利尻島・鴛泊(おしどまり)港に到着。
稚内の南西52Kmの海上に位置する利尻島は標高1.721mの利尻山を
そのまま海に浮かべたような島です。
海霧の礼文島と違って、こちらは晴れて逆さ利尻富士が綺麗に見えました。
姫沼
姫沼と探勝路 (看板より)
大正6年に、点在する小沼と湧き水を利用して造られた湖でヒメマスを放流したことから
名付けられました。原生林に囲まれた湖面には「逆さ富士」が映り、静寂な森のなかに
幻想的な風景を作り出しています。一周約1kmの探勝路では梢を飛び交う野鳥の姿も多く
美しいさえずりが絶え間なく聞こえてきます。北麓野営場に至る「ポン山姫沼探勝路」は
雄大な自然林の中を草花を楽しみながら歩く、自然豊かなコースです。
利尻島のシンボルで「日本百名山」のひとつでもある利尻山。
ここから見る利尻山は山腹に大きく谷が切れ込み、
秀麗な富士の姿とは違った山容を見せています。
オタトマリ沼
オタトマリ沼 (看板より)
三日月湖を含むこの周辺は沼浦湿原と呼ばれています。
この湿原は、海の水際の爆発的な噴火で爆裂火口ができ、噴火の時の火山砕屑物が
まわりを取り囲む丘を作り、そこにできた窪地に水が溜まり沼ができました。
その後、この沼に植物が入ってきましたが、気温が低いなどの理由により
バクテリアの働きが不活発なため、植物が枯れても十分分解されずに堆積し、
泥炭層が形成されて湿原になったものです。ここでは、針葉樹の中でもより厳しい
環境に耐えられるアカエゾマツが湿地性の群落をつくり、
初夏にはカッコウやツツドリの声も聞くことができます。
オタトマリ沼の周辺には、7月初旬エゾカンゾウ、ヒオウギアヤメなどが咲き誇り、
沼を一周する遊歩道は距離1.1㎞、所要時間はおおむね20分です。
利尻島南部に位置する沼浦湿原にある利尻島で最も大きな湖沼。
北海道銘菓「白い恋人」のパッケージは、この沼で撮影された風景とのことですが、
ここに着いた頃、急に霧が出てきて残念ながら利尻山が見えませんでした。
エゾカンゾウ
オタトマリ沼畔のお店で匂いにつられて~ホタテのバター焼き、美味しかったです。
南浜湿原
南浜湿原は海のすぐ近くにあり、低地にありながら「ミズゴケ」の発達した「高層湿原」として
小さいながらも国内にはあまり例を見ない、学術的にも大変貴重な場所です。
利尻島の中でも特に、四季を遠して たくさんの花が咲く名所です。 (看板より)
アカエゾマツが広がり、ヤマドリゼンマイ、水芭蕉の大きい葉やワタスゲが咲いていました。
ヤナギトラノオ
カキツバタ、ワタスゲ
駐車場の周りに咲いていたルピナスやオダマキ
道路の側で雑草のごとく あちこちで見かけました。
=続く=