1月25日、3月上旬のような暖かい日だったので、久しぶりに京都へ行ってきました。
今回初めて京都駅前から定期観光バスで「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」の
「うるわしコース」で世界遺産めぐり。
「龍安寺 仏殿・西の庭」 「仁和寺 金堂・経蔵」 「清水寺 成就院」 「東寺 五重塔」です。
まず最初は龍安寺(りょうあんじ)へ。
世界文化遺産・龍安寺は白砂に大小15個の石を配した石庭(特別名勝・史跡)で
有名な寺院。 特別公開の仏殿は寛政9年(1797)にかつての仏殿が焼失してから
約200年を経た昭和56年に再建された総檜造りの建物です。
天井には日本画家・武藤彰氏が墨と金泥で「下り龍」を描いたもので、
悟りを象徴する金色の玉を前足でつかんでいる。 その奥の昭堂には
鎌倉時代後期の慶派の作と伝わる本尊・釈迦如来像を安置しています。
建物内は撮影禁止なので写せなくて残念です。
石段の正面にある禅寺の特徴を備えた「庫裡」
ここから入って方丈へ。
方丈南側の石庭は東西25m、南北10mの枯山水庭園です。 白砂の庭に15個の石が
並べられていますが、どの角度から眺めても1つ少なく見えたり、
塀が奥に行くほど低くなっていて実際より広く見えるなど、様々な趣向が凝らされています。
石庭は菜種油を混ぜた土で造られた油土塀によって囲まれ、時の経過による
油の変化が独特な 風合いを醸し出しています。 (パンフレットより)
冬は空いているので ゆっくり座れます。 外国人観光客も。
方丈内部
方丈の北東にある水戸光圀公寄進と伝わる銭形の「つくばい」。四つの文字が刻まれていて
中心の口を四方に共用して「吾唯足知(われ ただ たるを しる)」と読み、禅の格言を表しています。
実はこれはレプリカで、本物は茶室蔵六庵の露地にあるとのことです。
龍安寺垣は透かし垣の一つで、菱形の組子が特徴です。
方丈と特別公開の仏殿とをつなぐ渡り廊下
仏殿西側に広がる「西の庭」は室町期の庭を復元した回遊式庭園で普段は非公開です。
「西の庭」に龍安寺を創建した室町幕府管領・細川勝元の木像を祀る細川廟が建っています。
外国人観光客は「苔」が珍しいのか何枚も写真を撮っていました。
境内南側には「鏡容池」が拡がっています。
この池は徳大寺家によって築かれたもので、かつては おしどりが
群れ遊んだところから おしどり池と呼ばれたそうです。
次は 仁和寺へ