煩悩の数

年の瀬だからという訳ではないが、嫁さんと「煩悩」の話になった。

ふと考えてみると、いくらお金を手にしても自分にはそれほどたくさんの欲がない。
よく「煩悩の数が108ある」と言うが、どう数えても我々夫婦にはそんなに数多くの煩悩は見当たらない。
それこそ、夫婦で合わせても50もない。


勿論無欲という訳ではなく、少なくともいくつかの「願望・欲望」はある。

しかしその代わり、一つ一つの欲望の「大きさ」が巨大なんだと思う。

例えるなら、小魚を108匹食べるよりデカイマグロや巨大魚を1匹ずつ食らう、という感じか。

嫁さんは特に欲が少なく、あまりにも少なすぎる為、
もっとワガママでも良いんじゃないか？と提案してしまった(笑)

欲望は、エネルギーだからね。


しかし前の日記にも書いたが、
日々の小さな性欲を満たす為に風俗に大金を掛けるような、そんな矮小な欲求は持ち合わせていない。

というか、嫁さんが本当にかわいいので、他の女に興味がない。
一般的に使われている「かわいい」という陳腐な価値観ではなく、人間として嫁さんをかわいく思える。

だからこそ風俗なんぞに行ってしまえば、二度とその嫁さんに顔向け出来んようになってしまう、と心底思う。

あと、お金を払って〇〇してもらうって・・・なんか違うと思うので(笑)僕はね。


美味いものを食べるにしても、やっぱり大事な人と食べるから美味いと感じる訳であって。

良い車に乗りたいのも、大事な人と楽しみたいから欲するのであって。

素晴らしい景色も、美しい物も、大事な人と共有しなければ僕にとっては意味がない。

そう考えた時、やっぱり自分の中には小さな欲は霧散してしまう。

大きな願望を実現させれば、その結果として勝手に小さな欲など解消されてしまう、といった具合か。


とにかくこれからは、自分の価値観を無理なく理解してくれる人、
嫁さんを始めとする、そういったシンクロニシティを得られる人とだけ、
繋がって行きたいと願っている。

それも煩悩の一つなのだろうか？

だとしても、僕に煩悩は少ない(笑)