ある「出来事」

月に数回、施術にこられる獣医のＫ先生。
先日「急患が入ったので、予約の変更をしてください。」と連絡がありました。
その日の話しです。。

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その電話は午前の診療が終わる直前にありました。

「交通事故のネコを保護したので、診察してください。。」

しばらくして、電話をかけてきた人が警察官とともに、ネコを連れて来ました。

Ｋ先生がそのコを見た瞬間「これは・・」と思ったそう。

話しによると、
その人の目の前で車がネコを跳ね飛ばして、そのまま走り去っていったそう。。

で、そのままにもしておけず、Ｋ先生のところに連れてきたとのこと。

ただ、そのコはすでに「たぶん無理」な状態で、
「できれば安楽死をさせてあげたほうが・・」と先生は思ったそうです。

ただ首輪をしているので、どこかの飼いネコさんらしい・・。
飼い主さんに連絡をしないと・・と話し、
処置をしているあいだに、そのコの命は尽きてしまったそうです。

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その後のことは知りませんが、飼い主さんには連絡ついたのかな・・。


「やっぱり、ネコは外で自由にさせては危ないですよね。」

「そうですよ。
　外で自由にさせている飼い主さんは『ウチのコは大丈夫』って思っている方がほとんどなんです。
　でもネコですから、『車がきたから避けよう』なんて思わない。
　目標物があれば周りのモノなんて目に入らない。
　車が来てようが、何だろうが、突進しちゃうんです。」

Ｋ先生も２匹のネコを飼ってます。
でもやはり交通事故の心配から、完全室内飼いだそうです。

人間でもネコでも、
「外は危険がいっぱい」なんです。