ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

活火山への思い

2014-10-01 | 社会
久住高原を彩る花公園から九重連山を望む。
一等三角点を持つ百名山にも選ばれている久住山を中心に
どこまでも穏やかな佇まいを見せる山々・・・



一方で、九重連山は日本に110ある活火山のうち
常時監視が必要な47の中に入っている火山群でもある
ということをあらためて思い返した。

27日に水蒸気噴火した御嶽山。
戦後最悪の火山災害・・・

九重連山・硫黄山でも1995年に水蒸気噴火している。
現在も絶えず白い噴煙が立ち上り、辺りにはかすかに硫黄のにおいが漂う。
阿蘇の活発な噴煙もまた、親しんできた山の風景だ。


( 2012.11.3 阿蘇・中岳8合目付近から見る火口の噴煙 )

阿蘇・中岳ではガスの発生により、
一時的な入山規制が細かく行われているが、
噴煙は危険な感じと言うよりも、迫力のある阿蘇の風景として心引かれる。
過去の噴火の凄まじさを私は知らないのだ。



扇ヶ鼻、肥前ヶ城、星生山、久住山、稲星山、白口岳・・・
久住山がほぼ真ん中に見える。

3月の残雪の頃、Zionと共に登った時とはまた表情が違う。
その一歩一歩は、まさに一期一会。
それ故、また違う一歩に出会いたいと思う。



高原の花たちは生き生きと咲き誇り、本当に美しかった。
夕方に近づくにつれ、冷たい空気が久住高原を包む。
Zionは花の中での撮影にいやいやつき合うと、
遠くへ遠くへ歩き、まだ帰りたくないと何度もダダをこねた。



自然が猛威を振るう時、人の力の小ささに愕然とする。

こんな時、生死の境は運だとしても・・・

専門家は真に有効な防災情報をどれだけ発信できるか。
人々はその情報をどれだけ受け取れるか。

ハザードマップの確認とともに、
それは、強運を味方につけることが出来るかもしれない
大切な備えであり、課題だと感じた。

そして、今は祈るしかない・・・
どうか御嶽山での救出活動が進みますように・・・



今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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