投資シリーズ番外編

今回の投資シリーズは番外編です。

当シリーズを見て下さっている多くの方が疑問に思ってらっしゃるであろう事。
それは「結局、どうすれば一番稼げるのか？」だと思います。

これをテーマに「今、現段階では」どうするのがベストなのかを、
飽く迄も僕の見解からお話しします。

以前何度か記事にも掲載して紹介しましたが、
「ＥＡ（自動売買プログラム）」という選択肢があります。

しかし、僕はこれは飽く迄も「選択肢」であって、決してベストではないと考えています。

※誤解のないように付け加えておきますが、ご紹介したＥＡはとても良いモノだとは思っています。
　もちろん、「現段階では」ね。


紹介記事でも書きましたが、今現在のＥＡというものは
僕が思うにまだ「半人半機」、つまり人間の手が加えられなければ、
まだ十分にパフォーマンスを発揮し得ないシステムだと考えます。

どれだけ優れた頭脳と知識の天才がプログラムを組んでも、
相場ってものは決して一様ではない上に、顕著に「人間の意思」が反映されるものだからです。

究極、ＡＩ（人工知能）が人間の感情や意思、精神構造を「完璧」に網羅しなければ、
それらの坩堝である相場においては通用し得ないと考えています。

それ故、以前ＥＡを紹介した際に僕はこう書き加えた訳です。

「優れたトレーダーでもあるサポートチームが指示を出してくれる」と。

彼らのマンパワーがもしも介入されていない代物ならば、間違っても紹介なんてしませんからね。


ただし

それだって、未来永劫、絶対に安泰だとは僕は考えていません。

それはどんなものにおいても言える事だと思います。

どんなに信頼性の高いシステムでも、
どんなに演算能力の高いコンピューターであっても、
どんなに高性能な戦闘機であっても、
同じ事です。

扱い方一つで明暗は分かれるし、エラーに瀕することもあるでしょうし、
思うような結果が得られない事もたくさんあるやも知れません。

最終的には「貴方」が「貴方自身」の司令官であり、パイロットなのですから。


つまり、貴方の頭脳で考え、貴方の判断力を元に起こした行動でなければ、
究極のところ、「１００％期待する」ことは出来ないと僕は確信しています。

システムを一つの「選択肢」と表現したのは、その為です。

ベストなのはやはり「裁量で稼ぐスキル」、これに尽きます。

詳しいお話は割愛しますが、未来永劫ＡＩの独力で勝手に勝ち続けてくれるシステムなどは
「人間がこの世に存在し続ける限り」無理です。

言い方を変えるなら、人間が構成しているフィールドにおいては
最終的に「人間の力」が勝敗を決めるという事です。


ちょっと毒吐きますけど・・・
システムに依存して、自分をイッチョマエの一流トレーダーだと勘違いしてる人がたくさんいます。

購入したシステムとエンジニアたちの努力によって、順調に利益を生み続けてくれているのだとしても、
それは「貴方の力ではない」ということ。

そこを勘違いする、まぁぶっちゃけ「アホ」がホントにたくさんいます。

良いんですけどね別に。
でもちょっと考えてみりゃすぐ分かるでしょ？


「もしそのシステムがいつか通用しなくなったら？」

そう、そのナンチャッテ・トレーダーたちは、以前までの「素人」に戻っちゃう訳ですよ。

栄枯盛衰。

枯れたくなきゃ、自己の根本的なビルドアップが必要不可欠なんです。

どんな世界でも一緒ですよね。