喜びの質

最近全くハリがない。

仕事も生活も問題はないし、相場も相変わらず順調だ。
だけど、形容し難いけどなんだか空虚だ。

ある人が言った言葉だけど
「自分の人生がつまらんからと言って、世界がつまらんと言うな」
ってのがあった。

それは勿論そうだと頷く一方で、最近はその言葉にも少し懐疑的だ。

高級料理、高級車、デカイ家、最新の電子機器。
元々そんなモノには一切興味がないから置いといても、
なんか「人の喜び」ってなんだろう？と気が付けば考えている自分がいる。

世界ってホントに面白いんだろうか？と考えるようになっている。


今の仕事たちは、そういったいわゆる「人の喜びのために」と銘打って取り組んできた。
もちろん、将来の目標はこんな程度の話ではない。

だけどどうだろう。
人が喜びを感じる「質」みたいなモノが著しく低下してる気がする。
ここんとこずっとだ。

即物的な欲求を叶えた人の喜び。
表面的な不安を取り除けた人の喜び。
ちっぽけな贅沢を叶える小銭への喜び。
結局「モノ」に根差したものなんだよ。

僕がそういった物欲に疎いからなのか、世間の人が喜ぶ基準が理解出来ない。
美味いものはそりゃ好きだけど、高かろう美味かろうではないし。
どうしてもタンパク質重視だし(笑)

あとバカみたいに酒を飲みたいとも思えないし。
そういった温度差があるから、正直この世界が面白いとは思えない。
面白くしようとは思うけれど。