一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

再燃、エンジン全開

2015-09-26 23:00:58 | 日記

今日は、恩人のシーズン最後の試合。
恩返しではないけれど、せめて体力を温存して貰いたかったのと
最後になるかも知れないから、見届けたかったのとで
本人の要望もあって同行・応援した。


勿論、数多くの猛者が集まるから
自分の勉強の為というのも目的の大を占める処だ。


今日は、本当に選手全員をこの目に焼き付けた。
スイングや飛距離、打球の行方だけではない。
選手一人一人の表情、気迫、オーラ、ルーチン、道具、癖、球質。
ありとあらゆる方面から、ありとあらゆるもの全てを焼き付けた。


試合に触発されて燃えた事はこれまでもあった。何度も。

だけど

全てを終えて、全くフラットな今の自分が、
途方に暮れた自分が、両肩に荷を担いでいない自分が
彼らの戦う姿の全てを見た時

そこで何を感じるかを知りたかった。

それでもまだ燃えるかどうか、或いは何も感じないか、それを知りたかった。


恩人の敗退する姿、
ライバルが家族の前で力尽きる姿、
新進気鋭の若者が気を吐く姿、

優勝常連の強者が力を出せずに終わり、しかしそこから切り替えて立ち上がる姿、
怪我を押して満身創痍で戦う選手の、目に宿した不退転の炎、
手練手管の技巧者が、その技量に陰りを隠せなくなった寂しそうな背中、

全て、全て、見た。焼き付けた。

ずっとグリッドを注視し続けて、足が棒のようになっても、
どうしても目が離せなかった。どうしても目を逸らしたくなかった。


気付けば、涙が溢れていた。

素晴らしい戦いに感動したのも勿論あるけれど、
決定的に言えるのは、自分はここでどうしても戦い続けたい、
数え切れない想いを経て来た今だからこそ、この場に没入して粉々になるまで戦いたい。

そんな思いが弾けて炸裂したからだ。

誰の為にと問われたら、自分と自分が愛した人の為と答える。
それはやっぱりずっと変わらないから。

何の為かと問われたら、それが自分の存在意義だからとしか答えられない。
これもどうしても変わらない。


燻っていた想いが一気に爆発する音が聞こえた。

錆掛けたエンジンは強制的にフルスロットルに。

燃料は、ハナっから無尽蔵に湧き溢れていたじゃないか。

辞めねぇ、辞められねぇ

エンジンを止めた事を勿体なく思ったくらいだ。
だけどそれは壊れた身体の休息として捉えて進む、もう迷う必要もない。


ソソられてしまった。
アツい選手の気に当てられてしまった。


もう一度、この力を放ちたい。
もう一度、あの圧倒的陶酔感を、
いやもっと、あれ以上、青天井の絶頂感を、
限界知らずの自分に戻って、どこまでも突き進んで行け。


愚痴も吐け、弱音もこぼせ、泣いて、喚いて、目を血走らせて、それでいいじゃん。

ただ唯一、進む事だけはもう二度と諦めなければ、それでいい。


芯に炎が再び。
エンジン全開。


去ったアイツへは、突き上げたこの拳が黄金に輝く瞬間を

失くしたあの人へは、いっぱい貰った想いは無駄じゃなかったという証明を

支えてくれた彼女には、地球の裏側まで聞こえる世界一の称号と咆哮を













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