてはこれまでで最悪の特設コースだった。

更にメジャーリーグの時はアゲンスト、そしてドラコンの会場としてはそぐわない、
ストレートは310ヤードもない左ドッグレッグ。

初日に浮き彫りとなった僕の課題は致命的なものだった。

『ラウンド経験の絶対的不足』

爪先下がり、左足下がりなど
コースに出た事のない僕が経験する筈もない。
対応策なども持ち合わせていない。
他の選手より圧倒的に劣る僕のアキレス腱が
この日、露わになった。


ただ逆に、経験がないからこそ吸収も早いと前向きに考え、
即座に対応策を練った事が奏功し、
翌日はチャンピオンに次ぐ結果は残せた。


爪先下がりのティーインググラウンド…通常は殆どないらしいが、
そういう場面で戦わねばならない場合、ティーアップを普段より1センチ以上高めに。
そして踵体重に移行し、視覚の混乱を最小限に払拭する必要がある。

それらが学べた事も、結果を残せた事も、
日本大会を残り1カ月に控えた今、とてつもない財産になった。


まだまだ学ぶ事は山ほどあり、そして泉のように湧いてくる。

きっと憧れの日本大会では、今までにない経験を積む事が出来ると信じる。

ここまで来る事が出来た事を慶びつつ、
そしてこの道を認め、全力で支えてくれた人に感謝し、
思い残す事の無いよう、この夏は戦い尽くす。

あと一か月。

特別に身体を痛めつける事はもう二度とない。
いつもと違った事もする気はない。

ただ身体の声を聞き、痛みを和らげ、
柔らかく、しなやかに動けるように心身を8月8日に向けてゆく。

感慨深いものはある。

大きな夢を見た事も、それに向けて寝食を忘れて戦った事も、今までなかった。
何度となく挫折を繰り返して、でも何故か都度強くなる自分に嬉しさを覚え、
戦えば戦う程に変わってゆく周囲の空気、環境、景色に目をくるくるさせ、

気が付けば、「日本一の○○」などを決める舞台に上がる事を許された。

ガキの頃の思い上がった自分に、今の姿を見せてやりたい。
それが出来るなら、きっと僕は道を誤ったりしなかった筈…いや、
たぶんアホだからどっちにしろ道を誤ってただろうな(笑)

とにかく、
己の本懐を遂げるのみ。

恥ずべき戦いをせぬよう
思いを一切残さぬよう
文字通り振り千切ってみせる。














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