Blue sky

朝、窓を開けると一面にBlue sky! さあ今日も元気でLet's go!

善光寺お礼参り

2015-06-08 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

 今頃のUPですが、4月13~14日に信州の善光寺に行ってきました。

昨秋、4年かかって西国33所巡りをすべて満願し、その後、続いてお礼参りに

 行く予定をしていたのですが、諸事情でキャンセルし、今回やっと行けました。

 幸いにも、ちょうど7年に一度の御開帳の時にお参りすることが出来、ラッキーでした。

 

 宝塚から観光バスで信州まで行きました。今まで信州と言えば列車で、しかも夏ばかり行っていて、

 バスで行くのも、春に行くのも初めてでした。 

 車窓から見える信州の春は 桜、桃、あんず、すもも、コブシ、さんしゅ、ミツバツツジ、菜の花、水仙などが一斉に咲き、

 まさに百花繚乱。 まるで桃源郷のようでほんとに綺麗でした。

 ただ、お天気がちょっと悪くて小雨が降ったり止んだりで、南アルプスの山々は霞んでいました。

 峠越えの時は季節外れの雪が降っていて、芽吹き始めた木々に雪の花が咲き、幻想的な風景。

 春と冬の墨絵のような美しい景色に感動しながら無事に信州に到着しました。

 

まず、この日は上田市別所温泉にある北向観音(常楽寺)を参拝しました。

 

参拝後、長野駅近くのホテルで泊まり、翌朝、善光寺へ。

3月から北陸新幹線が金沢まで延伸開業したばかりなので、御開帳もあり大変賑わっていました。

 

 

国宝善光寺の御本尊、一光三尊阿弥陀如来像は絶対秘仏です。

その身代わりとして御本尊と同じ姿に作られた前立本尊が、約2か月間にわたって人々の前に姿を現すのが善光寺前立本尊御開帳です。

本堂前に建立された回向柱は一尺五寸角(45cm)で、高さは33尺(約10m)。

回向柱は前立本尊と善の綱によってつながっているため、回向柱に触れることは前立本尊に触れるのと同じ功徳があるそうです。

 

 

本堂の内々陣には有名な「お戒壇(かいだん)巡り」があります。

ご本尊が安置されている瑠璃檀と三卿の間の床下に部屋があって、その部屋をロの字型にめぐる暗黒の回廊があり、

この真っ暗な回廊を巡って、秘仏である本尊の真下にある「極楽の錠前」に触れると極楽往生できるというものです。

入り口には、「右手で、腰の高さに壁をなでて・・・」との案内板がありました。

ところで私と一緒にお参りして、すぐ後にいるはずの主人の姿が見えません。

「あれっ?」と思っていると「立ち止まらないで前に続いて下さい。」 

一列並びだから、後ろから来るでしょう」と思いながら入り口の薄暗い階段を降りて行きました。

右へ曲がるとすぐ真っ暗になり、全く何も見えません。

手探りで恐怖に耐えながら何回か曲がっている真っ暗な回廊を歩きました。

45m位だそうですが、ゆっくり歩くので随分長く感じました。

私のすぐ後の男性が、どうやら地元のお元気な御年輩の方らしくて友達を案内されていて、

「わしは何回もお戒壇巡りをしているのに、まだお迎えが来ない」とか云いながら笑っておられました。

ほんとに真っ暗で心細かったですが、全く姿は見えないその方の声で少しは安心でした。

 

 

なんとか「極楽の錠前」に触れて外に出ると、ぱあっ~と明るい光が飛び込んできました。

暗闇が、いかに恐ろしいことか、目が見えるのがいかに有難いことか。。。

 

 

境内は桜が満開でした。

 

参拝を終えて近くの宿坊でお昼の精進料理を頂きました。

 

参道

山門

 

この後、飯田・元善光寺に行きました。 

 

 

 

 バスは中央道、名神高速を走って無事に善光寺お礼参りの旅は終わりました。

 


西国33所 第24番札所 中山寺

2014-10-03 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

2010年秋から初めた西国33所巡礼の旅も一番遠い所(32番、33番)と

一番近いお寺(24番)の3ヵ寺を残して暫くストップしていました。

ようやく9月17日に32番と33番に行ったのですが、UPが遅れていて。。。

一昨日、一番近いから最後に残していた中山寺へ行ってきましたので

こちらを先にUPします。  4年かかってすべて満願しました。

 

