一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

期待感がもたらすもの

2019-12-22 22:29:11 | 日記
土日にも関わらず、カウンセリングしてました。

相談者の多くが「人間関係」に悩んでいるのは以前にも書きましたが、
結局のところ「どうすれば良いですか?」という問いへの答えは限られてきます。

もちろん、特殊な例は除きますが
最終的には「他人を変える事は出来ない」というのが結論。

それでは根本的な解決にならない!と思われるかも知れませんが、
逆説的に考えてみて下さい。

他人を変えた所でそれこそ根本的な解決とは決して言えないという事を。

何故なら、何某かの手段で他人に自分の望みを強いたとするなら、
その他人には「不満・蟠り・我慢」を強制する事になります。
それで得たゴールなど、いずれ遠からず瓦解するのは想像に難くないはずです。

最もシンプルでありながら、そういった弊害の起こり得ない対策はたった一つ。
「自分を変える、自分の方向性を是正する」以外にありません。

とはいえそればかりでは、「自分だけが無理をすることになるじゃないか!」と
そう思われるのも当然ですね。
ですから「無理しなさい」って言うのではありません。

カンタンに言うならば「他者に期待感を持たない」ようにする。
もちろん、完全に期待感を排除するのは難しかろうと思うので、
「期待感のハードルを下げる」と表現するのが妥当でしょう。

他者には他者の時間軸と人生・生活があります。
「約束したのに!」やら「どうして〇〇してくれないの!」など、
憤りたい気持ちは分からんでもないですが、同じ事を他者から言われたらどう思いますか?

「コッチにだって都合があるんだ!」ってなりませんか?
それは皆一緒ですよね。

期待して良いのは、自分自身だけである事を多くの人が忘れがちです。
そこに人間関係の問題点が隠されています。

特に今回ご相談下さった方は「親への悩み」でした。

これは古今東西の人間社会において非常に根深いものだと思うんですが、
そもそも世の中の親って、生まれた時から「親」だった筈がないのに、
子供が出来れば途端に結構な無茶振りをします(笑)

自分は大して勉強もしなかったのに、子供には東大へ行け!と求めたり。
自分はイヤで投げ出したクセに、子供には強制的にピアノなんか習わせちゃったりして、
さらに「辞める事は許さない!」なんて言ったり。

カエルの子は絶対にカエルだ、なんて思いませんけど、
トンビが間違ってドラゴンを産んだりなんてしませんからねぇ…(笑)

親の欲目ってんでしょうけれど、ちょっとアンタ欲張り過ぎじゃないか?と
色んな相談を受けている中で感じる事が多々あります。

そういう親って子供に対する「期待感のハードル」が
そもそもハードルの域を超えて棒高跳びレベルだったりしますし。

子供だって人間です。
そして、親も昔は子供だったんです。

欲に目が眩んでるとしか思えない親のワガママを、
可能性に満ちた子供に押し付けるのは看過出来ませんね。

それが故に、その後の人生をひどく閉塞したものにしてしまうのが
多くの人の不幸なのだから。

期待して良いのは、自分が自分で選んだ道でのみ。









最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。