嫁さんは件の乱痴気騒ぎに巻き込まれ疲労困憊の下、泥のように寝入った。
要らぬ苦労を掛けてしまって申し訳ないと思うし、
流石に普段愚痴などをこぼさぬ彼女も、昨日の姉貴の振る舞いには
閉口したようで、来年は勘弁して欲しいものです、と言っていた。
右に同じだ。
さてそうこうしている間に2013年がやってきた。
どこの家庭がどうであれ、僕と嫁さんの新しい年は始まった。
そして2013年は、僕が大風呂敷を広げて宣言してしまった野望の年、
成就の年だという事を、努々忘れないようにしなければならない。
畑は耕して来た、種は蒔いてきた、水と肥料を慎重に与えて来た。
これがダメならもう後はない。
そしてこれをダメにしようとも思わない。
ダメかも知れないなどと弱腰には一切考えない。
退いてたまるか、寄らば斬る。
不退転とはこういう心境を言うのではないだろうか、と思う2013年初日。
さて鬼が出る哉、蛇が出る哉。
ところが何が出ても動じる気分にもなれない。
やる事が決まってるからだ。
頭の悪い僕には、たった一つの目標がシンプルで丁度良い。
面白い一年にしてやる。