山門

北摂の地に紫雲たなびくといわれる中山寺は、聖徳太子が創建したと伝わる

日本最初の観音霊場。本尊の十一面観世音はインドの勝鬘夫人(しょうまんぶにん)が

女人済度の悲願をこめて模して彫らせたもの。  ことに幕末には、中山一位の局を

当山の鐘の緒をうけ明治天皇を御平産されてより、明治天皇勅願所として霊徳を高め、

「安産の寺」としても名高く、安産を祈る人々が全国から腹帯を授かりに参られます。

 

大きな山門の仁王には足腰の病気の回復を願う沢山の「わらじが」捧げられています。

 

山門をくぐってから 本堂までの参道の両側には塔頭寺院が建ち並んでいます。

この塔頭寺院は平成7年1月17日の阪神大震災で、殆どの建物は被害を

被りましたが、見事に復興されました。

 

このお寺に参拝する人々には安産祈願の妊婦さんや、お宮参りの赤ちゃんを抱っこした

ご両親などが多いので、震災後、レベーターやエスカレーターが設置されました。


さらにもう一回、石段とエスカレーターがあります。

私はもちろん石段を登ります。

 

水場で手を清め、ここで「ロウソク1本」と「お線香3本」お供えします。

 

本堂で「納め札」「お賽銭」をお供えして、お勤めします。

最後に納経所でご朱印をいただきます。

 

  

 

五百羅漢堂

 

住所 : 兵庫県宝塚市中山寺2-11-1 

 宗派 : 真言宗中山寺派(大本山) 

本尊 :十一面観世音菩薩 

 開基 : 聖徳太子

 創建 : 推古天皇時代(593~628)

御詠歌 : 野をもすぎ里をもゆきて中山の寺へ参るは後の世のため

 

 

 

ご朱印を頂いた後、奥の院まで行こうとハイキングコースにもなっている参道を登りました。

奥の院までの参道には1丁毎の丁石が立てられていて、全部で18丁あり、

約1時間位の道程ですが、参道はこのようなゴロゴロした石段の急坂もあり

歩きにくいです。 暫くぶりなので息が弾みます。

奥の院までの中間くらいにある夫婦岩展望台に着きました。 

東屋の休憩所があり、そこで出会った人達と暫しおしゃべりに花が咲きました。

1人は大阪から週に2回も電車で来られて奥の院まで登っている人。

もう1人は奥の院に「登拝回数表」というのがあり、「300回登拝すると

表彰して頂けるので頑張っています。今41回です。と!

どちらも1人で来られていて私と同じ位の年の女性でびっくりしました

 

  

夫婦岩展望台からは伊丹空港を飛び立つ飛行機が旋回しているのが見えます。

こちらは大阪方面で、遠くに「あべのハルカス」が見えました。

あんなに良く晴れていたのに、だんだん曇ってきたし、奥の院まで行くには

まだここから上り30分、下り1時間を考えると時間的にも遅かったので

また次回に朝早くからゆっくり来ることにして、この日はここまでで下りてきました。

 


西国33所 第22番札所 総持寺

2013-06-13 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

  吉峯寺で新緑を満喫して、帰りはまた1時間に1本のバスで

阪急京都線「東向日」で下車。 そこから阪急電車で「総持寺」駅へ。 

駅から7分位歩くと住宅街の中に西国第二十二番『補陀洛山 総持寺

(ふだらくさん そうじじ)』の門が見えてきました。

 

 

総持寺の千手観音様は亀に乗った観音様として有名で、子育て観音様、火除け、

厄除け観音様と呼ばれています。また開山中納言山蔭卿は本尊像立に際し、

千日間に亘り料理を御供えした縁により包丁道の祖として祀られています。

毎年4月18日には中納言様の後賓前に於いて包丁式が行われるそうです。 

 

 

楼門形式の山門

 

観音堂(本堂)は織田信長に焼かれ

慶長8年(1603)に豊臣秀頼が再建しました。 

この庭の左に亀の池があるのですが、工事中でした。

 

 

 

住所 : 大阪府茨木市総持寺1-6-1

 宗派 : 高野山真言宗

本尊 :千手観世音菩薩

 開基 :中納言藤原山陰

 創建 : 寛平2(890)年

御詠歌 : おしなべて老いも若きも総持寺のほとけの誓い頼まぬはなし

 

 

 

  

     

 

この日は爽やかな気持の良いお天気でしたが、

今日の関西はなんと36℃以上の猛暑日!!

