一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

年越しの出来事

2012-12-31 23:28:28 | 日記

実家に年末の挨拶に立ち寄った。

毎年恒例の、かと言って示し合わせたものでもない、
いつしか自然と家族が集まり、出来上がった行事だ。

ただ今年に関しては、両親は高齢である事から
正直年越しそばを作ったり、お前たちを持て成してやるのがしんどい、と話していた。
無理もない事だと思ったと同時に、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

だからせめて、今年からは挨拶にだけ立ち寄り、
一年のお礼と来年度の健勝を祈るだけにしようと嫁さんと話してた。


だけど様相は違った。
残念ながら、一番悪い意味で。

4世帯が集結するだけでも高齢の両親には随分な負担なのに、
あろう事か、姉貴は旦那が夜勤で不在であるのを良い事に大酒を飲んで
散々に酔っ払い、息巻いていた。

新しく家族に加わった兄貴の奥さんも巻き込んで、まるで一家の長が如く
座卓にふんぞり返り一切動かない。


二人の子供、6歳と3歳のヤンチャ盛りをほったらかし、
内容のない話題に一人で大笑いしながら大杯を傾け、
今日は酒がウマい、一生分笑ったわ、と増長天だ。
他に笑ってる人間はいないのに。


僕と僕の嫁さんは、ただでさえ風邪で体調の思わしくない母の顔色を思い、
何か手伝えないかと気が気ではなかった。


挙句の果てに、子供が暴れ尽くしてるのも放置。
自分は酒に次ぐ酒。なんなんだコレは。
終いには子供が兄貴と僕に子供ながら暴力を振るってきた。
まぁ子供だし、と最初は流していたが、あまりにもしつこい上に、
姉貴が子供を叱る素振りすらない。


彼らの日常が垣間見えた。
今日不在だった彼らの父親、つまり姉貴の旦那も大酒飲み。
公職に就く身でありながら前後不覚に酔っぱらう事など毎日の出来事。
夫婦揃ってこの有様ならば、子供二人がここまで不躾に育つのも頷けた。


自分の身内、特に自分の両親の教育を受けた筈の姉がこの為体。
一体彼女はあの両親から何を学び、何を受け継いだのか。悲しくてやり切れなかった。


母の豪快さ、その上っ面だけを真似て
時々子供を怒鳴ってはいたが、所詮猿まね。
子供も芯のない親の怒号など、意にも解さないで舐めきっている。


最終、その子供二人は「道具」で僕を殴打してきた。
これはイカンと思った。

親から何も教わっていない。
節度も、恐怖も、何にも。


だから僕は「道具は人を殴るものではない」と二人を叱った。


さっきまで笑顔で接していた大の大人が顔色を変えて叱ってきた為、
長男はハッとして態度を改めた。
長女に至っては昔の姉貴ソックリだった。
悪態ついて暴挙をエスカレートさせた。

なので一喝した。
それでも姉貴は酒飲んで知らん顔してた、信じられなかった。


かわいい、かわいいで済まされる年でもない。
小学校に通う上の子なら尚更だ。

況してや自分たち(姉貴を含め)兄弟は、
食事中に立ち上がる事、食事中に食卓で携帯ゲームに興じる事、
いや、テレビを見る事すら許されない状況で育てて貰った。
私語すらした覚えがない。


同じ境遇で育った筈の姉貴は、ガッカリするというレベルではない有様。
教職にある者が胡坐をかいてクダを巻き、祖父母や両叔父に子供を任せっぱなし。


祖父母はもう年老いている。
我々叔父二人も、何も子供のご機嫌を取る為に実家に来てるわけでもない。
況してや、姉貴に酒を提供する為の場所でもない。


ここ数年の年の瀬は、毎回こんな調子だ。
それどころか酷さを増してる。


子育てが難しい、だとか
子供を産むのは大変なんだ、とか

ハッキリ言ってそんなもんお前に限った事じゃねぇと思う。
古今東西の常識だ。
動物でも知っとるわ。そんな事ぁ。


子供が出来たのはお前と旦那の勝手だ。
やる事やって、運が良けりゃ出来るわ。
それが偉いとは思わん。


もっと言えば

子供のデキが悪いだとか、
旦那がああでもないこうでもない、とか
子供が誰に似たから大変だ、とか


それを何とかしてやっていくのが夫婦だ、家族だ。
それが出来ん、やれんと言うのならガキなんぞ作るなと思う。


そんな旦那を選んだのも自分。
後先考えずに子供を作ったのも自分。
子供の躾をペットの躾と勘違いしてるのも自分。


そして何より、子供は色んな面で敏感だ。
そんな親の姿を見て、「ああこれで良いんだ」と学んでしまう。
そんな親の行いを見て、短絡的な暴力や即物的な欲求に走ってしまう。


自分の身内だろうがなんだろうが
そんな親が多いのは何故なんだろう。


生きてる事が偉いと勘違いしてる人間が多いのは
どうしてなんだろう。


2012年最終日、なんとも言えない光景に身を置いた事で
大きな嘆息と共に、自身の襟を正す格好の機会となった。


願わくば、
彼ら二人の子供が「反面教師」と捉えて
芯の通った大人になってくれれば、と思った。
























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2 コメント

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Unknown (一刀)
2013-01-01 19:15:33
2012年の愚痴納めでした(笑)
なぁんか子供に対して「友達」や「同レベル」の物言いしか出来ない、アホな親が多いですね。教師も同じく。

ウチは特殊な環境で、そういうバカ親とバカ教師の現状が同時に見て取れるという・・・(笑)
今の日本の閉塞感を物語る「縮図」と言って良いでしょう。

その観点からも、貴方と貴方の奥方の逞しさ、真摯さは
憧れです。
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全くです。 (貝殻師匠。)
2013-01-01 18:02:09
記事見ました。こどもは間違いなく親をみています。子供は親しかみれないしね。やんちゃのレベルではすまない、子供が増えていて一番怒るべきはそれを止めない親です。これはもう教育方針とか育児とかそういうレベルでは片付けられないと思います。あまり格好は良くないけど醜態だけは晒したくないもんです。
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