夜明け前の久住高原は、肌寒い。
また、ここへやって来た。
朝露で濡れた草は、すぐに足が泥んこになるけれど、
冷たくて、Zionは、気持ちよさそうに歩いた。
太陽が昇ってくると、あたりは一気に明るくなり、キラキラと輝く。
Zionは、遥か遠くの放牧牛を見つめていた。
いつもは気にしないのに、この日は、何か言いたかったのだろうか、
ゆっくりと、大きく、何度も吠えた。
鳥がさえずるのをやめ、静まり返った草原に、
Zionの声だけが、響き渡る。
まめつぶのように見える牛たちのところへ、届いたのだろうか。
BOW-WOW! BOW-WOW!
・・・と、Zion、いきなり、猛ダッシュ!
あの遥かな丘まで、駆けて行こうとした!
瞬時にリードを締め損ねていたら、危なかった。
手前に谷があるものの、行こうと思えば、行くだろう。
辿り着くかは別として・・・
BOW-WOW! BOW-WOW!
すると、それに応えるかのように、MOO~!
たまたまかもしれない。
遥か向こうの丘から、MOO~MOO~MOO~!
Zionは、もう牛を気にしなかった。
走って、走って、すばやくターン!
起伏のある小道を大きなストライドで駆け抜ける。
コスモスの苗がわずかに揺れて、秋を待っている。
Zionは、体中を澄んだ空気でいっぱいにして、
歌っているかのように、楽しそうだった。
朝の8時半にもなると、久住高原には光が満ちあふれ、暑くなる。
あざみ台から見た景色・・・阿蘇がぼんやりと霞む。
遊んでいたのは、右端・中央あたりのもう少し右の方だろうか。
雨上がりの時とは、全く違う風・・・
気温が上昇してくる前に、帰ろう。
2時半に起きているので、さすがに眠くもなった。
眠気を吹き飛ばすように、びゅんびゅんと高速を走り (実際はカメ)、
家に着くと、みんな、思い思いの場所で、
お昼寝の気持ちよさを思い知るのだった。
バタッ。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
また、ここへやって来た。
朝露で濡れた草は、すぐに足が泥んこになるけれど、
冷たくて、Zionは、気持ちよさそうに歩いた。
太陽が昇ってくると、あたりは一気に明るくなり、キラキラと輝く。
Zionは、遥か遠くの放牧牛を見つめていた。
いつもは気にしないのに、この日は、何か言いたかったのだろうか、
ゆっくりと、大きく、何度も吠えた。
鳥がさえずるのをやめ、静まり返った草原に、
Zionの声だけが、響き渡る。
まめつぶのように見える牛たちのところへ、届いたのだろうか。
BOW-WOW! BOW-WOW!
・・・と、Zion、いきなり、猛ダッシュ!
あの遥かな丘まで、駆けて行こうとした!
瞬時にリードを締め損ねていたら、危なかった。
手前に谷があるものの、行こうと思えば、行くだろう。
辿り着くかは別として・・・
BOW-WOW! BOW-WOW!
すると、それに応えるかのように、MOO~!
たまたまかもしれない。
遥か向こうの丘から、MOO~MOO~MOO~!
Zionは、もう牛を気にしなかった。
走って、走って、すばやくターン!
起伏のある小道を大きなストライドで駆け抜ける。
コスモスの苗がわずかに揺れて、秋を待っている。
Zionは、体中を澄んだ空気でいっぱいにして、
歌っているかのように、楽しそうだった。
朝の8時半にもなると、久住高原には光が満ちあふれ、暑くなる。
あざみ台から見た景色・・・阿蘇がぼんやりと霞む。
遊んでいたのは、右端・中央あたりのもう少し右の方だろうか。
雨上がりの時とは、全く違う風・・・
気温が上昇してくる前に、帰ろう。
2時半に起きているので、さすがに眠くもなった。
眠気を吹き飛ばすように、びゅんびゅんと高速を走り (実際はカメ)、
家に着くと、みんな、思い思いの場所で、
お昼寝の気持ちよさを思い知るのだった。
バタッ。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!