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西国33ヵ所巡り  第25番:播州清水寺

2011-09-25 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

番外・花山院(かざんいん)をあとに加東郡社町にある第二十五番札所・播州清水寺へ行きました。

 

「清水寺」の山号は御嶽山(みたけさん)。 天台宗の寺院です。

京都にある有名な第十六番札所の清水寺と区別するため「播州 清水寺」と呼ばれています。

本堂が二つあって、一つは「大講堂」で「千手観音」さまが御本尊で「西国巡礼の二十五番」の札所です。 

ご先祖さまの供養などをするお堂です。

もう一つが「根本中堂」で大講堂から八十段の階段を登った上の方にあり「十一面観音」さまが御本尊です。

こちらは家内安全、心願成就の祈願や、昔は沢山いた小僧さんの修行をするお堂だそうです。 

 

標高552mの御嶽山(みたけやま)に建つ境内からは瀬戸内海や淡路島、四国等を眺望すことが出来ます。

 

 

住所 : 兵庫県加東市社町平木1194  

宗派 : 天台宗

本尊 : 十一面千手観世音菩薩

開基 : 法道仙人

創建 : 推古35年(627年)

御詠歌 : あわれみや 普(あまね)き門(かど)の品々に なにをかなみの ここに清水(きよみず)

 

 

 


西国33ヵ所巡り  番外:花山院

2011-09-15 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

暫く行けなかった西国三十三ヶ所巡りをボチボチ再開しようと、9月7日に主人と車で

第二十六番札所の播州清水寺と番外・花山院(かざんいん)に行ってきました。

まず、中国自動車道の神戸三田ICインターから約20分のところにある番外・花山院から

                    

 

 こじんまりした山門

 

 

           

門をくぐってすぐ正面にある手水鉢

 

このお寺の正式名称は「菩提寺」ですが、一般には通称名である「花山院」の方がよく知られていて

法道仙人が白雉2年(651年)に創建したと伝えられています。

 

西国三十三観音霊場を中興された花山法皇が当山に錫を留められた時、眼前には秀峰有馬富士を、

遠くは播州平野から小豆島まで見渡せて、新緑と紅葉が美しいこのお山が御感に召して

巡礼結願後、当山にて隠棲、崩御なさいました。

この花山法皇は後に西国霊場中興の祖、かつ巡礼の開祖と崇められ、西国霊場をする人は

この法皇に敬意を表すという意味と、巡礼を始める前に際し法皇にあやかり巡礼の道中安全と無事達成を

法皇にお願いをするため、まず花山法皇(花山院)の菩提寺である当山にお詣りすることが慣わしと

なりました。このように西国巡礼者が三十三番以外の花山法皇ゆかりのお寺にお詣りすることを以て、

西国三十三観音霊場に番外の札所が成立することとなったのです。  (お寺にあった案内書より抜粋)

 

 

本堂

 

『花山法皇殿』の札がかかった質素な本堂

 

 

 本堂の右手にある『薬師堂』

  西国薬師第21番霊場になっていて ご本尊の薬師如来が安置されています。

 

 

花山法皇殿、薬師堂、七体の地蔵尊などが立ち並んでいる境内は

簡素ながら綺麗に掃き清められ厳かな雰囲気が漂っていました。

 

住所 : 兵庫県三田市尼寺352 

宗派 : 真言宗花山院派

本尊 : 薬師瑠璃光如来

開基 : 法道仙人

創建 : 白稚2年(651)

御詠歌 : 有馬富士 ふもとの霧は 海に似て 波かときけば 小野の松風

 

 

 

 

西国33ヵ所巡り  第23番:勝尾寺

2011-05-08 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

5月4日に西国三十三ヶ所の第二十三番札所:勝尾寺に行ってきました。

勝尾寺(かつおうじ)は、大阪府箕面市にある高野山真言宗の寺院。山号は応頂山。
寺号は「かつおじ」「かちおじ」などとも読まれています。
創建は奈良時代、第六代座主・行巡上人が清和天皇の病を平癒したことから「王に勝った寺」
の意で「勝王寺」の寺名を賜るが、その後、王を尾の字に控え、現在の呼び名となりました。

