思わぬ処でこの諺を頂戴したので書きます。
幸せも不幸も、絡み合い縒り合う縄のようなものであり、
幸せに感けず備えよ、不幸に腐らぬようにせよ、というような感じの意味でしたか。
僕みたいな直情径行で短絡的な人間は、こういう諺に触れると
「なんだよ、不幸も長くは続かないんじゃないのかよ、全然だよオイ」とか
「明けない夜はなかったんじゃないのかよ、明けねぇよオイ」とか…
すぐに困難や困窮から逃げ出せる事を期待しちゃうのですが。
そうじゃないんでしょうねぇ、と最近やっと思えるようになりました。
そりゃ、苦しみや煩わしさからは迅速に脱したいですけど。
でも耐えなきゃならんのなら、そりゃ耐えるしかない時だってあるのだから、
しっかりとその苦しみの中を強かに生き抜かねば仕方ない、と。
年齢ってのは重ねてみるモンです。
こんな僕がこんな考えに至れるなんて、想像もしてなかったので。
しかし「山ナシ谷ガッツリ」の僕の人生、どこまでローリングストーンなんでしょうか?
独り身ならまぁそれもいつもの楽観で乗り切るのですが、
愛する家内がおりますから如何ともし難い申し訳なさやら歯痒さが毎日毎秒襲ってきます。
いつも嫁さんには我が家の家訓は、「受けた恩は倍返し・仇は3倍返し」だから待っててねと茶を濁すのですが。
(某ドラマに影響を受けたのではなく、昔からこれは口癖です)
でもまぁこういう諺が残ってるって事は
皆誰もが苦労して生きてきたんだなぁ…と感慨を持ったりもします。
まぁなるようになるさ。