一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

毅然

2015-12-30 03:24:40 | 日記
歳を取る事と老いる事は同義ではないと思う。

特に今の仕事に就いてからは、強くそう思うようになった。

老いる奴は30歳でも40歳でも老いる。
20歳代で老け込む奴もいる。

肉体的にではなく、精神的にでもなく、
「性根が腐って」芯から老け込むのだ。


僕と3つしか変わらないのに、
不摂生と不道徳と不義理と悪癖と夜遊びからなのか、
見るも不快なくらいに「性根が腐って」老け込んでる奴がいるが
まさしくソイツは典型例と言えるだろう。


それはさておき

一口に患者さんと言っても多種多様で、
加齢から各部に不具合や痛みを発生させている方もいれば、
ハードなトレーニングで僕みたいな症例を訴える人もいて、
或いはただマッサージ代わりに通ってる人もいる。

その中で対照的な二人の患者さんがいらっしゃる。

一人は、毎日アルコール臭をプンプンさせて来る60歳前半の患者さん。
あらゆる筋肉がダブつき、そしてダブついているのに硬く、
代謝機能が停滞しているから汗腺も鈍く、血流も悪いから施術しても
効果がすぐに切れていつも気怠そうにしている。

必然、機嫌もいつも悪く、イライラされている。
趣味は酒とパチンコ。運動は一切していないようだ。


もう一人は、御年80歳の患者さん。

この人は今も現役で社会人野球をされており、非常に小柄ながら眼光も鋭く、
戦時中の話も何年何月何日何曜日まで記憶されて、ハキハキ話される。
ウチに通うのは、トレーニング後のケアとして。

施術していても、筋肉のハリが10代と見紛う程で、肌艶も血色も少年のよう。
なにより柔軟な筋肉が故障を最大限に予防しており、
多少の痛みや不具合などからも極めて短期間で回復してしまう。

そして、いつも少年のような澄んだ目で、向上心溢れる会話をされる。
こちらが恐れ入ってしまうような、ご老人と呼ぶには余りにも壮健な人。



どちらがどう、とは言わないが
腐るよりは新鮮なままでありたいと思う。

それは誰の為でもなく、自分の為に。

毅然と生きたい。
そして、そういう人の一助となれれば
この人生にも少しは意義が見い出せると考えてる。











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