大阪の豊中市では37、9℃、京都の京田辺市では37、5℃でした。

もう梅雨明けのような青い空に白い雲がぽっかりと。。。

週間予報で今週は雨や曇りばかりだったのに、雨が降るどころか

いきなりの猛暑でお花や野菜の水やりに大変です。

 


西国33所  第20番札所 善峯寺

2013-06-06 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅


6月4日、梅雨とは思えない程、カラッとした爽やかな晴天の日、

西国33所の20番札所・善峯寺と22番札所・総持寺へ行ってきました。

まず、京都市・西山の峰々の中腹にある善峯寺(よしみねでら)へ。 

JR京都線の向日町駅で下車して1時間に1本しかないバスで約30分。

孟宗の竹林に覆われた緩やかな丘陵を過ぎ、木立におおわれた谷間で下車。

曲がりくねった急な山道を登ってやっと東門に着きました。

 

海抜300mの山の中腹をしめる3万坪の境内は手入れが行き届いていて

春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉の名所として関西随一の景勝地である山寺 

 

 


  山門(仁王門)

元禄5年(1692年)桂昌院により再建。両脇の金剛力士像は運慶の作で

源頼朝公が寄進されたと伝わっています。

 

観音堂(本堂)

本尊・十一面千手観世音菩薩は仁弘法師の作

脇立・十一面千手観世音菩薩は源算上人の作

 

 

サツキが満開の石段を登り、天然記念物「遊龍の松」の下をくぐります。

 

 

徳川五代将軍綱吉の生母・桂昌院お手植の、樹齢600年とも言われる

天然記念物の五葉松「遊龍の松」は特に有名。

元は全長54mでしたが、平成6年、松くい虫ののため15mあまり切り、

現在に至っている“日本一の松”だそうです。

幹の高さは2m位ですが、横枝が北と西へ長~~く伸びています。

 

 

 

境内は新緑に包まれ気持良い時間を過ごせました。 

 

 

高野山より移植された樹齢300年の大きい高野槇

 

 

見晴らしの良い景勝の地に桂昌院が祀られている「けいしょう殿」があります。

ここからは京都の街が見下ろせ、比叡山も見えました。

 

 

さらに石段を登り奥之院へ

 

 

奥之院・薬師堂

 

 

帰りにもう一度山門を

 

住所 : 京都市西京区大原野小塩町1372

 宗派 : 天台宗単立

本尊 :十一面千手観世音菩薩

 開基 :源算上人

 創建 : 長元2年(1029)

御詠歌 : 野をもすぎ山路にむかふ雨の空 善峯よりも晴るる夕立

 

 

 


西国33所  21番札所  穴太寺  

2012-10-23 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

 穴太寺前の駐車場に車を置いて、彼岸花の群落&夢コスモス園を見た後、

柿や栗がある民家など自然を満喫しながら歩いて穴太寺まで帰ってきました。   

 

京都府亀岡市にある穴太寺(あなおじ)は山号:菩提山、

西国三十三所巡礼の第二十一番札所となっています。

創建は705年、文武天皇の勅願によって大伴旅人の甥・大伴古麿が

薬師如来を本尊として開いたとされ、丹波でも屈指の古刹です。

 

 

 三門

 

 

本堂 

 

 

 多宝塔 (京都府指定文化財)

 

 

京都府指定文化財となっている庭園を拝見しながら静かな時を過ごしました。

俳句の句材はいっぱいあるのですが。。。

 

 

  池には鯉が泳いでいて多宝塔も見えます。

 