古くから「勝運の寺」として信仰され、勝運や武功を祈り、源氏や足利氏などが参拝。
現在もなお、勝運祈願のため本寺を訪れる人が多いです。

 

 

 

箕面は都会に近いのに雄大な自然が残り、滝や紅葉、猿で知られています。

5月というのに 勝尾寺の境内はまだ八重桜が満開でした。
参道の石段を上がった所に「勝ちダルマ奉納棚」があり、沢山のダルマが納められています。
これは願いが叶った勝ちダルマを奉納するそうです。

「勝ちダルマ奉納棚」以外にも、境内にはあちこちにダルマが置かれています。
この小さいダルマは 底に「おみくじ」が入っていて、おみくじは木にくくり
ダルマは自分の好きな所に飾っているそうです。

 

 

 

 

宗派:真言宗

本尊:十一面千手観世音菩薩

開基:開成皇子

創建:神亀4年 (727)

御詠歌:重くとも罪には法(のり)の勝尾寺(かちをでら)ほとけを頼む 身こそやすけれ

 

 

 


西国33ヵ所巡り  第11番:上醍醐寺

2011-04-09 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

未曾有の東日本大地震、大津波、あれから1ヶ月経った今もまだまだ続く大きい余震!                                                                                                                                                         

そんな中で福島原発事故の復旧に命がけで格闘して下さっている作業員の方達には頭が下がります。

世界各国から多くの支援の輪が広がっていますが、ほんとに有難いことですね。

被災者の皆さんが1日も早く安心して生活ができますように! 大変でしょうが、頑張ってくださいね。

 

春休みを我が家で過ごしていた孫たちも新学期を迎えて東京へ帰りました。 急に静かになり寂しいです。

何もかも自粛ムードで3月の西国三十三ヵ所巡礼の旅は 第9番:南円堂→第10番:三室戸寺→

第11番:上醍醐寺 の予定だったのですが、震災直後だったのでバスツァーはキャンセルしました。

それで6日に そのうちの1か寺、醍醐寺に主人とお花見を兼ねて行ってきました。

秀吉が贅をつくした「醍醐の花見」で有名な桜は今年も絢爛豪華に咲き誇っていましたが、

さすがに外国人観光客はほとんど見かけませんでした。

 

 西大門、(通称「仁王門」)と満開の桜

 

 「上醍醐」と「下醍醐」の両寺をあわせて「醍醐寺」といい、世界文化遺産に登録されています。

醍醐寺の西国札所納経所は、上醍醐寺 准胝堂でしたが、平成20年8月24日 落雷が原因とされる

火災により焼失してしまいました。 今は下醍醐寺の金堂が納経所になっています。 

本来の納経所である上醍醐寺 准胝堂に行くには、山道を1時間以上 登らないといけないので難所だと

言われていましたが、幸いというとお叱りを受けそうですが、仁王門を入ってすぐの金堂で楽でした。

金堂と満開の枝垂れ桜

 

 

下醍醐の奥にある弁天堂

 

 

霊宝館の枝垂れ桜

 

  

 

 

 

 

  

 

 

霊宝館のソメイヨシノ

 

霊宝館では東日本大震災に寄せて、心を癒やす桜にまつわる寺宝をメーンに106点が公開されています。

日本画家、堂本印象が醍醐寺三宝院の純浄観(じゅんじょうかん)に納めた「桜花と杉樹」のふすま絵を

同館初公開され、薄紅色の八重桜と緑色の杉が彩る8面の荘厳な絵を間近に鑑賞することができました。  

 

 

住所:京都市伏見区醍醐東大路町22

宗派:真言宗醍醐派 

本尊:准胝観世音菩薩

開基:聖宝理源大師

創建:貞観16年(874)

御詠歌:逆縁も もらさで救う願(がん)なれば 准胝堂は たのもしきかな

 

 

 

お賽銭箱の横には義援金箱があり、3ヶ所に入れてきました。

 


