オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

トライアルの4サイクルエンジン

2005-06-15 11:24:48 | トライアル
 トライアル車の4サイクル化が加速しそうです。モンテッサの4サイクルは藤波選手が乗ってすでに活躍してますし、シェルコの4サイクルも活動を始めていて茂木でも見ることができました。そしてヤマハのエンジンは6月のフランスGPに登場するとの情報が自然山通信のサイトにに出ていました。それがどんなものか、新車、新エンジンというのはオートバイ好きの興味をそそりますね。
 その前に以前から疑問だったことがあります。シェルコの4サイクル。写真で見る限り、フレームその他、サイレンサーのカタチまで2サイクルとそっくり。カムチェーンと思われる側面はなんとも不思議な形をしていて、どう見ても“埴輪”に見えてしまい、本当に4サイクルなんだろうかと疑問に思っていましので、茂木の世界戦のときにじっくり見てきました。いや、本当に4サイクルだったんですね。フレームは横に広がったラジエターの幅に合わせてダウンチューブの部分が変わっていましたがレイアウトは同じようでした。“埴輪”の裏側は2サイクルの丸いヘッドではなくバルブの入ったシリンダーヘッドが収まっていました。確かにACG側に大きなフライホイールのついているトライアル車ではクランクシャフトは小さくできるのでクランクケースもコンパクトにできるんですね。エンデューロ系のレイアウト流用のトライアルエンジンとは違い専用のエンジンだから従来の2サイクルとほぼ同じフレームに載せることができると納得させられました。何より横を“スタスタスタ”と通り過ぎていったのはまさしく4サイクル。3.2のキャブレター仕様。どんなものか乗ってみたいですね。

ヤマハエンジンの自然山のページはこちら
http://www.shizenyama.com/archives/2005/06/4250.php#more