メンタルブロック

先日、嫁さんと車を見に行った。
嫁さんは昔からプジョーのエンブレムを見ると
「ニャーンがいる！」と喜ぶ。
あれはネコだったのかそうなのか。

んでもって、ジャガーを見せたらどうなるか試してみたら、
「スマートなニャーンがいるね！」と言う。
そうかジャガーもネコだったのかそうなのか。

・・・そうなのか？


さてさてそんな秋の日。

表題のメンタルブロックについて、少し感じる事があったので。

覚醒して久しい今となっては、
昔々の自分は心底これに支配されていた事が、信じられない。
昔の自分は、もしや別の人間なのかも知れんとか思うくらいに。

でも、多くのクライアントさんと接する中で、
やっぱり「気付くのと気付かないのと」では、
まさに天と地ほどの違いがあるという事を思い知る。

気付く、というたった一つのターニングポイント。

そこを通るか否かで、一人の人間に翼を与えるか、
あるいは逆に足枷をはめるかくらいの差がある。

結局、思考し、悩み、気付いて行動を起こすのは自分でしかないが、
以前にチラっと書いた「バンドワゴン効果」を始めとする人間の性が、
それらを極端に拒否させる。

影響力というものはある種、罪作りなものだ。
それがメディアによるものであれ、社会・学校・親であれ、
他者が他者に与える影響というものは、諸刃の剣とも思える。
ともすれば洗脳になり得るのだから。

でも、それが自分にとって「善」であるか「悪」であるかは、
やはり自分にしか判断・決断できないのだ。

易きに流れようとするのが人間の本質、
人間の防衛本能の成せる業なのだとしたら、
最終的に頼るべきは「自分がどうしたいか」にしか判断基準はないはずだ。

行列の出来ているラーメン屋を見て、
「行列が出来てる＝美味しいに決まってる」と判断してしまう人で、
ホントは中太ちぢれ麺の味噌ラーメンが好きなのに、
バリカタ細麺のトンコツラーメンを食わされた時、
一体何を思うのだろう。何に納得性を見出すのだろう。

やっぱインスタに載せるんだろうか(笑)

自分の目で見て、自分の頭で考えて、結果を得たのであれば
そこに後悔はなかろう。

あ、脳科学では
バンドワゴン効果にばっかり従ってたら、ボケやすいらしいよ。