オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

愛着

2005-09-07 15:21:53 | ノンジャンル
 スズキのRG250γです。近所の方が処分してほしいと持ってきました。発売当時、そのスタイリング、パワーですごい人気でしたね。16インチタイヤ、アルミフレーム、アンチノーズダイブ機構など当時の最新技術の塊でした。発売当初人気のあったオートバイが今でも人気があるものがありますが、この初期型ガンマはそうではありません。私の店はクラシックな英車を扱う渋い店を目指し、また最新の機能美の粋のようなトライアル、モタードで走りを楽しむマシンを扱うことを心がけているので、このような子供っぽいオートバイは扱いません。なんちゃって、実は新車から乗っている同じ型のガンマを1台持っているんです。私も発売当初夢中になったひとりでした。これほどインパクトを感じさせてくれたオートバイはそうは有りません。でも今ではただの古いオートバイです。じゃ邪魔になったら捨ててしまうかといえばそうはいかないですね。4万キロ近く走りました。ほとんどはツーリングで北海道はもちろんあちこち行きました。信号待ちで追突されて初めて救急車に乗ったり、いろいろなこともありました。だからたまに見るとご苦労さんって気持ちです。そういうことのあって手放すことが出来ないんですね。
 最近のオートバイは距離を走らされることが少ないようで数千キロで手放されたりしています。長く乗らなければ思い出もできないだろうし愛着も湧かないじゃないでしょうか?
 私のガンマは流石にサスペンションなどかなりくたびれていて再び乗るには手を入れなくてはいけません。こういうスタイルにもかかわらずサーキット走行などしたことがありませので、いつかは復活してサーキットで16インチタイヤを味わいたいと思っています。