西国三十三ヵ所巡礼の旅  第5回  その4 今熊野観音寺

2011-03-10 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

三井寺の次は第15番札所:今熊野観音寺に行きました。

今熊野観音寺は楊貴妃観音でも有名な京都市東山区にある泉涌寺の塔頭の一つで、

嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創された厄除開運の寺として知られています。

特に頭痛・病気封じ・智恵授かりの霊験あらたかな本尊として広く信仰され、又ぼけ封じ観音第一番霊場・

洛陽観音第十九番霊場ならびに京都七福神巡りの恵比須神をおまつりする寺として

全国から祈願の参拝者が絶えないそうです。

  

 

 

 

 

 

 

  ご本尊は弘法大師空海作と伝えられている秘仏十一面観音像がお厨子の中に安置されていて、

 同じ姿をされた御前立本尊が立たれています。

  

 
 

弘法大師を祀っている「大師堂」。 その入口に 「ぼけ封じ観音」が建てられています。 

私も手を合わせてお参りしてきました。

 

 

 

子護大師像

子護弘法大師が優しい穏やかな表情で子供達を見守っています。

 「南無大師遍照金剛」と唱えながら、四国八十八所のお砂を踏んで

お大師様の周りを廻ってください」。と書いてあったので私も廻りました。

 

 

住所 : 京都市東山区泉涌寺山内町32

宗派 : 真言宗泉涌寺派

本尊 : 十一面観世音菩薩

開基 : 弘法大師

創建 : 天長年間(824~834)

御詠歌 : 昔より 立つとも知らぬ 今熊野 ほとけの誓い あらたなりけり

 

 

 

 


西国三十三ヵ所巡礼の旅  第5回  その3 三井寺

2011-03-09 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

 石山寺をあとに第14番札所:三井寺に行きました。

 

園城寺(三井寺)は、天台寺門宗の総本山で、古くから日本四箇大寺の一つに数えられています。

その歴史をひもとくと、天智・弘文・天武天皇の勅願により、 弘文天皇の皇子・大友与多王が田園城邑を投じて建立され、

天武天皇より「園城(おんじょう)」の勅額を賜わり、「長等山園城寺」と称したのにはじまります。

俗に「三井寺」と呼ばれるのは、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があり、「御井(みい)の寺」と呼ばれて

いたものを、 後に智証大師が当寺の厳儀・三部潅頂の法水に用いられたことに由来します。

 長い歴史の上で、当寺は再三の兵火にあい焼失しましたが、豊臣氏や徳川氏の尽力で再興され、現在も

国宝・重要文化財・名園など貴重な寺宝を数多く伝えています。   (三井寺パンフレットより)

 

 

 

 


金堂(本堂・国宝)

本尊の弥勒菩薩は天智天皇が信仰されていた霊像。

 現在の建築は、豊臣秀吉の正室北政所により再建されたもの。

 

 

 

 

 

 

 

西国14番札所・観音堂

琵琶湖を眺望する境内には元禄2年(1689)再建の観音堂を中心に

諸堂が並び札所伽藍を構成。

 

 

 

 

 

 

住所:滋賀県大津市園城寺町246

宗派:天台寺門宗(総本山) 

本尊:如意輪観世音菩薩

開基:大友与多王

創建:朱鳥元(686)年

御詠歌:いで入るや 波間の月を 三井寺の 鐘のひびきに あくる湖

 

 

 

 

 


西国三十三ヵ所巡礼の旅  第5回  その2 石山寺

2011-03-08 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

岩間寺の次は第13番札所 石山寺へ行きました。

石山寺は山号を石光山、琵琶湖の南端近くに位置し、琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川の右岸にあります。

奈良時代後期に、聖武天皇の勅願により、良弁僧正が開いたと伝えられる。 

国宝にも指定されている本堂は滋賀県最古の木造建築物とされており、日本唯一の巨大な天然記念物で

世界的にも珍しい珪灰石(けいかいせき)の上に建てられています。 さらに秘仏の本尊も岩盤の上に

安置されているという。 本堂には紫式部が『源氏物語』の構想を練ったという「源氏の間」があり、

紫式部が執筆している様子を再現した人形が置かれています。

  

重要文化財に指定されている「東大門」

 

