2013年度の《四旬節*》は2月13日の《灰の水曜日*》から始まります。
* 復活祭前の準備期間を四旬節と呼びます。古くから、復活祭に洗礼を受ける志願者の直前の準備期間と考えられてきました。また、すでに洗礼を受けた信者も、この期間をとおして節制と回心につとめ、自分の生活をふり返ります。
* 四旬節は「40日の期間」という意味です。40という数は、イエスが荒れ野で40日間断食をしたことに由来していて、それにならって40日の断食という習慣が生まれました。けれども実際には、復活祭の46日前の水曜日(灰の水曜日)から四旬節が始まります。それは、主日(日曜日)には断食をしない習慣だったからです。灰の水曜日に教会では、回心のしるしとして頭か額に灰をかける「灰の式」という典礼があります。(カトリック中央協議会資料より抜粋)
この四旬節の期間に教会(キリスト教会)では、それぞれの教会や個人で≪十字架の道行≫をします。これは、キリストの受難*を思い起こす一つの方法です。 教会の聖堂にはいると壁に沿って14枚のキリストの受難を描いた彫刻、絵画、レリーフを目にすることがあると思います。 これは、聖書に書かれているキリストの受難の行程を現わしています。 信者は、この彫刻や絵画に沿って、全人類に代わってキリストが受けた苦しみを思い、自らの日々の罪の積み重ねを思い起こして祈ります。
?十字架の道行は、キリストの受難をしのび黙想する信心で、聖なる十字架によって世をあがなわれたキリストの歩まれた道程を浮き彫りにしてくれます。とくに四旬節中の金曜日に行うよう勧められています。(カトリック中央協議会発行小冊子/105円 より)
ご興味のある方は、近くのキリスト教会で行われる?十字架の道行に参加をしてみてはいかがでしょうか?
カトリック関町教会では下記のような予定になっているそうです。
灰の水曜日のミサ: 2月13日(水) 10時~ (灰の式があります)
十 字 架 の 道 行 : 2月15日(金) 11時ミサの後
3月 8日(金) 10時ミサの後
3月22日(金) ―〃―
※ 関町教会では、四旬節中の主日ミサで「信仰年公式聖歌」≪クレド・ドミネ≫の3番(四旬節)と4番(復活節)を歌う(=祈る)ことになったそうです。
【参考】
今年の復活祭は、3月31日(日)になります。その前1週間を聖週間といいます。キリストの受難に沿った典礼が行われます。
3月24日(日)受難の主日(枝の主日) ~ 28日(木)聖木曜日(主の晩餐の聖なるミサ) ~ 29日(金)聖金曜日(主の受難) ~ 30日(土) 夜・復活徹夜祭 ~ 31日復活の主日