大丈夫でしかない

「チャンスは、ピンチの顔をして忍び寄ってくる。」
これは、昔師匠から受けた指導を自分なりにアレンジしたものです。

師匠は言いました。
「ピンチだと怯えた瞬間にそいつの負け」って。

いつか必ず、「ピンチ」とやらはやってくる。
その時にどれだけ痛かろうが辛かろうが、そこに必ず活路はある。

順調だった頃には見えなかった、見ようともしなかったような、
思わぬ視点がそこに必ず転がっている。
それが即ち「チャンス」だ。

泣きっ面してぶっ倒れてたんでは、涙に曇って何も見えやしない。
倒れてたんでは、地面以外に目に映るものはない。

怯えてへっぴり腰になってて、何が出来る？
腹に力を入れろ。
震える両脚を叩きつけ、地面に突き刺して踏ん張れ。
ケツに力を込めて、腰をどっしり落とし、目の前をねめ回せ。
あらゆるものを食らって燃料にしろ。
押されても動じぬ火の玉になれ。

ケツに火が着いた時、人はとんでもない力を発揮する。
矢も楯もたまらず、なりふりなど構っていられず、
自分の潜在意識が爆発して発生する底力こそがその正体だ。

痛い思いをしたのなら、その痛みを憎しみ尽くせ。
苦しい、辛いと心が萎えた時は、自分の情けなさにビンタしろ。

今、自分だからこそやれることが必ずある。
そんなものは無いなどと、誰にも言わせてはならん。

もしも今日、自分の命が尽きると分かっていたとしても、
それは諦めの理由になど決してならん。

そもそも人生は、「大丈夫」でしかない。
「大丈夫」でしか構成されていないんだ。

痛いのが不安か？苦しいのが怖いか？
そりゃあそれに付け込んで、利益を得る奴が減らない訳だ。

不安などない、怖いものなどどこにもない。

安心して生きるんだ、皆。
頑張れ、自分。