ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

宝満山の木霊

2013-11-06 | 高原・山
大宰府の鬼門を守る霊峰・宝満山 (ほうまんざん・830メートル)。
これまで散策したことはありましたが、
初めて山頂を目指しました。

竈門(かまど)神社からのルートで、距離は3キロほどなのですが、
これでもかと続く急な自然石の段々を延々と・・・
とにかく、とにかく、登るのです。
筋トレか



阿蘇・中岳の崩れ落ちた岩の上も登ったZion、
ここでも、同じ目標、心を合わせて。



3合目あたりに、水場と休憩所がありました。
下りて来る人たちは、汗びっしょりです。



5合目から7合目は、名物の百段がんぎ。
筋トレと言うより、もはや修行。

8合目・・・汗が流れます。
Zionは、大きなストライドを生かし、
下半身のバネを使って、上手に登って行きます。







山犬の余裕の笑顔・・・おそるべし。



9合目・・・ロープが設置された岩場をクリア。
つるつるさえしなければ、どこでも躊躇なし。





ここを登れば、もうその先は・・・





やった~! 頂上だ!



突き出た岩の先端で(こわ~)。
Zionは、ずっと、眼下に広がる森を見ていました。



山頂の気温は17℃。
曇っていてよく見えませんが、晴れていれば、
脊振山地、博多湾や玄界灘、三郡連山、英彦山、九重山、
有明海と雲仙岳も見えるそう。

宝満山は、本当に人気のある山です。
いったい何十人の人と出会ったでしょう。
人の姿が見える度に、ストップ、つけの状態で待ち、すれ違いますが、
たくさんの人に声をかけてもらい、幸せなZionです。



爽やかな笑顔の学生さんたちと一緒に。



森に誘われて。



上り2時間15分、下り2時間、山頂での休憩45分。
急な石段に鍛えられ、少しだるい大腿四頭筋。

下山途中、けろっとしているZionも、雨の兆しの湿度を感じると
冷たい岩の上で、少し休みました。



張りつめた弓の ふるえる弦(つる)よ
月の光に ざわめく おまえの心 ・・・

もののけ姫の歌を口ずさむと、
神秘的な世界がよみがえります。

あの迫力はないけれど、
森の木霊(こだま)と話をしているような
不思議な・・・Zionでした。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!