聖グレゴリオの家 創立40周年記念演奏会
近くにあるのになかなか伺えなくて…。
今年は聞きに行きたいと思ってましたけど…
BACH Messe h-moll BWV 232 Sitou Kinen Orchestra,Seiji Ozawa, 小澤征爾 サイトウキネンOrch.
新型コロナウィルスの感染拡大で合唱団の練習がお休み状態になっています。
その間に出来るだけ自習をして、次回の練習時には最初からしっかりを演奏でいるようにしておきたいと思います。
前回の演奏会が終わると直ぐにこの曲の練習に入りました。
前回のブラームスの曲はとても難しくて、この曲の事前の調査や他の演奏を確認する余裕が全くありませんでした。バッハのロ短調ミサは非常に有名で難曲の一つ。
常任指揮者の黒岩英臣先生が好まれる演奏がどのようなものかをリサーチ中に、小澤征爾指揮の演奏をYouTubeで発見。 日本人でもここまで素晴らしい演奏が出来るなんてと思いました。 勿論、プロのソリストにもなるような方達の合唱なので当たり前かもしれませんが。 それにしても発声も全体の表現も、以前の日本人とは全く違うように思えます。 小澤先生は黒岩先生の若いころからの先輩でもあるし、きっと、この演奏は参考になるのではないかと思った次第。
Sanctus from Mass in B Minor - J. S. Bach - Learn the 1st Alto part
新型コロナウィルスの感染拡大で合唱練習がお休みなので自習中。
Brahms: Gesang der Parzen ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Collegium Vocale Gent ∙ Philippe Herreweghe
今、所属している合唱団では、12月の演奏会に向けてこの曲を練習しています。このYouTubeの演奏は素晴らしいと思います。 オーケストラは当然ですが、合唱団の美しい声と表現力。 そして、一番見習いたいと思うのが立ち姿。
楽譜の持ち方、視線の位置、身体の動かし方、というよりは余計な動きをせずに力を入れず、空間の中に自然体で受け止めるように立ち、呼吸をし、声を整えて出す。 プロなら当然出来ることだとは思いますが、私達アマチュアはどうしても、身体に力が入っていきんだりしてしましがち。
折角、美しいピアノ”p”で歌い始めてクレッシェンド”crescendo < ”してフォルテ”f”にした時には、喉に力が入ってしまって息が続かず、体全体も硬くなり、当然のことながら音程も下がり気味になり、フォルテfも豊かに持続できないなんていうことが度々あります。 基本が出来てないのだと言えばそうですが、これって、今まで参加した、或いは聞いたどこのコーラスや合唱団にもあることなんです。 リズムがはっきりするところになると、何故か思い切り身体を動かしてリズムをとってしまって、肝心な呼吸がしっかりとなかったり。 肩で呼吸をしてしまって、力が入って音を安定させるための腹式呼吸が出来なかったり。
ヴォイストレーナーの指導が毎回あって、パート別にも非常に細かい指導を頂いていますが、声の出し方(発声法)を説明することはあっても、呼吸のしかた(呼吸法)についての指導がほとんどありません。 勿論、根底には発声がちゃんとしてないと、呼吸も出来ないのかもしれませんが、両方を教えていただくことも重要なんじゃないかと感じています。 先生は、出来る人はやってくださいと仰っています。 合唱の利点は、一人で歌うのと違って、出来ない部分を無理に歌わないで、お互いに出来るところを任せられるというのは確かな事ですけれど。 出来うることなら全員が同じように歌うことが出来ることって、音楽をより豊かに演奏し、共に歌う仲間同士が同じように共感できるように指導することも必要なんじゃないかなと感じています。
演奏されているCollegium Vocale Gent 団員を見ていると、体躯に安定感があって、これは安定した呼吸法からくるものではないのかなと感じます。 それには、腹筋の使い方、息の仕方(入れ方と出し方)、響きのさせ方(体全体の共鳴腔ー頭部、胸郭、横隔膜などの感じさせ方)などもっと細かく指導していただいた方が良いように思います。 音大声楽科を出られた団員もいますし、色々な合唱団に所属したり、個人レッスンを受けている方達も多い団なのですが、本当に合唱は初めてだという方もいらっしゃいます。 ボイストレーナーはソプラノとバスの方なのですが、女声の声の出し方は、高音を出す方の方が良くわかるのじゃないかなと感じることがあります。 基本は同じですが、低音を歌う方とは体全体の響かせ方(使い方)に違いが大きくあると思います。
外国語を歌う場合は、口の開け方にも留意しなくてはなりません。 この曲のように欧米の言葉は、口蓋を奥の方に大きく開けて発声しないと奇麗に響かないようです。 日本語式の発語は、口の先だけでしているので、きれいな発音も望めません。 私は、声楽専門ではなく、多少、大学ほかで英語(音声学)、フランス語、スペイン語を習った程度での知識ですけれど。 口の開け方を工夫をすると言葉が違ってくるのが判ります。
以前に所属していた合唱団のボイストレーナー(音楽大学講師)は、そちらの専門だったのかもしれませんが、人体図・頭部図をボードに書いて、響きの場所について、口蓋の中の様子、発声トレーニングの際の口の開け方、身体の力の入れ方(抜き方)、呼吸の仕方などを細かく指導してくださいました。 今考えるととても丁寧でした。 残念ながら、その先生は亡くなられたようですが。
より良い演奏、最高の演奏をしたいと思っています。
一人一人が、音程だけでなく音楽記号や音符をしっかりと覚え、言葉も覚えて発音を考えながら発声し、呼吸を整えて周りの人の声と歌い方を良く聴き合って、共鳴し合って、上昇志向で美しい豊かな演奏が出来るように努力をしたいものです。