ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

ピレネーと満月

2014-09-19 | お散歩
つくつくぼうしの鳴き声が止んだと思ったら、
あっという間に夜の帳が降りて来て、リンリン・・・リンリン・・・
秋の虫たちが散歩の夜道を風流にする。


( 福岡城址・天守台より望む )

今はもう下弦の月を過ぎ、暁月に向かう頃・・・
月は深夜から夜明け近くに東の空に昇り、午後に西に沈むため、
夜9時頃の散歩では、どこを探したって月は見つからない。

欠けていく月は昼間に見えることがあっても、
その時刻には月のことなどすっかり忘れている。

そんな私でも、三日月が日没頃に西の空に光って見えるようになると、
やがて上弦、十五夜と月が日ごとに丸みを帯びていくのを
ちらりとだけでもどこかで眺める。

月齢ごとにつけられた月の呼び名は、
旧暦の人々と月との深いかかわりが感じられ、美しい。


( 9月9日、スーパームーンとともに )

満月の夜、Zionは色々な生き物に敏感に反応した。
夜の闇に紛れる黒猫も決して見逃さない。
集中力が高まり、五感が冴え渡る。

月や太陽の引力が地球の潮の干満を起こしたり、地震などの関連性から
人体へも影響するという説がある。

特に太陽、月、地球が一直線に並ぶ新月と満月の時、引力が重なり大潮となるが、
この時、人の血液や体液も引っ張られ、神経系が活性化するというのである。
米では犬や猫にまで影響するというデータもあるようだが、
科学的根拠は不明である。


( 薄雲に隠されながらなお、その輝きを放つスーパームーン )

スーパームーンに照らされた公園で、
Zionは月を眺める人々の様々な思いを感じ取り、
気持ちが高揚したのかもしれないと思った。
そんな気持ちの連動は普通にあるように思う。

夜は、昼間にはない緊張感を犬も感じているはずである。
それ故、一緒に歩く家族とのつながりを深めながら、
自然に五感を鍛えるような時間になればと思う。

夜のパトロールは、そんな思いもあり、
朝の散歩とともに大切なひとときである。

月の神秘を秘かに感じながら・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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