お庭を拝見してから内陣へ。 「本堂」内陣には本尊の薬師如来と

札所本尊の聖観世音菩薩が安置されています。

本堂の右脇壇に安置され布団の中で横になる

釈迦如来大涅槃像は病気平癒の「なで仏様」として知られ

体の悪い部分と同じ場所を撫でるとご利益があるとして親しまれています。

本堂内は撮影禁止なので残念ですが、私も頭や肩を撫でてきました。

 

 

 

 

 

住所 : 亀岡市曽我部町穴太東ノ辻46

宗派 : 天台宗

本尊 : 薬師如来、札所御本尊聖観世音菩薩

開基 : 大伴古麿

創建 : 慶雲2年(705)

御詠歌 : かかる世に生まれあふ身のあな憂やと思はで頼め十こゑひと聲

 


 

 

 

○釈迦涅槃なでて願かけ秋日和

○里山の古刹巡りて曼珠沙華


三室戸寺

2012-06-02 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

5月5日、西国33所第10番札所、京都の三室戸寺に行きました。

 

三室戸寺は約1200年前(宝亀元年)、光仁天皇の勅願により、三室戸寺の奥、

岩淵より出現された千手観音菩薩を御本尊として創建されました。

開創以来、天皇・貴族の崇拝を集め、堂塔伽藍が整い、霊像の霊験を求める庶民の

参詣で賑わうこととなりました。 

宝蔵庫には平安の昔を偲ぶ五体の重要文化財の仏像が安置されております。

現在の本堂は約180年前(文化二年)に建立された重層入母屋造りの重厚な建築で、

その背景には室町時代の十八神社社殿、東には鐘楼・三重塔があります。(パンフより)

 

  

 

5千坪の大庭園は枯山水・池泉・広庭からなり、2万株の平戸ツツジは

ちょうど見頃で、赤・白・ピンクの花が斜面を染めていました。 

1千本のシャクナゲは遅咲きの花が咲いていました。

もうすぐ1万株の紫陽花が咲くので「アジサイ寺」とも呼ばれています。

 

 

 

 

住所 : 京都府宇治市菟道滋賀谷21 

 宗派 : 本山修験宗(別格本山)

本尊 :千手観世音菩薩

 開基 : 大安寺行表法師

 創建 : 宝亀元年(770)年

 御詠歌 : 夜もすがら月を三室戸わけゆけば宇治の川瀬に立つは白波

 

 

 

 

新緑の山を借景に咲き乱れる色とりどりのツツジに囲まれて

習い始めた俳句を考えたり、茶店で隣り合った御夫妻とお話したり

ゆったりした1日を過ごしてきました。

 


書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)

2012-05-10 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

4月25日、西国三十三ヶ所第27番札所・書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)に行ってきました。

姫路市北西部にある標高371mの書写山に位置する圓教寺は、平安中期に建立され

「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格は高く、西国三十三ヶ所中、最大規模の寺院で

比叡山、大山とともに天台宗の三大道場と並び称された巨刹です。

都から遠い土地柄でありながら皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇・法皇も多かったそうです。

 

昔は難所だったそうですが、今は麓に車を置いてロープウェーで一気に山上まで行けます。

そこから本堂までバスも出ていますが、山は新緑で気持良いので歩いて登ることにしました。

樹齢何百年もの木々に囲まれ、ほとんど昔のままのような急な参道の両側には

三十三所のご本尊の各観音さまが祀られ、独特の雰囲気を醸し出していました。

 

 

◎摩尼殿

天禄元年(970年)に建立。本堂は、急斜面の岩山に築かれた壮大な掛造り(舞台造り)です。

本尊は如意輪観音で、国指定重要文化財の四天王像もここにまつられています。

 

◎三つの堂

室町時代に建てられた国の重要文化財です。大講堂は、学問と修行の場、

中央にある食堂(じきどう)は修行僧の寝食の建物で、常行堂は常行三昧という修行をする道場です。


◎開山堂

寛弘4年(1007年)に建てられ、県指定重要文化財となっています。現在のものは江戸建築で

左甚五郎の作とされる力士や扉が残されています。

 

 

住所 : 兵 庫 県 姫 路 市 書 写2968

 宗派 : 天台宗

本尊 :如意輪観音

 開基 : 性空上人

 創建 : 康保3年(966年)

 御詠歌 : はるばると登れば書写の山おろし松の響きも御法(みのり)なるらむ

 

