何度目かの誕生日でした。
嫁さんはわざわざ少ない休みをこの日の為に一日取り、
日がな一日お祝いの言葉をくれた。
ただ転機を迎えた彼女にとって、今日は色々とやるべき事があり
お祝いらしい事を出来やしないと嘆くこと頻り。
僕はその気持ちだけで十分で、
こんな僕の誕生日を心から喜んでくれるこの人に
感謝以外の感情も言葉もない。
嫁さんがこの日にしか行けない美容院に行っている間、
僕は普段通り予定をこなし、いつも通りジムへ行った。
薬局のお姉さんから、「誕生日も筋トレですか??」と笑われた。
だがそれがいい(笑)
特別な日に、普通でいられるという幸せ。
これが最も良い。
日が暮れてからは嫁さんのコートを買いに行った。
やたらと高いだけのコートを勧めてくる某紳士服のオバハン店員をサラリと躱し、
嫁さんの気に入った、値段の控えめなコートを購入。
あからさまに接客態度を劣化させるオバハン(笑)
漫画に出てきそうなダメな売り子だと思った。
特別な事など何もない一日。
それを申し訳なさそうにする嫁さんだったが
本当に、僕にとって必要なものはその無垢な想い以外にない。
今年も良い一日だった。