ちょっと話

「過去世から持ち越してきたカルマ。それを解消するために今世がある。現実世界はその修行の場所なのだ！」
って、本当でしょうかね？スピリチュアル系の本には良く書いてありますが、私は必ずしもそうではないと思っております。
カルマやら輪廻転生とかはある一つの宗教観ですからね。
むこうで行われている事を人々に分かりやすく教えるために作られた言葉が、前に述べたものなのだと思っていますので。だから、嘘を言っているわけではありません。善悪の基準の中で生活している私達にとって、受け入れやすい表現をするとこうなる、という事なのでしょう。
だいたい、向こうの世界に善悪の基準がないのならば、カルマというものも存在するわけないです。善悪の基準がある現実世界に当てはめると、カルマと言うものが現れてくるのですよね。そして、過去世での過ちが今世にも影響を与えていると言う考え方。過ちってなんでしょうね？基準が無い世界から見れば、そういうものも存在しないはずです。
「過去世の自分が犯した罪のために今苦しんでいる。」「過去世のカルマが今も私を苦しめている。」果たしてそうでしょうか？
「何々のために、今が悪いのだ！」と言っている人は、その何々に依存しているのです。

「政治が悪いから今の自分の生活が苦しい」と言う人は政治、国家に依存しているのです。
「親が悪いから今の自分になった、」親に依存しているのです。
「先生が悪いから勉強ができなくなった」先生に依存しているのです。

以上のような例と同じで、カルマのせい、過去世のせい、と何でも自分以外のせいにしているのは、そのものに依存している証拠ですね。
　依存は執着を生み、執着は憎悪を生みます。そこに感謝の気持ちは存在しません。
スピリチュアルに目覚めた方々の最初の問題点は、ここにあると思います。過去世、カルマのせいにせずに、今ここにある自分は何をするべきなのか？それを考える必要があると思いますね。
　実際に過去生からの影響はあります。ただ、それは影響がある、という事であって、それがすべて自分の人生を支配しているわけではありません。
その影響は、ヘミシンクなどを用いて自分で過去生を認識する事で解消できますしね。レトリーバルがこれですね。
コンピュータのプログラムもそうですが、問題のある部分を見つけられれば修正できるわけですから。自分の過去生の影響でいまの生に影響がでているのならば、そこを修正すれば問題なくなります。
　問題は、そのあと。過去世からの影響、カルマの影響、と思い込んでいる人は、何につけてもそのせいにしてしまって、なかなか「過去世依存症」から開放されません。すると、他の過去生からの影響を導いてきたりします。
　依存は危険ですよ。タバコも酒も、女もギャンブルも、依存したら身を滅ぼします。
過去世もカルマも、スピリチュアル系も宗教も、ヘミシンクもそうですが、なんでも依存しては身を滅ぼします。ほどほどに。
　まず、「過去世があろうが、カルマがあろうが、そんなものは関係ない。今の自分は私が主導権を握るのだ！」と思った上で、周囲の自分を支えてくれるすべての存在に感謝の気持ちを持つ事が大切なのかなと思います。
ガイドに依存してもいけませんし、指導者に依存してもいけません。高次の存在に依存するのもいけません。神だろうがなんだろうが、みんな同じです。
すべてに、対等な立場で接する事が大切です。すると、そういう存在は私達に『気付き』を与えてくれます。ガイドは私達を『導く』のではありません。『気付き』を与える事により、私達に成長する機会を与えてくれます（と言いながら、面倒なので私はガイドの導きと言う言葉を使っていますが）。私達が気付くことで、ガイドは次の『気付き』を用意して次々と私達を成長させようと待ち構えています。
　その『気付き』にたくさん気付いていくと、自分の周囲に存在しているものがすべて自分を助けてくれている事に気がついてきます。
そうなるとしめたもの、運気がどんどん上昇するのです。
なぜか？今の世界に存在しているものは向こうの世界の写しです。ならば、今の世界にある気付きを見つければ、本来の自分の進む道が見えてくるというものですね。
流れに乗る事、これが一番人生で良い運気を招くのだと思っています。

ま、今こうやって書いているような内容は、今までにいろいろなスピリチュアル本やら心理学の本やらに書いてありますのでいまさら書く必要もないのでしょうが、ヘミシンクでも、このあたりのさじ加減が重要です、ということで書いてみました。
　
　ここのところ、ガイド拝見などを行っていて、過去世のせい、カルマのせい、とそこで思考停止している人が多いのではないか？　という事をちょっと感じましたので。
　もっと自分が主人公なんですから、過去などに囚われずに楽しく生きたほうがいいですからね。ヘミシンクはそのお役に立ちますよ。

私が『過去世』　ではなくて『過去生』と書くのにはこのあたりのこだわりもあったりします。「過去の自分の世の中」ではなくて「I／Tのなかにある、過去に存在したであろう自分と関係の深い生」という意味合いですね。なので、私の見ているのは「前世」ではありません。だから、自分と時間軸が重なっている人物の場合もあります。
　「過去生＝前世」　ではない、という事に気付くだけでも、世の中の物の見方が広がってきます。見方に制限をかけているのは今の私達なんですよね。

　今の世は修行、ではなくて、いかにこの現状を楽しむか、そこが重要なのだと思います。

仕事が忙しい、休みもすくない、旅行なんて行く暇もない。給料もねえ・・。という私の現状がありますが、これって、考え方によっては最悪ですよね。
しかし、それを逆手に取れば、どこにも行く時間が取れないので、ヘミシンクに打ち込めた。給料が安いので本を書いてお金を稼ごうと言うモチベーションが上がった。休みが少ない分、いかに効率良くヘミシンクをやるか！という工夫をする事ができた。などと良い方向（なのか？）に意識を向ける事ができたわけです。
そこから何の結果を得るか、そこが大切ですよね。

人間、金とヒマがあるとヘミシンクよりもっと面白い事に熱中してしまうところですが、私には運良く（？）その両方が欠落していたので、今があります。
ヒマと金の無い（初期投資はかかりますが）人向けの素晴らしい趣味だと思いますね。

「ヘミシンクをやって、現実世界をエンジョイ！」

これが、今流行の２０１２年にむけた生き方ではないでしょうか？

なんとなく、最近語ることが多くなっていますが、これも上のほうからのメッセージでして、「お前ちょっとこれ書けや。」みたいな感じで指令が来ます。
なんか、今の時期にこういうことを書く必要があるのでしょうね。個人的にはあまり説教くさいブログにはしたくないのですが。
まあ、高次の方々の意向を尊重しておくと、あとでなんかもらえますからね。
そいえば、モンローさんが何かくれると言っていたあとに、大量の薪をもらう話がきましたが、まさか報酬ってこれの事じゃないよなあ、と思ったりしましたが。
どうせならお金が欲しいですね。