一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

規格外の存在

2015-11-23 03:40:34 | つぶやき

権利を獲得したとは言え、
以前の日本大会のものとは全く心情的に感触が違う。

当たり前だ、夏のあの権利は優勝して勝ち取ったものだし
なにより今ほど冷めきった心持ちではなかったのだから。
やけにムキになって、いい歳して熱くなって、
ここしかないと信じ込んで突っ走った。
その真っ只中での試合だったから。

今回参加権利を得た、正真正銘今シーズン最後の大会。
夏とは全く逆方角へ飛行機を飛ばして貰って行かなきゃならん遠方の地。

考えて見りゃ初めて行く場所だ。

しかし折角の観光名所であっても
こと試合で行くとなると、味気もクソもあったものじゃない。

毎回そうだが、試合で結構他府県に行ってはいるのに
感慨も情緒も持つ暇もなく試合に入り、終われば良くも悪くも無心で帰っていた(笑)

色んなこと、経験してきた。
この4年間で。

そして特にこの1年は、
誰に何を言われたって特別だった。

自分がその1年でどんな成長をし、何を失い、何を得たか
考えれば一個一個列挙出来るけれど、そういう類のものじゃない。
ただハッキリ言える事は、この1年で得た出会いがなければ
僕は間違いなくまだ檜舞台に上がる精神性を身に纏えなかっただろうということ。
(勿論、今も大いに不十分だけど)

ハッキリとそれが断言出来てしまう程に、
この1年の出会いと経験は峻烈だったし、貴重だった。
同じような事はもう二度と起き得ないとさえ思う。

最終決戦場、沖縄。

そこに行く前に正直言って二の足を踏んでいる。
他ならぬ、その貴重な出会いの一環を経た事で。


先日の試合で、事前練習で日本一の選手と同席した。
半年以上も前に、地元の実力者が「化け物」と称した選手だ。

規格外の骨格・フレーム、柔軟で大きな筋肉、更に強靭なバネ。
ただ速いだけでなく、鋭く、的確で、非の打ち所のないスイング。
そして確かな技術、打球の安定感、分厚いミート率。
なるほど、化け物だった。
そして、素晴らしい選手だった。


でも、想像以上でもなかった。
想像と同じでもなかった。
超えられるかと自問自答すれば、超えると答える。
尋常ならざる努力を要するとしても、それでも超える、と。
白旗なんぞを振るつもりはサラサラない、ドライバー以外は振らん。
死んでも自分が敗けるなどと思わない。

ただし

現時点で、沖縄に行って
彼のレベル、つまりは日本一のレベルで戦えるかと言えば
残念ではあるが「NO」だ。

客観的に判断して、自分はまだ
あのレベルを常に試合で発揮出来る技量ではない。

あと1カ月、忙しい中でどこまで自己の実力を昇華させるか。
トコトンやってはみるが、参加不参加の是非はまだ決めない。
今はやるべき事が、やれる事が他にある筈だから。


そういう分析眼も、貴重な経験を経たおかげか。

皮肉なものだとは思う。



















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