 

 

 

 

             

 

 

2003年公開のハリウッド映画 『ラストサムライ』 やNHK大河ドラマ 『武蔵』 の

撮影が行われるなど、ロケ地としても有名です。

 


西国33ヵ所巡り  第29番:松尾寺

2011-10-28 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

成相寺を後に第29番札所:松尾寺に行きました。

美しい山容から若狭富士と呼ばれる青葉山の中腹に位置する古寺。

青葉山が中国の霊山、馬耳山に似ていることから入山した上人は山中の松の大木の下で

 馬頭観音を感得。 その松の木の下に草庵を結んだことが寺の始まりとされる。

その後、元明天皇の勅願寺となり、寺号はその松の木にちなむという。

また漁に出て嵐にあった春日宗太夫が馬頭観音の化身である白馬に救われるという

霊験譚が伝わり、昔より交通安全や農耕を加護するとの信仰を集める。

 

 

 

本堂(後)は二層屋根の宝形造りで向拝に唐破風をつけた珍しい造りになっています。

  本堂正面の手前にある手水所の屋根も宝形造りです。

 

雨が本降りになり、コンデジのバッテリーも切れて(昨夜 充電したのに? 壊れた?)

携帯で撮ったこの写真1枚だけ~残念!

 

 

住所 : 京都府舞鶴市松尾532

 宗派 : 真言宗醍醐派

本尊 :馬頭観世音菩薩

 開基 :威光上人

 創建 : 和銅元年(708)

  御詠歌 : そのかみは幾世経ぬらん便りをば千歳もここに松の尾の寺

 

 

 


西国33ヵ所巡り  第28番:成相寺

2011-10-28 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

10月5日、西国三十三ヵ所第28番札所:成相寺と第29番札所:松尾寺へ!

今回は京都府の丹後半島など日本海側で遠いのでバスツアーで行きました。

まず成相山・成相寺(なりあいじ)から・・・

成相寺は西国札所最北端に位置し、眼下には日本三景の一つ、天橋立を望む

成相山の中腹にある寺。本尊は「身代わり観音」や「美人観音」として有名である。

 また、願い事が必ず成り相う(かなう)お寺としても知られている。

他にも悲しい伝説を秘めた「撞かずの鐘」や、左甚五郎作の「真向の龍」、

雪舟筆「天橋立図」にも描かれた五重塔も平成17年に復元される。

本堂、鎮守堂、鐘楼は京都府指定文化財となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

住所 : 京都府宮津市成相寺339

 宗派 : 橋立真言宗

本尊 :聖観世音菩薩

 開基 : 真応上人

 創建 : 慶雲元年(704)

 御詠歌 : 波の音松のひびきも成相の風ふきわたす天の橋

 

 

 

 

 

 

 

 

笠松公園より高い位置の境内より天橋立を望む

あいにく小雨が降ったり止んだりの悪天候だったのが残念でした。

 


西国33ヵ所巡り  第9番:興福寺・南円堂

2011-10-13 | 西国三十三ヵ所巡礼の旅

ずっとUPが遅れていますが、9月27日~28日、一泊で奈良へ行ってきました。

近鉄奈良駅下車、まず西国三十三ヵ所第九番札所、興福寺・南円堂へ。

 南円堂は藤原冬嗣が父・内麻呂追善のために建て、

不空羂索観音を祀ったのが始まりと伝わっています。

 

 南円堂内陣は非公開ですが、毎年10月17日に特別開扉されます。 

 私は以前、「興福寺国宝特別公開2008」の時に見学しました。

 

 

 

 

 

住所 : 奈良市登大路町48 

宗派 : 法相宗大本山

本尊 : 不空羂索観世音菩薩

開基 : 藤原冬嗣

創建 : 弘仁4年(813)

御詠歌 : 春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲

 

 

 

 

現在の興福寺は境内の中央に「中金堂」を再建中です。

多数の国宝や重要文化財が保存されている「国宝館」は「平城遷都1300年祭」の昨年

リニューアルされて、以前はガラスケースの中に収められていた乾漆八部衆立像が

目の前で生鑑賞できるようになり、阿修羅像の八部衆がずらりと並ぶ様は圧巻でした。