 

国の天然記念物 珪灰石

 

 

本堂(左)と中央の柵のついている花頭窓が紫式部のいる源氏の間

 

 

かつて郵便切手に使われた日本最古の美しい国宝の多宝塔

 

 

「月見亭」の横から眺めた瀬田川。 奥には琵琶湖と比叡・比良山系が一望できます。 

 

 

西国13番 石山寺

 

 

住所滋賀県大津市石山寺1-1-1

 宗派:真言宗

本尊:如意輪観世音菩薩

開基:良弁僧正

創建:天平19年(747)

  御詠歌:後の世を 願うこころは かろくとも ほとけの誓い おもき石山

 

 

今年のNHK大河ドラマで戦国時代が注目されていますが

この時代の石山寺は戦乱によって荒廃していたところを

浅井三姉妹の長女茶々(淀殿)の寄進によって復興されたという歴史があるそうです。

また関西花の寺としても有名なので、次回はもっと良い季節にゆっくり行ってみたいお寺です。

 


西国三十三ヵ所巡礼の旅  第5回  その1 岩間寺

2011-03-06 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

西国三十三ヵ所巡礼の旅、忙しくて遅れていますが 2月に行ったお寺をUPします。

今回は旅行社の都合で第5回に戻り、12:岩間寺→13:石山寺→14:三井寺→15:今熊野観音寺です。

 

まず最初は第12番札所 岩間寺から

京都・滋賀の境にある標高443mの岩間山頂付近にあり、正式には岩間山正法寺というそうです。

奈良時代に、泰澄(たいちょう)がカツラの木で千手観音を刻み、本尊にしたのが始まりと伝えられています。

本尊の観音像は、人々を苦しみから救うために、毎晩136の地獄を巡るので全身から汗を出すといわれ、

「汗かき観音」として、また「ぼけふうじ観音」としても広く慕われています。

 特に「ぼけ封じ観音」さまに しっかりお参りしてきました。

 

 

 

 

西国第12番 岩間寺

 

 

住所:滋賀県大津市石山内畑町82

宗派:真言宗醍醐派

本尊:千手観世音菩薩

開基:泰澄大師

創建:養老6年(722)

御詠歌 : みなかみは いづくなるらん 岩間寺 岸打つ波は 松風の音

 

 

 

 

 

木立ちに囲まれる境内には、しっとりとした独特の趣がある古池があります。

 この池は「芭蕉の池」といわれ、松尾芭蕉が「古池や蛙飛び込む水の音」という名句を詠んだといわれています。

 

下は 「芭蕉の池」と歌碑です。 画像をクリックすると大きくなります。  

戻る時は左上の←で 戻ってきてくださいね。

 

 

  

 

 次回は石山寺に!

 


西国三十三ヵ所巡礼の旅  第6回  その5 行願寺

2011-02-27 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

  西国三十三ヵ所巡礼の旅、六角堂の次は第十九番札所・行願寺(ぎょうがんじ)す。

 都御苑の東南にある行願寺は、山号を霊麀山(れいゆうざん)という

天台宗寺院で、一般に「革堂(こうどう)」の名で親しまれています。

 

 

 

開基は発心の機縁となった牝鹿の皮で衣をつくり、常に身につけていたことから

革聖(かわひじり)と呼ばれていた行円上人。

寛弘元年に一条北辺堂を復興して行願寺と名付けた。

名前の由来はいっさいの人々の成仏を「ねがい、行(ぎょう)じる」という思いから。

また革聖が建てたお堂ということから通称、革堂として昔から知られる。

西国三十三所で唯一の尼寺であり、戦後 寂れた革堂を女性で初めて

天台宗最高位の大僧正になった中島湛海尼が再興した。

 京都の七福神めぐりの寿老人の札所にもなっています。

 

西国第19番  行願寺

 

 

住所京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町17

宗派:天台宗

本尊:千手観世音菩薩

開基:行円上人

創建:寛弘元年(1004年)

御詠歌:花を見て いまは望みも 革堂の 庭の千草も 盛りなるらん

 

 

 

 

 第6回はこれで終わりです。