一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

権利

2015-05-27 00:15:51 | 日記
今月末、一挑戦者である僕はその「権利」を狙って試合に出る。

余程ポイントランキング上位でもなければシードなんて得られないし
かと言って一発で優勝を狙える実力でもないと自覚しているから。

勿論、腹の底では「俺が勝つ」と思うようにしている。
信じている。そうじゃなきゃ出場なんてしない。


ただ、ドラコンの試合は何が起きるか分からない。
先日の試合のように、大風が吹いて優勝常連者を吹き飛ばす事も多々ある。
だから何をどうしておけば安心、なんてない。


況してやこの身体で、不安がないとは情けないけど言えない。
怖いのとはまた違う、ただただ、言葉にならないモヤみたいなものを
頭の中から振り払うようにしてる自分に気付く。


日本一を標榜するからには、まず各地の予選を勝ち上がらなきゃ話にならん。
その予選の優勝者たちが、日本選手権に集うのだから。
そこで戦えなきゃ、日本一なんて言葉は泡沫となって虚しく消えてしまう。


昨日会った選手は、その王者たちと肩を並べて
堂々と渡り合って来た猛者中の猛者だ。

頂点を知り、王者と並び称され、
勝者の美酒も敗者の苦汁も知り尽くしている。
だからこそ、僕の今の実力を客観的に、且つ正確に評価出来る。

「権利取れる、十分だ」

彼が放つその言葉と、一般人が放つのとでは意味が違う。

こんな僕が、そんな選手に、そう評価を受けた事。
純粋に嬉しかった。ここまで来たと思った。


しかし反面、世界一の王者にそう言われても
このフィールドに安心という二文字はない。


飽く迄もその実力を、いついかなる時であっても発揮出来なければ意味がない。

精神力、体力、会場のコンディション。
ギャラリーの声、雰囲気、ライバルの仕上がり具合。

そんなもの達にも動じず、泰然自若と己の力を発揮出来なければ
練習場のホープで終わってしまう。
そんなのは絶対に嫌だ。

期待してくれるその人に報いる為にも
今季、何が何でも僕はやる。日本選手権への切符を勝ち取る。
もう何も恐れない、何も。

これまでずっと一緒に戦ってくれた武器と、
こんな状態になっても動いてくれる身体と、
支えてくれる人たちの想いと共に。


必ず。必ず。

ああ、なんて苦しくて、なのになんて気持ち良いんだろう。

勝てばきっと、何倍も気持ち良いんだろうな。








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